たまには「計算」 (101231 補記)
なんか今年もずっと鳥と目のない・・・ちゃった、とりとめの無い迷走ブログを書いてきましたけれど、とうとう今年も大晦日になりますた。
木登りってのはやってみると結構楽しい遊びですけれど、ロープを使った安全木登りで一番強く指導されるのが降下時の速度ぢゃないかと思います。 今年の シメ はこの降下速度がらみのテーマで・・・
いきなり ですが。
高い位置に置かれた質量には位置のエネルギーってのがあるってことになってます。
位置のエネルギーってのは、言って見れば「何らかの量の仕事をする可能性」のことですけれど、実際にこれは降下とか落下 とかで物理的な現実の作用を引き起こし、最終的には熱となって周囲に散っていくわけです。
んで、
これまでリギングで使うポータラップ、摩擦制動器、をナニゲに使ってきているんだけれど、これってつまるところは位置のエネルギーを摩擦熱に変換する道具なワケです。
具体的に
60kGのクライマーを、12mの高さから、カラビナとかエイト環にミュンターヒッチをかけてギリギリと下ろすビレイ作業ってのを考え、この位置のエネルギーが どんだけ~ の熱になるか計算だけでもやっておこう というのが今日の思いつきだったりします。
位置のエネルギーってのはM*G*Hで計算されるって事ですけれど、それが具体的にどういう生活感覚(笑)のものなのか把握しておきたい・・・ と思ったりしてますし。
念のため、Mは質量(kG)、Gは重力加速度(9.8)、Hは高さ(m)で、計算された結果はジュール(J) ってことでした。
上のクライマーのエネルギー値を計算しますと
60*9.8*12 = 7056(J) です。
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