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15年も前の事など

« 君は白樫400kGを切り出せるか(追記メモ) | トップページ | 3月31日嵐の中のリギングシステム設定作業 »

2012年4月 1日 (日)

白樫丸太のトラック積み込み

 今更珍しい事でもなんでもないんだけれど、3バカ連での重量吊り上げ作業はいよいよ佳境に入ってきたんでね・・・ 

 

Imgp0171 Imgp0172 朝から天気予報のとおりの嵐のような強風。

 

バタやんにはバランス吊りの吊り上げ点設定用に、昔のカメレオンロープでプルーシックを組んでもらい

 ヤマさんには2倍力システムを組んでもらい、

 重量丸太を人力で吊り上げて家具屋さんの2トントラックの荷台にじわっと載せる というテーマの作業を行った。 

 

 実荷重は写真のとおり、540kGだった。

 LED表示器のスキャニングタイミングとカメラのシャッターの同期がずれて上半分の54だけが映ってるんだけれどね。

 予測してたのは789kGだった

 写真では判りにくいが、扁平な材での面積計算の誤差だと思う。 

    安全方向だ とはいえ、ちょっと残念な大きさの誤差だった。

んで。

 平時でも樹上作業というのは混乱しやすいものだ  

 

Imgp0173 Imgp0174 

特に今回は 風に体ごともっていかれちゃいそうな強風の中、地上12mでのアンカー設置。 

 まだ経験の浅い人にとっては実に良い試練になる・・・ と思う wink ってか、思ってた。 

 

 

 実際にはヤマさん、揺れる木の上でのアンカー設置に実に沈着冷静に対応 してる・・・ 

 

と、おもいきや smile

 

隣の木の同じ高度で間近に観察しながら時々アドバイスしてたんだけどね。

 倍力システムの組み立てに 随分時間がかかるなぁ? と、じっくり見てたら・・・

 あん?

 

Imgp0176

Imgp0175_2

 

 

なんと、普段手馴れているはずのランニングボーリンにてこずっている事に気がついた。

 

 

あ~ これはいい経験をしてる confident 。

 

 

 

 

 実際に樹上では、特にこれだけ激しく揺れ動く強風という条件では、人間の精神は自覚以上に緊張しているものだ。

 いわゆる「頭の中が真っ白」に近い状況になってる。

 だから、そういう時の判断力は、自分ではしっかりしているつもりでも全然信用しちゃなんない。

 そのためにということもあって、今回のヤマさんはスパーを履きランヤードクライミング装備、かつ、SRT滑車トップアンカーでのDdRTロープクライミング装備 つまりレスキュー対応S-DdRTシステムをつけ、かつ、途中まで脚立を伸ばして「上げ底」したシステムで作業をしてもらっている。

 

 つまり、何かあったとき隣の私がレスキュー ってか、出前迅速のラーメン屋みたいに即時応援ができるように組み立てた現場だし。 

 だいたいこんな状況でのクライミング、本当なら日を改めるっての私流なんだけれどね。 今回はグループの将来のリーダーになるべき人の渉外経験にもなってる。
 実行部隊はちゃんとやれるという判断がついてたので、そのリーダー候補の鍛錬の意味もあって強風下での作業となっていたワケだし。

 降りてから、「アタマが真っ白になったとおもったら何もせずに応援を要請してくれ」 と助言しといた。

  自分でやって欲しいのはランヤードのフックを外すことだけだけど、それも自分ではやらんといておくれ と偉そうに教育的指導 sweat01 なんちゃって。

とにかく、NPO若手・後進を指導する立場に居る老齢bleahクライマーさんの指導者講習だからね。

 じっくりとたっぷりとこういう体験をしてもらうし、経験値の少なさは2重3重の安全対策でカバーしていってもらう。

 プロでやる場合であっても、オイラ、そういう労働装備率ってかな 軽く考えちゃなんないと思ってる。 

 奇妙な 粋とか伊達とかの意識、卒業してほしいもんだけれど 林業のような世界ではそういう「格好良さ」ってのが大きなモチベーションになっている面もあると思うと、やっかいだね。

 「安全」のために金・時間をかけるのって 現実にはちょっと難しい だろう・・・ けれど、落とした命は拾って返せないからね・・・ 取り返しのつかないことは やらないに限るんだって think 。

-----

約束の2時を大分まわって雨が降り始めてから家具屋さんの2トントラックが現場到着。 即座に積み込みをはじめたんだけれど、ジャストタイミングで天気予報どおりの驟雨来襲で全身ずぶ濡れになってしまった。

 2時には積み込みと思ってたんで着替えを用意してなかったのは私の判断ミス。

 ぬれた下着まで全部脱いでナイロンジャンパーを素肌に着たんだけれど、荷を積んだ4駆でない2トントラック、完全スタックして立ち往生の様子をみて バタやんのロープを出してもらい私の軽トラで牽引をかけ脱出劇2回。

 なんとか無事に荷を搬出できたみたいで、木びちっこの会の渉外役ってか、将来のリーダーさんも無事に意図した作業を貫徹できたかと思う。

なによりも、だ。

 美しい自然とか豊かな森とか鮮やかな緑とか

 そういう机の上のおはなしばかり並べたテレビ番組の中の里山 ってのがある。

だけれど、これだけの強風にあおられて大きなゴン太い枝がへし折られ風に吹き飛ばされて住居の屋根上におちてくるのも里山。

 かつては藁葺き屋根を守ってくれた防風林が、今では育ちすぎ、腐れがはいって瓦葺屋根を割ってしまう害をなす。

 そういう民家の住人にとってみれば、自然というのは美しいばかりのものぢゃあないんだ ってことを「体得」してもらうその第一歩になってくれれば良いが と思う。

 なんちゃって。

さあ、この材が「さんとめの木を活かす」ことにどのようにつながるか その人間模様も含めて 人生晩年の楽しみは益々深まるのであった・・・ ちゃんちゃん♪

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コメント

御苦労様です。私も木挽き屋さんブログで勉強しておりました。私の会社の若手も興味津々?で見ていると言っておりました。私もクレ-ン車等で吊り切りをしておりますが、やはりクライミングと目測重量は欠かす事が出来ない知識だと思います。そもそも?クライミングの技術無くしてのクレ-ン吊り切り作業は危険だと感じています。やはり..基本人力作業...それから、重機...順番的には、そのほうが良いと思います..。ついつい...クレ-ン車に頼りがちでは?勉強、勉強の繰り返しです。

渡辺さん久しぶりです。
 私のほうは伐りおろした材で挽き物をつくったり彫刻に刻んだりの毎日です。
 今日の記事は搬出での道具使い。 あんまし参考にはならんと思うけれど、リギング用品などの使い方も色々ありますし、それなりに面白い工夫ができるわけです。 ただ、判ってしまえば「その程度の事」でも、わからなければ大変な汗とか危険とかを伴うのが重量物との付き合いですよね。
 ちょっとした手順にしか思えないことでも、そこに神の如き知恵が詰まっていたりする。

 特殊伐採の世界って、そういうことのカタマリみたいなもんですね。
 また一緒に遊べる日のくることを楽しみにしています。

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