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15年も前の事など

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2012年3月30日 (金)

君は白樫400kGを切り出せるか(追記メモ)

なんちゃって smile 

昨日の研修会の記録、バタやんから送ってもらった写真をあれこれ見てみます。

400kg  Dsc_0091_org いきなり重量計の写真から・・・

 右は最初に吊り降ろした大枝の重量、目見当で150kG程度と予測。 実測は写真のとおりでした。 

 

 左はそのあとで吊り降ろした幹部分の重量。

 切り下ろす段階で400kGと宣言、切断位置を決めたものです。
 実測は370kG程度。 
 3バカ爺さんの集りにしては、まずまずの精度が出ていたように思います。

今回の研修、肝心のポイントは体で重量を感じること think 。

 ローププラーがどれだけのものか、許容荷重についてはメーカーがあれこれ適当な数字を挙げてるワケですが、実際にその荷重を牽引するとき、どんだけ~~~ の力が必要なものか たぶん頭でっかちな「だろう」ワークばっかしという事になってる事例が多いんぢゃないかと・・・ bleah なんちゃって。

 ま、実際にローププラーのWLL 750 680kGを本当に牽引できる力ってのがどんだけのものか、判ってるひとは相当少ないだろうと思います。

当然ですが、広葉樹ひっぱりアテ材の特性の横張り枝、そのままにしておいて伐採ってのは相当にヤバイんですよ。
 確実に管理された状態で倒すなり寝かすなりするには、まずそれだけ張った枝を始末できなきゃなんないし、その前提で木に登れなきゃなんない。
 登っただけぢゃ意味がなくて、思い通りのポジショニング、体の安定、その上で受け口老い朽ち(←また同じ誤変換してる)を となるんですけどね・・・

でも、実はその前の段階でもっと大事なポイントがあるワケで。

 つまり、重量の予測が出来てなきゃ話になんない。

 今回の3バカ爺さんの特訓キャンプは、つまりそーゆー事だったワケです。

 

はっきり言って、木登り道具なんてのは凝れば凝るほど危っかしいもんだ coldsweats02 と思ってます。

Dsc_0036_org Dsc_0042_org  私の考えは あくまでKISS。

 根幹のロープの信頼性ひとつ満足に理解把握できてないまんまではとてもとても・・・ って気がしてますが、そういう私自身、どこまで理解把握しているものやら gawk

それと、幾ら数字をかき集めたところで、実際の体でしか読み取れない「重量」でものの本当の姿がある と思ってるんで。

 これはただ傍で見ていても幾ら繰り返しても絶対にわかんない と思いますです。

Dsc_0073_org Dsc_0090_org  なので、

 

今回の特訓は ローププラーでどこまで牽けるか 用具の能力とア~タの実力とをちゃんと見ておこうって眼目でした。


 

Dsc_0094_org
 それと、GRCS 基本はキャプスタンに5巻きして使うべき道具 つまり最適なロープ径は1/2インチだ! と私は思ってるワケでさ、その理由を口で説明しても判んないヒトにはわかんない。 

 
 

 

Imgp0135
 ロープとしては一ランク上の5/8インチ径のステーブルブレードを自然に4巻きして300kG超の荷重でロープの滑り始めを目で見てもらい、それを5巻きに直してやればちゃんと400kG程度の荷重を吊り上げできる事も体感目撃する。

 まあ、これまで私が書物やDVD、そして体験から学んだ色々な事をひととおりなぞっておきたいと思って開いている研修会なんですが、数字をいくら並べたてても判んないことっては一杯ある ってのが私の持論です。

 自己流があんまし偉そうな事を言うと拙いかな なんて思ってたんですが、世の中、ほとんどの技術体系が自己流で成り立っている現実を踏まえてみると そういう態度ってのはある意味、卑怯だったかな と。

 なんちゃって catface 。

 数字ってのはあくまで前提条件の確認手がかりにすぎません。
 ツリークライミングってのは、あくまで安全登高の基本手順に過ぎません。

Dsc_0104_org
ツリーワークってのはその先にあるもの、納得するためには 本気の重量物sweat01 と対峙した感覚をまずしっかりと掴む必要があるんだと思ってます。

 
 

 とは言え、私も今回は 400kG と宣言した白樫の幹を切り落として実測370~kG という精度は出せたものの、ポータラップ(+オペレータ)の能力を超える荷重であることを理解していませんでした。

 結果として、ロープ表面にアイロンをあてて変色させてしまうという大きな失敗。

 基本的に、100kGあたりを越えた荷重を「スラムダンクシュート」で降ろすのはロープ損を前提に考える必要があると思いますがね・・・ まあ、そういう失敗を笑ってしまうというのは精神的に救いのない駄目ないきかたですからして、真摯に反省しなきゃなりません。

 カタチあるものは何時か壊れる というのはただの言い訳。

Imgp0133  もっと高い位置にアンカーが取れる状況だったわけですからね、今回は。

 ちゃんとアタマを高いアンカーから吊っておいて、衝撃荷重を殺して寝かすことができた筈なんですが、実はこの訓練、土曜の家具屋さん充て出材の500kG幹切り出し作業で想定していた設定なんですよね・・・ 

 だから省略してしまった複合手順。

 いやぁ~ ロープ損はしっかりとしたペナルティでした。

 無論、表面が少し熔けただけで
 「今ただちに健康に害があるとはいえない」
 って程度の損害ではありますけれど、駄目なものはいくら理屈をつけても駄目 ですね はい。


 スラムダンクシュートは50kG~100kGあたりで止めておくべし。

 川越の3バカとしては、そのあたりを基準に設定しようと思います。

 無論、50kG未満のトップカットもバカにしたもんぢゃありませんがね、多分それでは「本当の」重量物とはとても言えない、現実離れした経験にしかならないと思います。

 

   技術には適用できる範囲ってか ヒト、もの、時間、色々な要件から成り立つものでありまするからして、ユ~チュ~ブあたりの動画見ただけで アーボ全能って 流れがもしあるとすれば、そこには一発 石を投げておこうかと思います。 自分で撮った写真、バタやんから貰った写真、いつものピカサアルバムにUpしておきました。

2012年3月30日 
 

--------
追記メモ
--------

残存白樫5本 周長cm DBHcm  3m短コロ重量   1m単位重量
#1     150   50    789kG     263kG
#2     170   57   1025kG     342kG
#3     156   52    853kG     284kG
#4     208   69   1502kG     501kG
#5     177   59   1098kG     366kG

 

 

Rigging Software:
切断幹データ  実測:370kG
---------------------------

0164
 元口 周長99cm 径33cmΦ
 末口 周長65cm 径21cmΦ
 全長 4m22cm
 ---------------
 単純平均径27cmΦ 形状重みづけ30cmΦ

 
 
 

 Oak VeryWetモデル

 27cmΦ:324kG
 30cmΦ:399kG

評価:
 白樫重量の概算見当をつけるとき Oak 適用で大過ないものと思われる。

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リギング技術研修」カテゴリの記事

コメント

こう言う積み重ねが一番大事ですよね。

実際に目で見て確認し、身の丈を知る。
こした地道な活動の積み重ねこそ、本来の経験です。

勉強になりました。
早速今年のアーボリカルチャー研修会に計測実技を取り入れます。
ごっつぁんです!

吉見さん、コメント有難うございます。
 普段よく口にされるセルフレスキューのあり方について 私も、不断の心掛けというか、考えることは多々あります。
 樹上ランヤードでセキュアした自分の身に何かが起きたとき、どのように行動すべきか 頭の中でシミュレーションしたり。
 んなワケで中々大人しい上品な老人にはなれないままです。
 勝手に若い気分で居ますので、これからも適当にお付き合いいただければ幸いです。

はじめまして!特殊伐採の技術を身に付けたいと思っている20代の者です。インターネットなどで検索していたところ木挽屋さんのblogを見つけました。まだまだ全然分からない事ばかりです・・。写真などたくさん載せておられるので色々と勉強になります。
これからブログ拝見させてもらいます!

はじめまして九州男さん。
 同じような名前の仲間が居るので、もしかしたら知り合いかと思ったのですが、20台ということなので何故かしらほっとしていたりします coldsweats01
 特殊伐採という仕事は相当に危ない仕事なので・・・とは言え、林業自体が大体が危ない仕事ってことになりますね。
 しっかり研究していつも確信を持った作業をするように努力したいものですね。
 私のブログを参照してくださるとのこと、大いに面目と思いますが、文字情報で伝わることには誤解省略がつきものですし、イラストも受け取り方で勘違いとか、まあ、色々あると思います。
 事故とか怪我とかの事件があっては何をやっても無意味になりますんで、とにかく勉強していってください。
 これからもよろしく。

同じ名前の人がいらっしゃいましたか、すいません!自分は林業会社で10年ぐらい林業に携わっているんです、ラフターで吊りながらの特殊伐採は何度かありますが、ロープを使っての伐採技術はまだ全然分かりません、どうしても技術を身に付けたくて洋書やDVDなどから学び出したばっかりです。会社ではあまり特殊伐採の仕事自体がないので実践してみたいんですが・・
ツリーワーカーとかいう講習もあるそうなので参加してみようかと思っているところです。
長々と失礼しました。

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