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2010年2月 4日 (木)

海外でのツリーワーク技術研修・・・?(誤記訂正100204)

実際にそこまでやるか? って話になるわけだが、WesSpur社で公開している有料講習内容をWebページに転載した。 

→ http://pabllo.cocolog-nifty.com/kobikiya/starrs.html

モジュール1~4がそれぞれ 2日かけて4万5千円。 
 モジュール1で教える内容はDRT,SRT,スパー、フリップラインだと。
 モジュール2の内容は樹冠作業、フットロッキングとレスキュー入門。
 モジュール3はレスキューを2分割して合計4日の講習になるらしい。
 (レスキューってのはちょっと自得できない技術だから、ここに重点がおかれているというのは実に論理的な組み立てだなぁと思う。)
 モジュール4がようやくリギングの初歩。

 スナップ・カットやジャンプ・カットなどのチェンソー枝打ち項目を挙げて教えているところを見ると、Beranekさんの流儀に沿った技術体系になっているようだ。
 Beranekさんの方法論ってのは単にバッサバッサと木を切るだけに終始して終わってしまってるんぢゃないだろうか。 ちょっと気になる。

TCJだとモジュール1を2つに分け、4日間かけてちゃんと教えているが、スパー登高は除伐前提なのでリクリエーションからは除外している。
 それなりにスジが通っているやり方だと思うが、ワーキングは完全に別! という組み立ては自分にとってはかなり残念。

モジュール5、6はそれぞれ3日間かけて一日あたり3万5千円。
こっちはリギングとか伐採とか。

 国内でこれと同じレベル・内容を教えている団体ってのは無いのかしら。

 あ~そういえば・・・ サドルもセンターDリングではワーキング作業には辛い。

 でもセンターブリッジのサドルをワーク用に別に購入するとなると、結構金がかかるからなぁ・・・

モジュール5、6はそれぞれ3日間のコース組み立て。

日本でこういうのをやってくれそうな所って・・・ どうなんだろ?

 英国帰りのアーボ経験者やカナダ、オーストラリアでの経験者もどんどん増えてきているんで、あまり長く放置しておくと日本の林業(特伐)の技術体系がシッチャカメッチャカになってしまうような気がする。
 (余り種々雑多なクライミング技術が混交してしまうことの弊害は、多分、統一され洗練されたレスキュー技術訓練が不可能になる ってことにあるような気がする。)

 アーボマスターの連中の方法論ってのは どうなんだろう?

 理屈先行の憾みを感じることが多いけれど、日本の樹木の生態や植生の知識を導入しないと・・・(たとえば杉・ヒノキの手入れの考え方など) 安全理論オンリーの頭でっかちで空転することが増えるんぢゃないだろうか。

 ぶっちゃけた話、枝打ちなど日本独特の手入れの方法論が完全に無視されているわけで、ムカデ梯子やブリ縄などをDRTと結合するなんてのは日本のオイラ達が独自に体系化しなきゃなんない話になるって訳だ。

 だけど、体系としては100%マトマラナイよね。 

 枝打ちなんかの原理原則ってのはそもそもからしていい加減(?)なものなんだから。

 和製シャイゴ博士でも出てきて杉の枝打ち原理と病害との関連を追及していれば話は別だろうけれど、理論的な枝打ち で連想される東大の某林学系の博士論文では、無節材生産のための枝打 ちが枝下径6cmで打つべしと結論していて、使う用具はナタでもヨキでも鋸でも関係ないって結論を出して終わっちゃっただけだからね・・・*1 *2

 杉なんてのは 日本だけの材なんだし おまけに今では無節材だから高価に売れるという状況ではなくなりつつある とか言うし。

 ま、オイラはその前に同じようなレベルの作業仲間のダチ公を川越周辺で増やすことから始めないといかんのよね・・・

*1: 自分はこれまであの論文について相当にいい加減な読み方をしていたかもしれない。 まだ生産目的にあった枝打ち管理技術は確立されていない とは言え、若齢林と壮齢林とでの枝打ちの意味の違いなど、森林総研のレポートを追いかけ出会う新たな知見は興味深いものがある。

*2: 枝打ちに関しては、当然だが、ヨキだ鋸だなどという使用用具から追うのではなく、作業によって生じた傷の内容から分析するという論理的なアプローチがとられている。

→ 2002 森林総研 No.382竹内 無節材生産を目的とした枝打ちに関する研究

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コメント

渡辺です..さすが..木挽き屋さん!海外でのツリ-ワ-ク研修..伐採..これは、何の為に?なぜ?そうしなければいけないのか?という(目的?意義?..など..?非常に多くの疑問?があるのだと、私も、そのように考えているところです。..そこに、芸術.?いやいや..収入..?安全?義務?)例えば....の話ですが、私は、日本国内?日本の従来?の技術も、すばらしいものがあると思うのですが、評価されるのでしょうか?..ないのでしょうか?ひとつの事柄..だけで?YES?..OR..NO?それは違うのでは..?と..これは..、永遠の課題..?でも..日本の国土に対し..海外の国土..比較しても..?これが、難しいと......私、そのように考えますが..どうでしょうか..?でも、ひとつの事柄?で..こう..考えることが出来るという..これがすばらしいことで...それでは..。

渡辺さん、毎度どうも(^^)です。

 えっとぉ・・・ 質問を受けたような気がしたんでちょこっとだけ。

 日本の従来技術をひとつの事柄だけを取り上げて評価するとかしないとか という話ではないと思っていますが、技術の成立には歴史的な背景とか条件とかいうものがついて回りますよね、どうしても。

 ナタと鋸だけの時代なら、伐採での斜め切りを最初に・・・という発想はありえなかったと思いますし。

 同様に、これだけ人命が尊く重い時代にあって、バックアップなしのクライミング技術を事業で使うというのは、もう許されないんぢゃないかな と思いますが、渡辺さんはどう思いますでしょうか。

 西欧の技術でも、たとえば登高するDRTロープを垂れ流しにしたままでワーキング作業を行うというのは状況によってかなり危険を招くことがありますね。
 実際には、現場によってですが、自分のロープのランニングエンドを腰に下げたロープバッグに収納しながら作業するスタイルに感心したことがあります。

 教わった手法とか、文字で示されたテキストや図解イラストにあるやり方だけで満足せず、状況に応じた改善・工夫をかさねる それが本来の「技術」というものだ と私は思っていますし、実際には渡辺さんご自身がすでに以前から実践されている事なんだ と思っています。

 だから限りなく深いんですよね、ヤマ仕事ってのは happy01

渡辺です...やはり、安全というものは軽視してはいけないものであると..私も、色々と?Youtubeで閲覧しているのですが、ヘリコプタ-での..(吊り切り?リギング..”?)クライミング(木登り)の基本的?なものが取り除かれているようにも思いますし、作業の効率からこのようにせざる..えないという..例え、動画であり、他人?の伐採作業でも..危険生..かんじてしまうのです..。でも、このような、一方的な見解ではいけないのでは?とも、私、考えています。多種多様?というのでしょうか?尽きることのない課題ですが..。木挽き屋様のご指摘、有難く存じております。一本..でもにんじん..じゃなくて、一本でも樹木なんですよね~..細くても、太くても..これに、どれだけの、エネルギ-?が、消費できるのか..これが戦い、勝負!という...話が尽きないのですが..本日は、この辺で..なんて..。それでは..。

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