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2009年11月20日 (金)

次回の研修内容は

・・・次回というより、毎回抑えたいポイントってことになりますが、大枝下ろしとかトップカットとかの作業では、切除する枝や幹の重量重心位置を予測して対応方法・用具を決めますよね。

 重心位置予測は大きなポイントですけれど、これはその樹種に慣れていないアーボリストが判断を誤り易い内容だと思います。
 特に木に登ってしまうと枝先の動きがわからない・・・本当は地上からの指示に従うべきなんですが、クライマーが全てを統率するんだ、という意識が強いとこれがなかなかできないかも知れません。  本当はそういう実力を備えたクライマーがツリーワーカーと呼ばれるんでしょうが、そういう訓練ってのは口でいうほど簡単にはできないもんです。

 とにかく慣れていない人は枝元の太さを過大評価してしまいがちで、本当は枝先荷重になっていることが判らない。 そんな錯覚から、吊り点をかなり枝元に近い位置に設定してしまって吊り上げができると勘違いし、枝元を切ってしまうことがあるようです。
 まあ、枝分かれでの径の2.5乗則なんてのが役に立つ知識になかなかならない歯痒さもありますけど。

 私も助言を求められた場合にはせいぜいのところ、そのつり方だとアッパーカットを食うYO 程度のことしか言わないんですが、ちゃんと慣れるまでは手間をかけたスパイダー・バランサーを使うなどの経験は積んでおきたいところ かもしれませんね。

練習内容は、具体的にこんな組み立てをしたらどうかと考えています
1 適当に間伐した小潅木、あるいは切り落とした大枝、を地上に寝かせておく
2 重心位置を思われる場所に色テープを巻く
3 そのテープを挟む2箇所、枝先と枝元1~2m点に十分に弛んだロープを結ぶ
4 ロープの中心あたりにプルーシックをかけ、そのプルーシックを適当に吊り上げる。

吊った枝が水平になるようプルーシックの位置を移動すればその真下が重心位置ってことになりますけど、プルーシックに錘のついた目立つ色の紐を下げておけば、枝全体を吊り上げたときに枝本体と紐とが交差するポイントが本当の重心位置ってことになりますんで、自分がどのくらい見積もりを間違えていたか判定し易いんぢゃないでしょうか。

Scale1ton
 幹の重さの見通しでは、トップカット作業でいきなりブロックに重量計をつけてしまうと衝撃で高価な器具を壊してしまいますから、これも基本的には地面におろした丸太を適当なウインチやプラーで吊り上げて計量する というやり方になると思います。
 次回の勉強会までに、1トンクレーンスケール入手しておこうと思いますんで 入手しましたので、常につきまとう「だろう」仕事にひとつの区切りをつけることができるかもしれません。

ところで
 To Fell A Treeという本と出会ってから、伐採について色々考えることがあるんですがね・・・

 今のところ上伊那森林組合で吉見さんや小松さんがアーボリスト技術の研修をしてくれているらしいけど、あまり僕ら一般相手には公開してくれてないみたいです。  実務で忙しくてヒマが無いってことなのかな ?

をっとっと、また脱線癖がでちゃいました。

え”っとぉ・・・ 伐採についてあれこれ考えるという話でした ( ^ω^ )

  極端に傾斜してしまった太い支障木の伐採では、その木を寝かすに十分にスペースが確保できる条件下であれば、基本的に追いツルで処理しますね。 吊り切りは手間ヒマがかかってしまうので基本的には避けてます。

 傾斜木では追い口を切り込んでゆくような危険な方法は避けています・・・ って、なんでも避けて通るみたいですが(笑)、だから無事にここまでこれたのかも catface

 場合によってはロープやワイヤーを幹に巻いて裂け対策にしてきましたけれど、あの裂けのことを「床屋の椅子」っていうんですね 例の本(To Fell A Tree)でその呼び名を初めて知りました。  

Jhonandjeff

 とにかく深く判り易く丁寧に作られた本ですが、この著者はTCJのジョン・ギャスライトさんの友人でTCIの開祖ピーター・ジェンキンスさんの弟子でもあるということ、こちらの記事に紹介されていました

→ TCJのホームページ当該記事へ 

えーと、この写真、向かって右がジョンさん、左がジェフさんです。
 無断リンクなので、クレームがついたら撤去しますので、そこんとこよろしくです。

 To Fell A Tree って本、はやく日本語翻訳版を出版してもらいたいものですが、いつも超多忙なジョンさん、どうなるんでしょ。

 閑話休題(それはさておき wink

 通常の伐採で立ち木のアタマにロープをかける意味は重心位置や風やらの要素に不安定なものがある場合、牽引してその不安定さを払拭するということでしょう。

 伐倒時、ツルが効果的に利用できる傾斜角の範囲と、ツルが切れて引き千切れてしまうその瞬間に至るまでの木の動き(慣性力)との双方を併行して使うのが普通の伐採です。

 しかし時には障害物を回り込んで寝かせなければならない状況というものもあるので、この場合にはアタマをV字形に吊り上げておきながら牽引をかけるという局面もアリかと思います。

 このとき、基本的には、ですね・・・
 正直言えば、あまりツルをアテにできない状況 ってのを想定することになりますですね。 
 基本的に慣性力をアタマ吊りロープで殺してしまうんで、本来の伐採技術のノウハウの相当な部分を捨ててかかることになるだろうと思います。

 私の場合ですと、根元が暴れるのが怖いんで、できるだけワイヤーをかけて(切断作業が遣り難くなりますが)元口が撥ねたり滑ったりしないように仕掛けます。
 これはさっきの枝吊りでも同じことをやってきてます。 
 つまり、アッパーカットを受けそうになる切り方をせざるを得ない状況であっても、元を抑えておいて吊り上げたりできるようにしています。 そのまま切り離すということは まずやらない。

 それができないんだったら見積もり段階で最初から手を出さない ってのが正解なのかな なんて思いますが・・・どんなもんでしょうね。

 ま、プロだと簡単にそうは行かない・いけない ワケですが。

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