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15年も前の事など

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2009年8月18日 (火)

次のステップでは (090821 写真追加)

 スパー(ギャフ)を使わずに、かつ、安全に、トップカットが出来ないものか 考えてみた。
Abumi
  簡単に処理するには、古い11mmクライミング・ロープの5m程度に切断したものを末端処理しておき、クローブヒッチ+ボーリンx2で両足アブミは作れるわけだ。 ( 8.19 間違いイラストを差し替えた)

 なんでこんなモノが役に立ちそうだと思ったか というと、次のステップで登るのはかなり大きく曲がった重い幹。

 そのトップカットを具体的にイメージすると下のよーな絵になる。

Nextstep  まあ、こんな具合にアブミで踏ん張って、チョーク架けしたランヤードで固定して振れる幹から振り飛ばされないように備えておく必要を感じているって訳だ。

 クローブヒッチはコンストリクタにしといたほうが良いかもしんない。

 ランヤードをチョーク架けして自分の動きを止めると、切断した木が倒れて来た時にこれを避けることができなくて危険だ なんて言う人がいるけれど、倒す豆短コロの方向をコントロールできないくらいだったら最初からトップカットなんかやらない ってのがフツウだろう。

ところで

 トップカットでは常に衝撃荷重が発生する。

 ポータラップを樹上で使えるか?というちょっとナンセンスなQ&Aでのフォーラム騒動を見たことがあるが、ごく常識的には 衝撃荷重がかかるような使い方をする場合の答えは NO で、吊りあげ半固定+摩擦ロワリングだけの設定の場合には YES になる。

 このあたりを説明する図を下のように描いてみた。

Shockload Kさん宛に簡単な説明を補足しておきますね

 切り落とす短コロをブロックで受け、下のポータまでの長いロープで 位置エネルギー(M・G・H)→衝撃エネルギーを吸収するという使い方なら、樹上作業者がポータを使うことにはならない。 つまり NO という答えがこれ。

 もし図のブロックをいきなりポータに置き換えた場合、安全に作業ができるかどうかは 短コロの重さ 質量(M)と ポータから上重心までへの垂直距離(角度折り込み)とロープの長さの和(H)と 重力加速度(G)の積で決まる位置エネルギー、つまり落下衝撃エネルギー を、その長さのロープが安全に吸収するかどうかで決まる。

 そのあたりの計算を概算でやってくれるのが、前に説明したリギングソフトってことになるんよ。 

まあ、フォーラムって特殊な場では、バックカットひとつ捉まえても、斜めに切り込む手法を許容する発言が思い切り罵倒されてたり攻撃に曝されていたりするからね~ 

 要は設問で想定されている条件が不足・不十分であれば、一般的な答えとしては当然慎重なケースを選ぶわけだし、責任ある立場で回答を要求されたなら、むしろ無回答という姿勢を選ぶってことになるのかもしんない。

  衝撃を受けるロープの長さをできるだけいっぱいとる という根本ルールについては幾度も書いてきたけれど、上に描いたアブミでのトップカットイメージで想定される切り降ろし豆短コロの重さは100kG~300kGになるから、やっぱし慎重になる。

上の計算ソフトでは、100kGの丸太を2m落下させたとき、11m長のロープ(1/2インチ径専用耐3t)がうける衝撃力は約1t つまりブロックを固定しているリギングポイントにかかる荷重はその倍の2.1トン という答えがでてくる。  もし、このロープ長が2mだったとき、衝撃力は2.5トン、リギングポイントでは約5トン つまりロープが伸びないで破断する可能性が高まる。

まあ、インパクト時にポータの中でロープをうまく流してブレーキングをかけるテクをちゃんとマスターするのは そう簡単なことではなさそうだけど 集中して練習するにはちょうど良さそうな樫の木。

 明日も頑張っていろいろと挑戦してみようぢゃんか。

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Dscf0038

 8月20日 早速アブミを試してみた。

 

 

 色々と改善すべき点が明らかになる。

 

 

Dscf0040  

細かいことはまた後日に あらためて (^^)/

 

 Dscf0042

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コメント

木登りしないので、話だけだと判らない事が多いですが、図解入りだと素人にも判りやすいですがが、それにもまして細に入り丁寧な図に感心してます。特にロープワークの結びや遠しまで細かに図解された、巧みな筆捌きにも感心してます。木挽屋さんの多芸にほんま敬服です。
 輩は手摺の図面に悪戦苦闘中です。その内日の目を見せる予定ですが、もう材は腐ったかもね。
吾が身のとろさに憤慨中です。

スノートさん、今あたらしい記事を投稿して一息ついたらコメントを頂いていることに気がつきました moon3
 先日、意味深だといわれた件、実はたんなるバカ息子の教育訓練のやりなおしをやってるだけだったりしてます(涙)

 林業の世界は寡黙を美徳と看做すような文化が根強く、日本の林業界の重大な宿痾ではないか指摘されていたりします。
(第一プランニング 「素顔の国有林」他 → http://ameblo.jp/morita-ineko/theme-10012859359.html

 大切だと思うことを丁寧に率直に解き明かし、更なる改良の収穫を他者にも求める そういう近代西欧の文化精神を、科学技術の分野では私たちも獲得し克服してきたと思います。
 しかし、林業の世界はどうなのか。 疑問符をつけざるを得ないままです。
 私には、少なくとも外見上、この世界は閉鎖的であり続けているように思われます。 外部からの批判に耐え磨かれてゆこうとする精神 それが今の林業に必要なことの第一なのではないか  ・・・なんちゃって(^^)
 まあ、こんなブログですが、もしかしたらどこかに風穴が開く部分もあるんぢゃないか? なんて気楽な勘違いをしてますんで、辛抱つよくお付き合いいただければ幸甚この上なし です。

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