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2009年7月14日 (火)

樫の木

 ここ数日、Oさんの農用林に作業道をつくる作業で幾本かの2~30cm径級雑木の伐採や枝降ろしで遊んでいた。

 まあ、ある意味トレーニングも兼ねているって訳だけど。

 つまり・・・実際の作業にかける時間よっか選木にかかる時間のほうがずっと長い。
 杉檜であれば、一定面積の森から収穫できる材の合計断面積は 林齢にかかわらず 一定限界値を持つ という法則を基本に据えた鋸谷式間伐手順から単純に定式化できる選木作業だけれど、それだって実施するときには散々に迷うもん。
 土地の所有者の好みによってか、この界隈のある領域ではやたらにリョウブがあったり、実生の杉苗が密集していたり、アオハダがのさばり返っていたりする。
 その傾向を助長したほうがいいのか、それとも色々な樹種のバランスを回復させたほうがいいのか、迷う事自体を楽しんでしまったりしている(汗) 針葉樹と広葉樹の複合林では選木作業だけを取り出して、ちゃんとリクリエーションに仕立てることができるかもしんない。

 どうやらその作業の様子は周辺からチェックされていたらしく、昨日、隣の農家のご主人が自宅の納屋の上からはみだしている樫の木の伐採を依頼してきた。

 内容は、枯れた枝が屋根瓦を壊したり雨樋を詰まらせたりするという、よくある事例のひとつなんだけれど、見れば姿の良い樫の大木。

Ca390187

 隣接家屋に伸びだしている太い枝(45cm径)だけを降ろしてメインの60cm径の幹のほうは残してやったほうが・・・ と感じたままに口にしたら、それでも良いと言ってくれた。

現金なもので、 とたんに こちらもやる気が充満してきちまった happy01 。


 

 んでもって、

 とりあえず今日は登るだけ登って様子を確認

   

Ca390188_2

 
 
 

 携帯カメラでの撮影だったので3枚に分割した。

 

 

  

 どの樫の木でも似たような状況だけれど、横に張り出した重すぎる枝(幹?)には最後の写真にあるようなバナナクラックが入っている。


 
 
 
 

Ca390189_3

  

  これが直ちに危険だ退避!ということにはならないが、いつかは育ちすぎて手に負えなくなり・・・という事になっていた訳だ。

 マテック博士の危険度診断ではVTAチェックでの代表的な事例になってるみたいだし。

だけど、ですよ

 依頼された農家の所有地沿いにはもっと恐ろしい空洞化進行中の公道に接した山桜の大木が2本あるんよね。

 どれも、多分のことだが、普通の造園屋さんに任せればクレーンを持ってきて交通を遮断して という大騒ぎになる作業だろう と思ったりする。

 樫の木の重量データとしてはOakが流用できるんだろうか。 Oakってのは楢、樫をEverGreenOakと呼ぶアーボリストがいることを思い出したんで、まあ、そういうことにしておくべ。

径50cmで2mに切り出したら重さは 約400kG  ・・・ですって。

 もし桜だったら 約300kG。

 これが杉や檜だったら半分程度。 ずっと軽いから楽なんだけど、これからの作業は桜や樫、楢。 

 何をやっても世の中、甘くはないなぁ・・・

んー、吊りロープがサムソンのステーブル・ブルー1/2インチ径だから破断荷重が約3トンで、短コロにしたトップカットで降ろせるかどうかをチェックしてみたら・・・

Riggingcheck_2

 うーん・・・・

     だみだ こりゃ。

 

 次にロープ買うときは9/16インチ径以上のクラスに切り替えておかないとまずいってことね。

 

 でもってからに、このソフト いろいろ弄ってみたら結構あやしげな所があるぢゃん。 

 簡単な下枝を切り払って区切りにしイザ引き揚げるという間際に、見慣れぬ人物がこちらを観察していることに気がついた。

 挨拶を交わしてみれば、更にその隣の農家のご主人で、同じように大きくなりすぎて始末してしまいたい樫の木があるとのこと。

 実物を拝見してみたらほぼ同じクラスの樫が土地境界ギリギリで隣家へ傾いて立っている。  じっくり拝見して、やはり根元から切るのではなく、数年かけて高さを1/3以下に抑えて生きながらえさせてはどうかと提案してみた。

 さぁて・・・ どうなることやら。

 でもね、大きくなりすぎた木は確かに危険だけれど、ここまで立派にそだった樫ならその家のシンボル・ツリーとして大切に大枝を伐っておろしてできるだけ美しい姿のままに保護してやりたいよね。

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コメント

御無沙汰しております。
ますます、ご活躍のようですね!
今年は中途半端な雨が多く、今日も雨で現場は中止。でもって、こうやって木挽屋さんブログを拝見し、勉学に励んでいるというわけです。
ところで、なんだかロープの耐荷重を計算するようなソフトが目につきましたが、よく使っているんですか?
怪しげなところって?興味津津ですね。
僕もそろそろ特殊伐採に本腰を入れようと思っていますので、いろいろと勉強させてください。
よろしくお願いします。

をっとぉ~ 久しぶりです。
 と思ってチェンソーズさんのブログを探したら・・・確かリンクしといた筈なのにみっかんなひ(--;
 どうやら少し前にリンクの追加修正を入れたとき、手順を間違えてしまったみたい。 焦ったぁ~ coldsweats01
 チェックの入ったリギングソフト、現場で使うというより、下見してから自宅で構想を練るときによく使ってます。 現場ではアタマを使うより体を使うことに集中 なんちって、どちらも頼りないんですけどね・・・
 基本的にこのソフトはトップカットでの衝撃荷重にロープの安全係数がどの程度になるかを計算する目的のもので 実務で使って苦情を持ちこまないでくれ 基本的にシミュレーション用で使うよーに と但し書きがついています。
 ソフトの操作画面にいっぱい?記号がついていますが、それをクリックすると内容の説明図などが出てきます。
 怪しげに思ったポイントは直接シェリルツリー社へメールしてますが、いまのところまだ回答なしなので、アホは相手にしないという方針なのかなーと (○゚ε゚○)思ってたりして。
 データが組み込んであるのは基本的にサムソンのロープですが、強度データとバンジー特性を併せて探せば他社製品の推測も可能と思われます。
 今の私の課題は
 木の腹から登って効率よく背に回るテクのポイントです。
 色々な局面で試しているんですが、能率というか体力消耗の点でもっと賢い方法を探したいと工夫の連続です。

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