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2009年3月20日 (金)

ロープ架けの高さ

 ウインチとか架線作業などでの林業的に難しい計算は資格取得の研修で勉強するべきことだと思う。
 だが、森林ボランティアとか林業体験程度の現場であっても、間伐などでのロープ架けの高さとツルへ働く引き倒しモーメントの関係は知っておいて悪くない・・・かもしんない。


Basictreefelling

 そう思って、過去の講習などでいただいた資料を探してみたのだが、それらしい計算を示したものは皆無であったことに気がついた。
 現場的に言えば、そういう計算が現実的な有り難味をもつことはまず無いという事実の裏返しみたいなもんだろう。

 

 実際、そんな理屈を数式にして並べてしまったら、林業のロマンが台無しになる・・・ って事もないんだろうけど(汗) 実際には、そんな数式が教えてくれる内容よりもずっと先の事が現実の問題になる訳だ。
 まあ、なんだ・・・ そうかと言ってこんな風の強い雨上がりの午後、何も書かないでいるってのも暇でしょうがないところがある。

 

んな訳で、全長を一定にした時に最大引き倒し効果(力)を与えるロープ架け高さの計算をしてエクセル表にしてみた。 
 ここでは平坦水平な現場で木を見上げ、一定の長さ(=1)のロープを色々な高さに架けて引き倒す作業を考えているわけだ

 グラフの左端はロープを地べたの高さにかけて水平に引いているので、木を引き倒す力はゼロになる。 グラフの右端は、ロープの長さ分の高さにロープ架けして真下に引いていることになるんで、木を引き倒す力はやっぱりゼロになる。

 水平軸に20分割した計算の刻みをいれてある関係から、グラフのピークを与える<14>目盛のポイント(つまりロープ架け高さが0.7の場合)が、ロープの角45度に相当している。

 言い忘れていたけれど やたらに高い位置にロープを架けても、その設定が45度以上の迎角になってしまうようであれば木が倒れたときにロープ支点が牽引点を超えてしまうことも理屈の上では起きてしまうぢゃん。  そりはあびなひ。 (無論、直曳きなんてことをする現場は本当は無いと思うんだけど)

 エクセルの表の中に示されている数式は中学で教わるピタゴラスの定理と同じ。

 縦軸は得られる引き倒しモーメントで、あまり細かい事を言うとごちゃごちゃしてしまうので、今は単にピークが0.5で最大である とのみ記しておく。

 引き倒しモーメントというのは子供のシーソーとか天秤とかで軸を回転させる力のことを指すわけだが、伐採作業ではこのモーメントがツルを折り曲げる力そのものになる。

で・・・

 現実の伐採作業では架かり木になることを想定したロープ設定というのが常識的に行われるわけで、このエクセル程度の計算の遥か先を見越した作業を行っている って訳だ。

 その割に、休日の気楽な散歩人さんたち、作業に集中し無い知恵を絞って荷重見通しをたてようとしている人間を捕まえて
 「ここで何をやってるんですかぁ~?」
なんて集中をぶった切るような声をかけてくれちゃったりする(^^;

 その相手が無邪気な声で語りかけてくるなら、こちらも気楽に受け答えできるんだけれども、いかにも自分は自然を大切にしてます みたいな意識を剥き出しにして、木を伐る・枝を落とすなんてとんでもない自然破壊だ とでも言わんばかりのトゲのある声をかけられると、ついこちらも嫌悪感のカタマリになって罵倒したくなる事がある。

 あー

 そんな事もあって、風の強い日のリギング作業はお休みでぇ~す!

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