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2009年1月26日 (月)

生きているうちに読んでおくべき本・・・ って?

数え上げればキリが無いんぢゃないだろうか。
 学生時代には岩波新書や文庫本やらを100冊あつめて夏休みの間に全部読破する・・・なんてことに挑戦したこともあったけど、結果、あんまし賢くなった気がしないんで、そーゆー遣り方には何かしら抜けているものがあるんだろうと思ったりする。

 柳田國男さんや宮本常一さんなどは実に多量の文書を残した訳だが、実際に全集なども文庫版で本棚に積んであったりするんだけれども、2回以上読み返したり、内容がちゃんと記憶に残っている作品なんてのは実に寡ないものだ。

 文系の文章を受け付けない偏った理系のアタマにでもなっているのかというと、そんなこともなくて。 たとえば理系なら寺田寅彦の全集なども本棚に積んであったりする。

 ただ、買ったのはいいけれど、そのエッセイの足尾鉱毒事件の世相にふれる記述の中で、

被害農民の奥さんたちが
 「同じ女同士、子供たちも生活も巻き添えにするこの鉱毒の苦しみをきっとわかってくれるだろう」
と銅山経営上層婦人や貴族院の奥方連に請願デモをしようという新聞の記事を評論し
 「何が同じ女なものか、レンガと宝石がどうして同じになるものか」
 などと千載に残る迷言を吐いている場所まで読んだ瞬間、すっかりこの男が嫌いになってそこから先のページをまったく開かなくなってしまった顛末がある。

 今この時代に至って多くの努力でようやく緑を取り戻しつつある足尾銅山の歴史は、色々な意味で大きな教訓をひきずっているって訳なんだが。

 ことほど左様に私にとっての読書は、無理無駄徒労のカタマリのような存在になってひさしい。 誰か本当の賢人がいて、その人の見識で紹介された本だけを読んで無駄な読書時間を節約したいものだ・・・ というのは人間なら誰しも思うことかもしんない。

 まあ、そんなわがまま勝手な性格ではあるけど、それでもたまに、おーこれは! と嬉しくなるようなものに出会うこともあるんで まだまだ本探し、そう簡単にはやめられなひ ( ̄ー+ ̄)

 んでもって 今回の本はこれ
Tree Pruning    Alex L. Sigo
 シゴ博士というのは近代アーボリカルチャの祖と言われるような人らしいけれど、確かにいいシゴ~トをしていると思ったYO

 プルーニング、日本語で剪定、というと、なんとなく爺むさい盆栽趣味の世界でチョッキンチョッキン鋏を鳴らす植木屋さんのイメージが沸いてくるんぢゃな いかと思うけれど、実際には東京でも、巨大な古木の維持管理や、成長管理が必要な街路樹などの都市の中の樹木管理で結構普通に行われている仕事だったと再 認識。

とにかくこの本のウリは、英語が殆ど要らない写真集で$42という価格 の割りに訴求力のある写真を数多く掲載していて、そうした大枝の剪定の予後の実例をしっかりと目に見えるかたちで教えてくれている。

 正しい剪定とは 樹の美しさを尊び、樹の自己防衛機能を尊重し、樹の尊厳に敬意を払って行うものだ と解説しつつ、不適切な剪定の実例写真をずら りと並べているところなど・・・ かなり激しい性格をしている人だろうと想像がつくのだけれど、その一方で樹を徒に神格化せず、皮を巻き込んで成長した結 果危険な存在になった木などの評価も手厳しい。
Dscf1323
 下手な剪定で腐食の入ってゆく枝や幹断面の写真サンプルをみると、危険予防の範囲をこえた大枝おろしってのは、半端な知識のままではやっちゃなんないなぁ と思うことしきり。

 今日の写真は、なんとか今年中に読みたいと思っている本

 自分に圧力をかけるのにブログを利用する・・・って、なんだ まるで子供みたいぢゃん。

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コメント

 はじめまして、いつも楽しく読ませていただくとともに参考にさせていただいております。
 私は埼玉県北本市にある北本雑木林の会でインタープリターをしております坂 始と申します。
 私どもの管理している雑木林(八箇所)は全て市街化区域さらに一部市の所有地あるものの大半は私有地です。)にありそれなりに苦労しております。北本雑木林の会のホームページと、筑波大の研究生の報告を参考にしていただけると幸いです。

坂様 初コメさんくす です。
 筑波大の報告って具体的に何を指すのかまったくわかりませんでしたが、北本雑木林の会のHPは検索してみつけました。

 かつて生活実用の意義のあったヤマは、人々が自分の生活を護るために大切にされてきました。
 今この時代においては、自然礼賛の声や炭酸ガスの話ばかりが耳についてしまうのですが、そういうものを抜きにした雑木林の意味をもっと堅実なかたちで敷衍したいものだなぁ・・・ と思います。
 もっと人々が森を好きにならなければ駄目ではないか という事です。 そのためには、こどものうちから森で過ごす時間の楽しさを知ってもらう事から始めなければ拙いんぢゃなかろうか と感じることも増えました。

 その具体的な方法論のなかには、木工とか器つくり、またツリークライミングやクズ掃き体験なども含まれるのでしょう。
 そういう情感・実感をとおして森が護りであることを知ることの意義は、もしかしたら相当に大きいのかもしれません。
 お互いに これからの時代の森の愉しみをゆっくりと究めてゆきたいものですね。

仮免さん、今度は樹木医になるのですか???~?。樹木が嫌がってませんか~纏わり付かれて・・・フッフッフ~。
 今日は雨ですな~・・・今日は家の中で読書ですか~木挽ですか~今日はオトナシク在宅でしょうな~。
 輩も自宅で謹慎中です。

なはは・・・ 相変わらず口の悪い仙人さん(゚ー゚)
 確かに木が嫌がっているかもしんないですよね。
 だってすなおに光のあたる方向に枝を伸ばして成長しただけなのに、道を塞いでしまう!とか言われて折角の枝を切り落とされてしまったりするんですからねー

 ただねー
 来年もまたこの木に登りたいとか、次もこのヤマから大きな太い健康な材が欲しい とかいう理由がつくと、木が健康であるということの価値がぐぅんと上がるんですよね気持ちの中で。
 次に伐る木の目星をつけておいて、その次に育てておきたい木を物色する気分。 実感できるようになると、本当に森とかヤマとかの意味が変わってくるように思いますです。

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