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2008年6月14日 (土)

支障木のソロ伐採は

結局3日かけて処理が終わった。

墓地直撃傾斜のソロ  ただの林地であれば半日もかければ十分だったと思うけれど、公道真上に張り出した40cm径のソロの傾斜木ってのは侮ってかかれば命にかかわる。

 臆病な私は、だからツリークライミングで枝をおろし、ほぼ坊主同然にしてから2寸幅のツルを残して700Kチルで引き倒すという手順を組んだ。

 撤退判断の日を含め、今日でもう3日目。

 幸い、最後の日にも宮さんの応援をもらって交通量の少ない2m幅道路での安全確認と、切りおろし枝の撤去作業とを御願いできる運びとなった。 家内にも道路反対側で一時停止などの安全協力依頼を担当してもらい、チル鋼索とは別に倒壊方向確定・保安用のロープを2本かけて歩測を繰り返した。

Dscf0003  ん。 どうやっても2mくらいは道路を塞いでしまう。 まして枝からみで回転をおこすと道は完全封鎖状態になりそうだ。


 しばし思いあぐねたけれど、実際にこの木が風倒あるいは根腐れ倒木になったときにはもっと大変な事態になるだろうし、以前、市役所の知人と相談したときにも危険回避のための作業であれば止むを得ない状況というものは理解されるという個人的な説明をうけたことがあったし。

応援の宮澤さんと
 枝を完全におろしきるには更にあと1日の工程が入ってしまいそうな体力状態だったので、今回は思い切って1本の大枝を残したままでの伐採を実行することにした。

 結果論としては、まあまあ我慢できる水準の伐採だったし、洗っておいたロープでの登高はやはり格段に容易だった。

 久しぶりのチル引きもマズは段取り正しく順調。 ただ、念のためと思って設定した12mmクレモナ2本のロープが牽引ワイヤーとの3点支持を形成してしまったため、ツルとは無関係にロープによる伐倒方向制御となってしまったのは失敗だった。

倒木方向を約100度補正できた  肝心の追い口が全部きれた状態でも木は安定してしまっている。 根元を滑らせれば解決はするのだが、計算したよりも大きく回転がかかってしまうので道路にのりかかる部分がちょっと大きくなってしまう。
 時刻を腹時計で確認すると3時ちょいすぎ(汗。 このあたりの交通量がもっとも少なくなる時間帯でもある。 協力してくれている二人に道路での立ち位置を変更してもらい、矢をかけながら最後の追い口を切り離して根元を滑らせた。 

この位置関係が物語るもの  2本の保険のロープが隣接するコナラの梢からしっかりとこのソロのアタマを押さえているので、滑るときの回転のしかたには一定の制限がかかっているけれど、おそらくこの太い広葉樹を滑らせて倒す作業が全体をとおして一番危険な工程だったろう。

 写真のキャプションにも入れておいたが、この位置関係が伐採作業の多くを物語っている。 但し、実際の接地ポイントは切り株の右後ろ。 転がしたあとなので倒れた木の角度が写真上左方向にずれている。 (一日たってからの補記だが、使用した12mmクレモナロープは縒りがすっかり伸びてしまってもう安全に使える状態ではなくなったように見える。 着色して他のロープと区別できるようにしておく必要があるだろう  Googleのアルバムに家内が撮影してくれた写真を載せておいた 

伐採作業完了後、木工作家のSさんに電話連絡。 ちょうど材の補充を考えていたとのことで直ぐに取りに来るとの返事。 地主さんへの挨拶用の小さな作品の持参を御願いした。

八王子と川越は圏央道の開通で随分近くなったものだ。 電話したのが4時ぐらい。 作家さんが到来したのは5時ちょっとすぎ。 トラックをヤマに誘導し、すぐに玉切りをして積み込みを終えたのが6時ごろ。 貰ったソロで器を挽いて地主さんへのお礼にしてほしいと御願いして今日のところはバサラっと分かれたが、いつも豪快な印象が残る作家さんだ。

帰路、作家さんの挨拶の手土産の作品を地主のIさん宅に持参したら思ったとおり喜んでくれた。 代官山での展示会案内や出版物などを持参してくれていればもっと親しみを感じてもらえただろうに、ちょっとざんねん。
 里山で伐採した木を虚しく腐らせるのではなく、こういう木を大量に使う作家さんたちにつないでいって、ゆるやかで暖かい輪をつくっていきたいものだ。

6月20日付けで、いつも応援してくださる宮澤さんから写真を送っていただいた。

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自分で自分の姿を見ることはほとんどないので、写真を撮っていただくと、普段自分がどんな姿勢で作業をしているのか、知ることができる。

宮澤さん、応援だけでなく写真まで、ありがとうございました。

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コメント

いいですねぇ~!材の有効利用。
いろいろな現場での循環型がこれからの最先端の形になると思います。(循環は、江戸時代が一番うまく回転したらしいですね~。)
話は変わりますが宮城の佐藤さんとこで地震がありましたね、昨年7月16日「新潟中越沖地震」から一年もたっていないのにまた地震「災害は忘れた頃にやって来る!」を見直さ無くては・・・。
「安曇野教室今日生徒デ申込間下御世話似成増」

M~!さん どもっhappy01
 折角の間伐材、利用できるものをきちんと利用しつくしてこそ価値ある活動になるんですよね。 まあ、割り箸悪者論が横行するこの国で、この基本に立ち戻るにはまだ紆余曲折があるかもしれませんが。
 地震の詳細が判明するにつれ、無制限の不安の振幅が納まってくるようにも思います。
 しかし、与作さんのサイトで一関市のカーバー二人の消息がまだ不明、それが一緒に飲んだTさんSさんの事だと知って、今はレスキューや自衛隊、消防隊の活躍を祈る気持ちが切実です。

 安曇野では是非よろしく御願いします。
 今回の課題は舞い降りるフクロウの復習(と言っても前回まだ完了はしていないので継続からです)です。
 第一回上越大会で私が彫ったのと同じ構図ですが、やり方手順が全く異なるので勉強になります。 伴塾長にがんがん質問やチェックをぶつけてみてください。
 もしかしたら、今回の後半は伴流の人物像入門講座になるかも知れません。
 再会を楽しみにしています。

斉藤君は本人家族共に無事です。
高橋君は昨日時点で本人の無事を確認していますが家族及び建物の被害については連絡が取れなくて確認できていません。

さきほどの行方不明の災害報道で気になるお名前がありました。 ご年齢が56歳という事もあって別人かとは思いますが、やはりご無事でと祈らずにはいられません。 TAKさんの掲示板をみれば、幸いもうひとりの佐藤さんもご無事のご様子、とりあへずは一安心です。

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