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2008年3月

2008年3月31日 (月)

コーヒーカップ?

ソロの1年乾燥材で粗挽いた器に木固めエースを含浸させてから5日が経過した。

 ようやく匂いが気にならなくなったので仕上げ挽きをしてみた。

Solo104mm

壁の厚さは中央部で1.04mm、縁では0.8mm。 正直、これではコーヒーを呑む時にヒゲも剃れてしまいそう(笑)

底の厚さは5mm。 もっと薄くしても良いかもしれない。

これで実際に使って色々と苛めて酷使に耐えれば、そろそろ「作品」づくり という段階に入ってもよさそうな気がしてくる。

八王子の須田さんがその一部を執筆した本格木工本が出版されたという事をテックさんのHPで知った。  夢工房のHPで、その辺りの機微が紹介されている。

  「手作り木工大図鑑」 ¥6,900円

 う~ん、どうすべえか。 買ってもあまり読んでいる閑ないし・・・ 積んでおくだけにしてはちょっと高めの価格設定だし(汗) でも、須田さんが書いた記事が載っているんだから、持っていないと仲間の仁義に外れそうだって事もあるわなぁ~。

 月曜だというのに、なんともプチで優雅(?)な悩みを楽しんでいたりする (^o^)

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2008年3月28日 (金)

ようやく一区切り

長いこと借用していた少し広目の家庭菜園、地主さんの相続・物納・競売という筋で使用貸借の関係を清算することになり、白菜大根葱類を全て処分、ビニール撤去して耕運機を引き揚げてきた。

 結構な作業量だったけれど、約束の締め切りが迫っていたので已むを得ない連日の畑。 同じ事情の畑仲間もやってきていて、久しぶりに見る顔と交わす挨拶にあまり力が入らない。  ま、最初からそういう約束なのだからしょうがないのだが、やっぱし丁寧に石を拾い整理して天地返しまでやった畑には若干の思い出が残る。

 すこしずつ買い足したトンネル用のアーチとか、ビニール被覆のイボ竹とか が、かなりの量になっていて車1回で積みきれなかったのには参ってしまった。 
 今年の大根は「おふくろ」一本やり。 農薬も何もやらんかった割りにはよく育ち、大きいものでは75cm高のテーブルに首を寄りかからせるほどの長さ。 太さも自分の太股より太い。  ためしに畑で切ってみたら、スも入らずシミもなく、奇麗な出来だったのには感動したね。

 でも、こんな大根は人間の一人二人三人四人程度ではとても食べきれない。 大根干しにも限界があるし、だいたい我が家で大根を育てるってのは大根の花を咲かせる楽しみもあってのことだったからねー。

 そんな三浦大根のをぶっといのをごろごろ抜いて積み上げ、畑主の親戚のオヤジさんのトラクターに御願いして穴に埋めてもらう。 疲れ果てているから特に感慨なんてないんだけど、ま、約束の期日を無事に守れたという満足感だけがのこったような気がする。

 またどっかに畑を借りるかな・・・ それとも、暫くは木登りと伐採、木工旋盤、チェンソーアートだけに絞ってみるか って、これだけで4項目もあるぢゃん(^^; いままでの見方では 「木」にかかる趣味だから全部で1つなんだ って事しか考えていなかったけどなー

やっぱし、歳には敵わない。 少しずつ身辺も整理していかなきゃなんないんだろうな~。

2008年3月26日 (水)

ソロの器

昨日はココログのメンテナンス日で投稿しそびれたが、旋盤で挽いた乾燥ソロの器の、木固めエース染みの面白さに暫く興じた日だった。

 今回は余り手抜きをせず、チャックにプラスチックの15mm厚俎板を挽いて作った切り欠け付のリングをかませ、高台も丁寧に保護して挽いたものなんだけど、壁が薄くなるにつれてガウジが立てる切削音が金属的になってくるのは俎板クッションが入った事とは無関係のことらしい。 

 普段はチャッキング部分を異様に高くとっておき、仕上げ研磨後に高台の下を削り取ってしまうやりかたをしているのだけれど、削り取る部分があまりに多いので無駄になっている2x4材を接着し台をかさ上げしてから木取りをしてみたりもするけど・・・。  高台の下面は単に削っただけの仕上げになっちまうことが多いので、やっぱしケースバイケースでテクを使い分けできないとなー。

 今回は俎板製の柔らかチャックでこの無駄を避けてみた・・・って、この世界では何を今更? のはなしだけど。

 シューシューと静かな回転音を楽しみながら薄いキシメン状の鉋屑を削っているときは、これで十分以上に薄い器を挽いたと思ってしまうのだが、仕上げてからじっくり眺めるとまだまだイケルというか、まだまだイケテナイというか(笑)。

 まあ、本当に鏡面の磨きができ、平気で2mm以下の薄い器を仕立てられるようになったら旋盤仲間でもそ~こそこのデカイ面ができるようになるのかもしれない。

 しかし、今の段階では木固め樹脂の含浸過程でうまれる木肌の薄茶色の濃淡模様の理由を面白がっているところ。  そのうちいつかは作家先生にでもなってやろうか なんていう危険な企みの先はかな~り 長いなぁ(汗)

 なんでそんなに薄い器作りにこだわるのかってえと・・・ 夢工房の佐野オーナーが器の価値のメジャーの1つが器の薄さにあるような事を言っておられたから という事情もあるんだけれど、実はもうひとつの理由があるんだよね。

 高い「木固めエース」は材が吸い込む限り吸い込ませるというのが使い方の基本。 薄く挽かないと、それだけ高い素材の使用量が増える・・・

 なんだか醒めたような事を言ったかもしれないけれど、そういうスノッブな理由だけで器を挽くことは、本当は無いんだよね(笑)

写真が無くてさびしかったので、28日のリョウブの器を補追しておいた。 木取りをすこし斜めに、木肌と蕊とにかけてのグラデーションを強調したもの。

080328_002

 木固めエース含浸。 この後で仕上げ研磨とクリア塗装をかけるつもり。 かなり品のよい模様になっている。

2008年3月23日 (日)

入間の杉始末

 今日は春のお彼岸の日曜日。 色々と予定外の作業が入り延び延びになっていた入間の宮司さんの杉山の後始末にでかけた。
 とりあへず奥様に挨拶したが、片付けはいつでも構わないよ、好きなように始末しとくれ とのお話。 お茶など色々と昔風の気配りをいただき恐縮する。

 方針はこれまで同様、杉の枝葉と材とをわけて墓地周囲、道路際に積み重ねる。 特別に腐れの少ない材は林地中央部に残してベンチやテーブルに作成する。 

 本来の林業での玉切りは4m、6mなどの単位で切るのが普通だが、農用林での玉切りの作法は90cmが基本。

 今日は独りきりだからちゃんと作業に集中できる・・・と思いきや、今朝は折からの墓参日和、私の作業を面白そうに見物する墓参家族のみなさんと和気藹々とした雰囲気の、しかしちょっと焦るような杉の病気や手入れの話に興じる時間もたっぷりとあったりした。 いやあ、のほほんとした林業(?)。 日本は平和だぁ~。

Dscf0019

写真は前回の伐採地。

 今日でほぼ、片付いた杉山 の雰囲気がでてきた。

 ま、その分、本当に疲れた訳だけど(汗)

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2008年3月21日 (金)

グリーン・ウッド・ターニング

つまり生木挽きではいつも割れと歪が気になるわけで、これまで色々な干割れ防止策を試してみた・・・(というほどの事をやってる訳ぢゃないんだけど)。 曰く 煮立て、電子レンジ、木固めエース、ランバーメート、○○ドメール、等等。
 正直いって、どれも納得できる成績はあがらず、乾燥条件の追跡や歪の許容範囲など、自分で考えなきゃなんない事が一杯あってちょっと手に負えない課題になりかかっていた。
 実のところ、ランバーメートってのはどういう成分のものか不明なので、食器などに使ってよいものかどうか判断に余る。 木固めエースは出来上がり作品にどんどん沁み込ませて固めてしまうウレタン系の剤ということで、食器利用に問題がないというお墨付きが出ているらしいが、とにかく単価が高くつく。 あれこれ考えて(って訳ぢゃないけど)、最近では一番安直なPEG1000の実績依存 という事で落ち着いてきた。 

 しかし、その塗布方法や歪許容度などについてはあまり詰めた検討はしてこなかったので、この2日ほど、ソロの実例で試してみた。

Dscf0014
 結論は、これまで100%のPEG1000を加熱融解して塗布&放置してきたやり方は余り感心しないということになってきている。 むしろ、一度溶融したPEG1000に水を加えて常温で液体になるようにしておいたほうがずっと扱い易い。 

 このディメリットは、水成分が多いと寝ていた逆目の毛羽だちが目覚めてしまうこと。 だから最終仕上げ前に水溶PEG1000を塗布する作業手順では、当然、考えなきゃなんないことが出てきてしまう。

 しかし、ソロの生木挽きで厚さ4mm程度の器の場合、水PEG塗布+電子レンジ乾燥(重量観察)で干割れ防止がうまくいくようになったのは収穫だった(かな)。

Dscf0012

 もともと割れには強いリョウブ(令法)の乾燥材でナチュラルエッジ皿もどきを挽いてみた。

 木肌の感じを強調する作り方にしているので、ちょっと押し付けがましい里山からの伝言になってしまった。

Dscf0016

 同じ枝の片割れから別の皿を挽いてみたら、ちょっとした高級感の演出ができたみたいな気がしてニンマリ(^^)

始めてしまえば旋盤ってのは次から次にと課題がみつかり、挑戦テーマのイメージが膨らみ、本当に際限がない。 

 今回のAAWの機関紙には、一体どうやって挽いたものか見当がつかない(っていうか、自分では安定に作業できそうにない)面白い籠球体のボウルが表紙を飾っていて気になることこの上ない。

あー 体が4つほど欲しい・・・・

2008年3月19日 (水)

雨の日に限った事ではないのだけれど

やはり雨の日は旋盤で遊ぶことが多くなっちまう。

 今日の旋盤は狭山の里山で伐採した薪・・・っちゅうか、薪になる一歩手前で拾い出したソロ(赤幣)のナチュラルエッジ。  狙いの1つは割れ止めPEG1000の塗布実験にも置いてある。 無論、本当の狙いは刃物だけで挽くナチュラルエッジ。 サンディングを行わないほうが荒削りで無骨な木肌のままの器に相応しいんぢゃないかと思う次第。

Dscf0001  

手順はいつものとおり、最初はチェンソーでの挽き割りから始まる。

 

 Dscf0002 あまり細かいところは旋盤にセットしてから再度チェンソーで整理するので、あくまで大雑把に丸く挽くだけでいい。

 工房の中での作業なので、チェンソーはいつもの電気式。 

 

Dscf0003

 最初に掴み代をつくって高台を削り出す。

 

 修正するならこの段階で。 微妙な角度訂正で出来上がりが随分ちがったものになる。

Dscf0004  

こんな具合にナチュラルなエッジを浮き出させる。

 

 

Dscf0005  

 いつもは壁の厚さを3mm程度にするのだけれど、荒々しい肌を強調するので8mm厚の仕上がりにする。

 

 

この後の高台削り出しで、私は今のところ真空チャックをつかっているが、実に色々なチャックが工夫されているので、それらの方法もおいおい試してみよう。

Dscf0006  

 挽き終えて時間をおかず、すぐに湯煎して溶いたPEG1000を塗布し、ペーパータオルを敷いた電子レンジで温度調理90℃10分をかけた。 しかし、これは失敗。

  直ぐに割れが発生してしまった。

Dscf0007  

2つ目は下地タンオイル無しのPEG1000加熱処理。 温度は同じく90℃で5分。 

 これもやりすぎのようで、周辺に深い割れが入ってしまった。

 2つ作っても旋盤作業はあわせてほんの90分ほど。 サンディングをしない作業はかなり気分がいい。 

 割れは木粉(糞)をボンドで練って埋め込むように処理する予定。 野趣溢れるというか、ソロの肌のごつい感じが残っているのは面白い趣向かもしれない。

 最後の仕上げはどうするか、タンオイルで仕上げにすると、知識をもっているユーザーがメンテナンスをすることが前提になる。 やっぱし木固めエースのクリア仕上げ剤や適当なメラニン塗料などを塗布したほうが良いのだろうか。

 天気予報では明日も雨。 ソロのナチュラルエッジ作家さんの気分をたのしめそうだ。

2008年3月17日 (月)

ハイ・テンション・・・

基本的に、すぐにテンションがあがる ということはどこかしら高血圧と関係があるんだろうか(汗) 昨日のヤマ遊びは仙人さんのご招待。  ちょっとぉ~?!ってえトラブルもあったけど、まぁ無事で基本的には楽しい汗をながすことができた。

 んでもって、今日は仙人さんの忘れ物 ぢゃなくて思い残しものの始末に狭山のヤマオヤジの会の里山に連荘訪問。  勝手にシンドバット♪って歌があったような気がするけど、とにかく遣り残して気持ち悪がっていた後家作りの始末をやっつけに、勝手に人様のヤマに入る。 まあ、昨日口頭での了解のようなものは頂いていたので、「勝手」という言い方が適切かどうかはわかんない。

後家作りってのはウイドウメーカーの直訳。 ん~と、後家さんってのは元来が陽気なもんだろう ってのはメリーウイドウを知ってる世代の感覚かもね。  意味は高い木に引っかかって落ちそうで落ちないけどいつ落ちるか判らない重そうな木の枝のこと。 落ちてきて当たり所がわるければ樵の女房が喜ぶか悲しむか・・・ あまり深く考えると訳がわかんなくなるから、とにかく高いところにひっかかってて危なっかしい落下しそうなのを指して言う。
 今回のやつはコレ

Dscf0362  結構古い桧の幹が、アオハダに掛かって腐り果てたものみたい。

 これだけ枝に複雑にからみあって落下しなかった桧だから、まあ危険度はそれほど高くないだろう。 真下に立ち入り禁止のテープを張り巡らせて放置しといても別に構わないんだろうけど、仙人さんがこれを気にして、アオハダ自体を切り倒したいような事まで言っておられたので そこまで言われたんぢゃ仕方がないとやっつける事にしたわけ。

実際にスローラインで引っ掛けて落とそうとしてみたら、この枝がらみが本当に厄介で時間ばかり食ってどうにもなんない。
 ビッグショットでのパウチ打ちを7回ほどやって幾度かロープのセッティングをやりかけたんだけど、どうやってもアオハダの枝をかなり巻き込んでしまう。 Dscf0369

 

ヤマに入って90分ほどもつぶし、ようやく諦めてクライミングして落とすことにしたのは11時をだいぶまわるころになってから。  我乍ら諦めの悪い、ねちっこい性格してるなー。 

 アオハダを登りきったところで徳利結び(クローブヒッチ)+ダブルのハーフヒッチを桧にかけ、地上から牽引すべく30mクレモナを枝干渉を避けて投下する準備をしたところで写真をパチリ。

 あ、よくホームセンターのロープ売り場で、クラブヒッチという説明をしている結び見本があるけれど、これは人名由来の名称なのでアーボリストはちゃんと「クローブヒッチ」と発音している。 念のため。  

Dscf0370

 この写真を撮ったとき、ちょっと目を上げるとターゲットの桧幹の上にSRT用のブラック・スネーク・ロープがかかっているのが見えたので、これもパチリ。 でも、これって、考えてみれば自分を吊っているロープの下地を揺さぶっているわけなんだよね。

 ま、傾いたアオハダの先端で動き回っているもんだから、実際あきれるくらいに幹の上は大きく揺れる。 あまり気分のよいもんぢゃあないね、たしかに。

この桧の張り出した枝を鋸で切ってみたり、本体を手で動かしてみたりしたが、実に強情だった。

 写真にあるSRT用具のアセンダーはCMI社の大型のもの。 やっぱし大型の用具ってのは重い。 重いから、安い。  ん・・・。  だからどーした。

Dscf0371

 地上に降りてオープンロープ!後、仕掛けたフィドラで引き摺り下ろした後家作りはただの他愛のない腐れ桧に変身。

 幸いというか、偶然というか、ヤマ主のUさんのみまわりチェックで挨拶をすることができたのはラッキーだった。 おまけにサトイモの手土産まで頂き、もっとラッキー。

 昼をとっくに過ぎて昼食とし、すこしばかりのほほんと静かなヤマの風を楽しむ。 あー、そういえばUさんに桧の枝おろしを約束していたっけ。

少しメタボな腹を再びサドルで締め上げ、またしてもSRTで手始めの桧の枝下ろしを行う。 本格的にやるなら、DRTもセットして隣の桧にトラバースしながら数本単位で枝を下ろせるようでないとなー。
Dscf0373

 とりあえずはシルキーの「SUGOI」ってえ脚装着用のアサリ無し36cm手鋸で1本だけ枝打ちをやっておく。

 枝打ち前の写真を撮っておけばよかったかなと考えたりしたけど、これから遊ぶこのヤマで一体幾本の桧の枝を下ろすことになるものやら(笑)

 その都度写真を撮っていたらいくらココログが容量増えたといっても直ぐに満杯になってしまうこったろうって。 

Dscf0374   

えーと、テキストで教わったように枝打ちをしたが、これで全高の1/3の枝を残した枝打ち状態になったと思う。

 

 あと3本やるか、それとも先日来の薪プロジェクトで放置されているソロ・エゴの木を木工旋盤用の材としていただくか。

 ちょっと迷ってからだけど、やはり材のほうに走ってしまった(笑)

 ソロは30cm径未満でそれほど太くないが、とりあえずは中心角120度の3つ割にして乾燥割れ対応の材に挽いておく。 エゴは最近太い材が少なくなっているように思う。 そのうちに希少樹木になったりしないだろうか。 ちょっと不安がアタマをもたげる。

 帰路、久しぶりにエッソでガソリン満タン。 オートマのエスティマでのマイレッジはリッター5kM。

 ん~

 んでもって、ガソリンはリッター145円。

 このご時勢に過当競争のGSさん、カストマーとしては随分助かるなあ。
 でもこの調子で円高が続けば、そのうちにリッター120円くらいになってくれるかもしんないなー。

あー、かわいそうな民主党さん、せっかくのガソリン国会のインクパクトも、またまたスカ・・・って事になっちゃうのかなぁ~ (^^?

2008年3月15日 (土)

またまた勉強?

出版予告があって予約をいれておいた林業改良普及双書のNo157が届いた。

 森林総研(関西)の黒田慶子氏編著となって手軽な新書版にまとめられている解説書なのだが、その出だし部分でしっかりと、いつまでも目先の現象に右往左往して流説に惑わされる過去を繰り返すのはやめよう、日本の森をわれわれはどうしたいのか、腹を据えて考えよう、と喝破しているところは流石。

http://www.ringyou.or.jp/ISBN978-4-88138-199-1.html

 関東地方は今のところナラ枯れに侵入されてはいないが、正しい知識を持つことが最大の防除につながる。  マツノザイセンチュウによる松枯れの被害の甚大さを省みるとき、情緒的な自然崇拝の念に徒にふりまわされることのない、オトナの対応が肝要と思うことしきり。

2008年3月14日 (金)

学んで時にコレを習う?

小学校のころに暗誦していた文章として記憶にあるのは教育勅語とこの種の珍聞漢文。
 物心ついたときはまだ疎開先の借家住まいだったらしく、床の間の掛け軸がなんとも四角い金泥文字で書かれていたのを面白がって家人に聞きながら記憶したものらしい。  今では勅語の最初の部分をちょっとだけソラで言える程度なのだが、別に誰から教わったという記憶がないくせに世代錯誤な歴代天皇系図までウロ覚えにであるにせよ覚えていたりするのが、なにか不思議な気がしたりする。

 ま、それはどうでも良いことかもしんない。 とにかく、銀幕の中の鞍馬天狗は杉作少年に、たまには勉強せいよ と言ったではないか ( えーっ? )

 ま、今日は雨模様。 久しぶりに習うから学ぶへの切り替え。 

 雨のセイか、今日は妙にハイテンションになる。 なんでも老人性躁鬱症というものがあるらしいのだが、それと今の私とが関係あるんだかないんだか・・・ 

とにかく今日はお勉強。 今回のテキストはこれ ↓

Dvd1526_01_500  

 タイトルのとおり、ベーシックな教本DVDなのだが、内容は決して安易と呼べるようなものではない。

 添付資料に試験問題がついていて、その中には 人の知性をバカにしているのか? と疑わせるような設問もあったりするのだが、そういう事を真面目にさせられるトレーニングは、大学卒業以後はあまり縁がなかった。

 あ、東京田町のマイクロソフトユニバーシティでWinV3前の時代のウインドウズプログラムをMFCを使って”Cで”組んだころのトレーニングがこういう具合だったっけ。

 当時はMFC/マイクロソフト・ファウンデーション・クラス を使うという事自体が飛び抜けている事だと思っていたけど、惜しいことに折角高価な講習を痛い自腹で受講したものの、肝心の脳ミソがついていかなかった暗い過去があったっけ(汗)

 う~ん、まだW95の前の時代の話だったし・・・ 過ぎたことは無かったことにするべ。

 さっきの躁鬱症の発作ってのはこういう具合にテンションに脈絡のない波をうたせるものらしいけど、とりあえず今は勉強の話ということで・・・ 続けるちゃうけど、悪しからず。

 この手の教育訓練はCEU(Continuing Education)の枠組みの中に位置づけられているのだが、私が知っている日本での生涯教育の曖昧さと異なり、その内容の実に実務的で実学的なところに、毎回のことだが、感心させられる。

 そろそろ枝下ろしなどの目先実益的な作業にとどまらず、樹上テント張りの趣味的で高尚な世界にも手を広げたいのだが、蚊帳付樹上テントは結構な値がするだけでなくって、その設営も大変みたいだ。
 でもさ、今度の夏、樹の梢に設定したテントの中でラジオも無し、音楽も無しで、ひたすら風や木の葉のそよぎの中でティンカーベルの夢を見るなんてことができたらどんなにか素敵だろう って、考えたりしない?

・・・ あ、そーゆー事って、正常な人はあんまり考えないのが普通かもね(汗)

でも、次の月の個人年金は全部ツリーボートに注ぎ込んでみる(どーやって暮らすんだYO)積りだったりするね・・・ こういう素敵なのは、財布との相談で、ちょっと無理かもしれないけれどさ

( Sherrill Tree ) ↓

SherrillTree

あー やっぱし雨の日は つくづく苦手なんだわ・・・

2008年3月13日 (木)

結果オーライ?

なんでもかんでも結果が良ければよいというものでもなかろう。 Dscf0338

 今日は入間の杉山でなんと二人の応援をいただき先日の伐採の後片付けと、心配でならなかった腐れ杉の追加伐採を3本処理した。

 その中の2本目、根回り径50cm弱の杉は腐れとの闘いのあげく、板根状の根株形状の木に育っていた。

Dscf0351

 ちょっと心配な木だったので受け口切りの途中から私が交代して処置したのだけれど、断面が菊とかダリアとか桔梗とかの花びらのようにヒダヒダとしてどこを探したら適正なツルが確保できるのか見当もつかない木だった。

 そのヒダヒダの外側部分に生きている白太が少しづつあるのだけれど、伐倒したい方向にツルとして利きそうなヒダヒダ(板根)部分がとれない。

 どこかでトチ狂って、アテになりそうな太い2つのヒダヒダのそれぞれに受け口を切ってみたけれど、如何考えてもそんな半端な考えが通用する訳がない。 2つのヒダヒダが残れば、その2つで決まる方向にツルが働くのであって、ヒダヒダそれぞれに受け口を切って角度を出しても何の意味もないだろう。

Imgp4903

 

( 投稿後、山仙人さんからメールで画像を送っていただいていたことに気がついた。 記録に残しておくべきだったかも知れない。 頂いた写真を有り難く掲載させていただいた。)

 

Dscf0343

 

 なんかその辺り、いい加減といえばいい加減なやり方をしてしまった後悔が痕を曳いている。 まあ、8m~10m高にロープをかけてフィドラ引きをかけて倒したので安全という意味での不安はなかったのだが、やはり2つのヒダヒダに受け口をそれぞれに切ってみたのは知恵が足りなかった。

 っていうか(笑)、思い切って枯れかけているもう1つのヒダヒダまで受け口をドン!と作っておくべきか と思うこともあったわけで。

 しかし、伐採したあと、記念に根株まわりの年輪を切り取って・・・とおもったら、とても年輪のようなカタチが残らないほど芯に腐れが進んでいた。
 もう1つのヒダヒダまで受けを切っていたらどーなってしまったかな。

Dscf0344  こういう時はセオリー全体がアテになるべき根拠を喪っているのだから、やはりロープ掛けで引き倒したのは大正解というものだろう。 そういう意味では今日の作業も結果オーライと考えられなくもないのだけれど、返す返すも2つのヒダヒダのそれぞれに受け口を切った自分のバカさ加減が悔やまれる。

 ま、こういう自己嫌悪に陥るのもある意味、研鑽の1ステップか。

 アホとしか思えないんだけれど、自分のことだからなー もっと考えを深めておかないとなー ・・・

帰路、狭山の薪プロジェクト現場で3本の中径ソロの伐採。

Imgp4921
( 仙人さんが伐採したソロ。 裂け対策のロープでトラロープをつかっているけれど、本当は余りよい選択ではなかった・・・って、自分でやっといておきながら )
 

色々自分では反省する点があるけれど、でもとにかく、今日も何人もの人に助けられて一日が無事に終わった。  ありがとう。

2008年3月11日 (火)

非力なツリークライマーは

大枝おろしではいつもロープをたくさんつかいます。

 今回も30mロープを2本つかってコナラの大枝のアタマと尻とを吊り上げておいてDRTで登高、伐採。 オープンロープ!のコール後に、2本のロープを順番にすこしづつ緩めて枝を下ろします。

325

 すこし驚いたのが、地上12mで手鋸で切断したコナラの幹から、貯まっていた茶色い樹液が血液のように迸り落ちたこと。

 一瞬、樹が痛がっているのか と怯みました。

 実は風折れなどで傷ついた枝から虫や菌が入り込んで幹の中に空洞をつくっていたのでした。 そこに昨日の雨水がたまり、手鋸で切断された切り口からイッキにほとばしったものだったようです。

 Oさん宅の裏の支障木の処理は今回で一段落。 あとはロープを借用したまま同じOさんの墓地上のソロの整理、竹藪内の椋・榎の保安伐採。
 さてその次は・・・ いっぱい予定がありすぎて、体が幾つあったも足りないみたい。

SRTも色々自分なりの工夫を加えるようになりました。 DRTではスプリットテールで枝の干渉を回避するようになりました。 状況に応じて手法もどんどん変化するのですが、そろそろ複数の樹でのトラバース枝打ちを本格的にやりたくなります。
 テキストは無いけれど、知恵を絞って汗を搾って腹をしぼって・・・・ 自分なりの手法を探しだす面白さ(特にリギングでは、中学の理科のテストで100点をとった喜びを思い出します)を満喫する日々。

 自分の健康に感謝。 助けてくれる人々へ、感謝。

2008年3月 9日 (日)

安曇野カービングキャンプ

去年の安曇野チェンソー彫刻大会のあと、日本のヘソ的な立地条件の有利さを活かしたチェンソーカービングの年間をとおしたスクールを開くという企画が伴塾長のもとに設定された。 Azumino_camp

 この画像はヒロ2号さんのHPから借用したもの。 餐場さんの力作だ。

 講師は伴さん。 広報は餐場さん。 偶然のいきがかりで設営・撤収を含めた下働きに私も参加することになった。 

 具体的にどの程度の参加者があつまるか、まったくの未知数だが、基本的な安全講習やぞの他のレギュレーションを取り決め、参加者の誓約書の取りまとめにコミットする事になっている。 
 誓約書の素案はすでに提出してあるのだけれど、実際に私にできることは多分、丸太の搬入とか会場設営、撤収・清掃程度だろう。
 年間を通した教室運営では、日本中のチェンソー彫刻の猛者たちに参加を呼びかけ、彫刻テーマによって講師をお願いすることも含めた展開を想定しているとのこと。  とは言え、実際にお願いした講師にアゴアシ代が捻出できるかどうかも定かではない。 それでもあつかましくお願いしてまわることになるのかも知れない。

 さて、どんな展開になることか。 

追記: 出来杉計画さんのHPで経験したリンクバナーの障害について、上の安曇野学校バナーで自分の錆付いたhtml知識を確認してみた。
 ココログ記事修正画面で安曇野学校の画像JPGを貼り付け、その画像にhtml編集で学校HPへのリンクをセットし動作をチェックした。 学校のバナーをクリックすると伴さんのHPでの詳細説明ページが開かれる。  リサイズやスクロールバーは手修正で処理した。
 古く錆付いた知識だけれど、まだ一応は通用しているようでほっとした。

入間の杉山

昨日10時、同じ川越の沢さんの応援を得て入間の腐れ杉の始末を行なった。

目的は2つ。
 1つは今後のヤマ仲間となる沢さんに、きれいごとでない里山の経験を積んでいただくこと。
 ヤマ仕事では特にマニュアル依存の判断が危険であること、と、自分が何をしようとしているかを周囲に的確に伝えることが安全の最初のステップであることを十分に認識していただく事 に留意して組み立てをしたつもりだった。

もう1つの目的は、先日来の強い風で幾本もの太い杉が風倒している現実を考え、実被害が発生する前に住宅・公共地に近い危険木を予防的に伐採すること。

 気楽なクラブでの体験的伐採作業とことなり、現実の民地作業では周到な用具の準備が欠かせない。 
 使用したロープは20m長12mmφのクレモナを2本。 フィドラ5倍力タンデム滑車に9mmφ50m長ロープをセットして300kGで9mを牽引できる装備を持ってヤマに入る。
 台付け用にスリング2種とシャックル各1。 これにロープ掛け用のフリンギットラインと10オンスのブレット、ビッグショット、そしてMS260とガソリン+オイルで結構な重さになる。 
 枝がゆれる程度であっても、風があるときに受け・追い切りだけで腐れの進んだ20m級の杉を確実な方向に安全に倒すのは、安易な考えでやってよいことではないと思うので、これは現在の私の伐採技術レベルではやむをえない必須装備だ。

Dscf0316
大雑把な見当をつけて腐れの具合をみるために受けを入れて確認すると、やはり実際の腐れは予想どおりに進んでいた。

アテにできるツルが極めて限定されている。

 ロープ掛け高さは8m以上、スローラインで引き上げる処理。  すぐに沢さんも作業分担を買って出てくれ、伐採後のロープ始末を引き受けてもらえた。
Dscf0317

殆どの伐採を沢さんにやってもらってこちらは写真を撮る側にまわってみた。
 合計8本(?)の杉をほぼ狙いどおりに伐採することができたが、2本ほどの腐れがひどい木については、受け追い位置を腰の高さより上にとってツルを確保しての作業も実演してみせた。
 もしこれで掛かってしまった場合には、例の畳み伐り(?)という手法らしきもので、「チェンソー作業禁止事項」を回避する実演をすることになってしまったかも知れない。 掛かり方によっては効果的な局面があるかもしれないけれど、でも、アレをやるには太すぎて怖い木ばかりだったな・・・

 まあ、10m位置にロープ掛けしてツルを太く残し、フィドラー牽きをして倒すのだから忠実に受け口方向に倒せることは倒せるのだが、疲れがでてきた頃だったセイか、ラスト1本では追いを切ってから受けの方向が違っていることに気づき、焦って交代し修正する顛末もあった。  最後の1本はせっかくロープ掛けをしたものの終了時間を見て打ち切り取りやめにした。

 沢さんとはまだお互いに遠慮がありすぎるのだろう。 疲れたら 疲れたからやんぴにしよう などと気楽に言い合える間柄にならんといかんなー。

 倒した杉の枝払い玉切りなどの後始末は後日に行うこととしたが、これを独りでやるのは結構な仕事になりそう。 そろそろ山仙人さんにお出ましいただこうか なんて悪企みを練ってみたりする(笑)。

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 でも、こんな腐れ杉を一日8本も伐採させるなんて、ほかでは経験でき無いと思うYO 
 このクラス以上の太さの杉を伐倒したときの地響きを自分で管理して体験するというのは、たぶん、これからヤマ作業をする上で大きな意味を持つことになるんぢゃないかしら。

 安全に処理するためにどういう装備が必要なのか、実地に見て使って経験を積んで貰えれば、私の目的は達成できたようなものだし。

おーし、今日はこれからコナラの枝おろし。
 葉が茂る前の今のうちに降ろしておかないと、作業時に吹く風に負けて事故る可能性の高い樹だからね。

2008年3月 7日 (金)

久しぶりのチェンソー彫刻

体調崩してから殆ど彫刻らしい彫刻をやってない。 伐採はやったけど、チェンソー作業としては全く異質のものだからして、かなりフラストレーションが蓄積していた。

 んでもって今日、久しぶりに借ヤマで彫刻に取り掛かった。

 最初の目標は、山仙人さんやKさんなどのヤマ仲間から注文をもらっている課題6点のうちの、山小屋落成祝で寄贈するフクロウ。 材は末口35cmの杉 ほぼ1年乾燥させてあるのでひび割れも多いし材が硬い。

 あまりに久しぶりだったため、ソアリングアウルのブロックカットが思い切りズレた感覚になっていた。
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 いつもの構図なのだが、なんだか凄く難しく感じる。 必要な筋肉をながいこと使っていなかった証拠なのかもしんない。

とりあえず粗削りはこんな具合

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土台からフクロウ全体を浮かせたくて木の葉・梢の上を飛ぶフクロウという構成にしてみたのだが、これが案外と手が掛かり、かつ、難しい。 大会ではよく見かける構成なのに、実際にやってみると難しいものだ。 このあたり、また目からウロコが数枚落ちたような気がする。

葉の透かし彫り(?)に夢中になってうっかり彫りすぎれば、せっかく杉丸太を垂直につらぬいている木質繊維を切断して全体の強度を失いかねない。

仕上げに入る段階で乾燥状態が思いのほか進んでいて細かい表現を攻めあぐねて休止。

ちょっとした挫折感。 気分転換にこれまで彫ってきた児童群像の顔をひととおり化粧彫りして写真にとってみた。
 

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 どれをとっても製作の日の色々な記憶が蘇る。

 

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この6体の他に、Iさんのヤマにおいてある少女像が1つ。

 どれもステレオタイプにならないよう、子供の性格などのイメージを具体的に思い描いて彫ってみたつもり。

0304 気を取り直してフクロウの仕上げにとりかかったが、寒気の予報どおり暗雲がたちこめてきたのでひとまず退散。

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明日は入間の支障杉始末を予定。 どうやら沢○さんが応援してくれるらしい。 

おーし。 今日もめいっぱい元気で過ごせた。

2008年3月 6日 (木)

願掛け地蔵

って、実際ボクらの信仰なんてのは、ご都合主義で、出た所勝負で、現世ご利益優先だってことは常識の範囲内なんぢゃなかろうか なんてつくづつと思う事がある。 

 あ~、ごめんなさいね そうではないヒト。  これは私のブログなもんでネ、時には素直にホンネや地がでてしまうのYO

んな訳で今日は家内のたっての希望もあって葛飾金町の縛られ地蔵尊詣。 手水をつかってお賽銭をなげ、縄を買って畏れ多くもお地蔵様を縛りあげる。 その縛る縄の価格に見合わぬ大きな願をかけたりもする。 

288 200円で引いた御神籤には変な和歌と小吉の卦が出ていた。
 要するになるようにしかならないという意。
  なるほど、確かに ごもっとも。

 社務所脇に悪魔のようなご都合主義の権化、ワンコイン価格のお札をみつけたので人間ホンネの願いを書き記し、静かに手をあわせて子等に幸多かれと祈る。

ま、そういう日。  夫婦二人でそろって歩いた久しぶりの下町のはずれ。  思いがぬやわらかい日差しに、やさしい春の訪れを感じた日。 

 春よ来い。

2008年3月 3日 (月)

一石二鳥?

昨年からずっと気になっていた共同墓地脇の腐れの入った桧2本を伐採処理した。
 思いつくままに写真を撮ってみたけれど、やはり作業しながらの撮影ってのは抜けが多い。
 アルバムに記録をのこしたけれど、今回の桧は芯腐れの入っているのが1本あって、これは使い道が思いつかない。 塀際の太い桧は使える部分がかなりある。 短コロにしてしまってあるので今更柱には挽けないが、フロ桶の蓋とかチェンソー彫刻とかベンチとか、色々利用方法を考えている。

 作業中に近所の霊園の管理人さんがチェンソーの事を聞きにきたので、あまり舐めてかかると死人の出る機械だということを説明した。 聞けば別の場所にある霊園で山桜の大枝を切りたいのだとか。 ならやってあげると言ったら謝礼は?との問い。 気持ちでいいよ 出したいだけで と答えたけれど、地主さんの承諾確認も、作業の仕様も決めずに伐採など実際にできるもんでもない。 4月中に ということなので、とりあえず現場の様子をみておこうと思った。

2008年3月 1日 (土)

ヤバかった・・・

車で片道45分の道中ず~っと気がつかないでいたのだが、目的地に到着し、コンビニのミニストップで昼食を見繕いカゴに入れてレジへという段階になって初めて、実は財布も免許証も携帯もな~んも携帯してない! ってことに気がついてしまった。 
 参ったな・・・
 焦りつつも車のキーホルダについている予備の小銭入れからなんとかスポーツドリンク代金200円分を掻き出し、アクエリアス1Lボトル1本だけを辛うじてゲット。 
 そのコンビニの裏にある地元の宮司さん御宅に、ヤマの様子見をかねて春の挨拶をしたところ、真っ先に昨年約束した所沢の欅はまだ未着手のままか、とチェ~ックを入れられた(汗)

 なんでも、近所の別件の欅の始末で伐採費に18万かかった家があったとか、そういう意味で私が処理をサボっていると思われては業腹なので、率直に風邪のひどいのをひいたあと白色便が出たのでCT検査を受けた経過なんかを話してしまった・・・ あー、なんて気の弱い俺。

 今日は伐り残りの根株を地際で切り取って・・・と企んでの訪問だったのだが、ふと気がついたら又しても広大な敷地の奥に、かなり太めの杉の倒木を見つけてしまった。

 あー、そう言えばおとついだったか、日光の杉並木で天然記念物の杉が強風で倒れたんだったっけ。 あの風か。

 その倒木の先には、やはり川越と同じような地域の共同墓地区画がある。 この辺りの杉は全部こんな腐れの状態かもしれない。
 倒木と言っても根元から倒れている訳ぢゃなくって、地上3mちょいの高さで幹が折れ、その木の梢が遠い道路際にまで倒れこんでいるという状況。 折れている部分が半ば千切れるような折れ方を見せているので、芯の腐食がかなり進行していたことがわかる。
 こういう木を初歩的な受け・追い伐りだけで安全に処理できるかってえと、私の感覚ではトンでもない って事になる。 折れ点にかかっている力と、腐れの入っている幹の強度とを考えると、手順は先玉伐りで荷重の整理からはじめなきゃなんないことは明らかだ。
 放置して素人に処理を任せるよりは、これも乗りかかった船、安全に倒すまでは私がやっとくほうが良いだろうと思い承諾を得てスリングから5倍力フィドラーでロープ掛け牽引を仕掛けた。 この状態で不意の倒壊の方向に強い制約をかけた事になるので、じっくりと根元の腐れを観察。 簡単に受け口を切ってみたら なんと! 殆どツルにできそうな幹の実質がないではないか・・・

 つまり、この杉の根まわりの芯は、素手で簡単に崩れるところまで褐色腐朽菌に犯されてぼろぼろになっていた。 辛うじて生きているのはリング状の4cm程度の厚みの白太部分だけ。 いままでどうやって立っていたんだろ。 同じように腐朽菌に犯され倒れた木といっても、根元にはしっかりした芯を残す松とは偉い違いだ。

ま、とにかく、ツルになる部分が無い木をちゃんと倒す技ってので信用できそうなものは余り無い。  先玉を落として身軽にした杉であっても、残っている部分だけで人間をペッチャンコにするのは簡単かもしんないような木だったので、とにかく慎重に、昨夜目立てしたばかりのMS260で伐採&玉切りを行った。 体力がそれほど回復している訳でもないし、財布忘れで昼の弁当も買ってないので、今日の作業はこれで打ち切り帰路についた。

 やばいなあ・・・・ 都市近郊の里山には、こういう杉の木がどんどん増えてしまっているし。

ハンドルを握ってからやはり不安がこみ上げてきてしまった

 やばいなあ・・・ 今のオレ、免許証不携帯だし。

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