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2008年1月12日 (土)

里山の隅で

一本の立派なクヌギの樹が折れていた。

 原因は去年の台風だったとのこと。 幾本もの樹が集まって杜のカタチにまとまって幾年の風雪に耐えてきたけれども、その周辺の開発が進むにつれて変化してゆく環境についていけなくなる時がとうとう来たという事なのだろうか。 関東地方の屋敷林は、まず手に負えなくなってきてしまっているのが現状とか。 無策のままに放置し、やがては重機でどんどん踏み潰すという手段で解決しようと言うのだろうか。

 そんな情け無い国にはほんの鼻糞ほどの愛国心だって育ってたまるか。

 なんちって。

107_0

以前であれば、たんにそういう景色としてしか見ることのなかった里山の隅の樹なのだが、自分の手の届く範囲で色々なことが出来るようになると この景色の見え方も変わってくる。

 たとへばこの幹折れしたクヌギの大木(目通りで60cm以上ある)を見る見方は、腐れなどの確認をした後では、こんな具合に展開される

107_c (ただ単に切り倒すだけなら、ここまで重心が明確な樹では計算もあまり必要ではないだろうけれど)

一番上の矢印マークは地主さんが重機でひっかけて傷つけてしまった点。 この傷はかなり深いので、この上に登って安全な作業ができるようには思われない。

話を聞く限りでは、2段梯子をかけてその下の大枝を切ったところ、落下した枝が梯子を壊して地主さんもあやうく・・・という展開があったそうだ。 地上には綺麗に切りそろえられた枝が目の高さを超える程度に積み重ねられているが、太めの幹は全部短コロになって転がっているだけ。  クヌギという樹は苦を抜くという縁起があって箸などに作ると喜ばれるのだけれど と話をしたが、そういう手間をかける余裕も販路もある訳でなし。  たんなる昔噺の次元の話をするのは するだけ失礼 だったかもしんない と思ったりする。

 だから、最初の切断点は本当ならもっと上で伐りたいのだが、安全を考えればこの矢印になる。

 その下の2つの矢印は、上矢印で切断したあとの吊り伐り予想点。

107_b_2

で、上の切断点から幹を頂上にたどって、吊り下ろし幹の最大回転半径をこの写真のように予測する。 無論、実際の切断では元口固定ロープに遊びを持たせることになるので落下係数は少し小さくなる。

ちょっと極端に描くと こういう風景に見えてくるわけ

107_a

実際の落下軌跡は、この絵の半円の下半分がロープの遊びの分だけ下にずれるので、危険域はもっとずっと地上寄りになる。

さて、このクヌギ。 腐れがどこまで進行していることか。

節分のころにはきれいに倒しておきたいものだけれど。

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