2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト
無料ブログはココログ

ブログの起点

15年も前の事など

« TAA熊選手権(?) | トップページ | 里山の隅で »

2008年1月 9日 (水)

納屋の上の怪人

オペラ座の怪人だったら格好の付け方もあるんだろうけど、私は毎度の障害樹の枝下ろし。 今回も対象は納屋の上のエノキの枝。

 毎度のことながら、納屋の上の変人・・・ ちゃった、怪人。

 10時ごろにOさんの家に到着して準備にとりかかり、なんとかDdRTのセッティングを完了したのが10時半。  4層に枝が重なるような、かなり複雑な条件下でのロープ掛けだったので、たった30分で干渉排除のセッティングまでを完了できたというのは、ちょっとした感慨ものだったりする。 

Small_joint_2

(写真のトップアンカーは目標の樹ではなく、その樹に覆いかぶさっている後ろのコナラの枝に設定してある。)

 ジンギットラインでハウススリープをつけたロープの引き上げを行うとき、テキストや講習で教わったやり方は、最近はあまり使わない。 理由は、バージンの樹の股は堅くしまっていてハウススリーブがなかなか通らないから。  このハウススリーブっちゅう、ロープ・樹の保護用パイプを樹の股に通す努力だけでへとへとに疲れてしまうくらいに手間どるから。 あー、今 変な突っ込みしようと思ったひと、そりは誤解だからね。 あくまでこれは樹の股にパイプを通すって話。

 とにかく、私のとっている方法がそれほど特殊ということではないけれど、このやりかたならば簡単に樹の股を通すことができるということは機会があればTCJにも伝えておきたたいものだ。

 ・・・ あだだ、もしかしたら、今の講習会ではこの辺りのことも改定されているかも知んないから 余計なことを口にしてまた突っかかれるのもつまんない。 聞かれないことは言わないでおくべ(笑)。

 今のレベルの私では、このあと、実際に時間がかかるのは枝の状況を確認して吊り点、アンカー点を設定するまでの思考実験。 これは、枝の重量と重心の判断が出発点で、ロープの必要な長さと牽引点までの距離など 結構複雑なことを考えたりする。
 あんまし難しいことをいつまでも考えていてもラチがあかない事もあるし、実際に登ってみてターゲットの枝と周囲の状況、自分の退避スペースなどを感じ取るという作業を先に行うことで全体の構想を確定し易くなる。

 んな訳で今日は10時半からのんびりまったりと構想を練ったり弁当を食ったり。

 枝下ろしの実行に入ったのは2時ごろ。 失敗したのはSRT用の両足フットアセンダをDdRTに流用したこと。 これはアセンダー金具のストロークがブレークスヒッチ周囲のカラビナやノットの辺りを通ることになるので、やたらに手が痛い。
 途中から両足フットアセンダーを取り外し、ぺツルのパンティンに切り替えた。
 その他の今日の反省点は、ストレッチ体操を十分にやっておかなかったこと。
 木の上での立ち位置をあれこれ工夫するとき、思ったよりも足が上がらないで結構苦労してしまった。 足が上がりにくかった訳は、メタボリックな腹・・・ではなくて、チェンソーを使う積りでハーネスの下に着用したチャップス。
 この辺りの防具の設計は、もっと工夫の余地があるんぢゃないかと思うけど、ま、それは別の機会に。

最近は毎回、期待した通りの枝下ろしができているので、あまり写真記録を残す気になれなくなってきている。

結論から言うと、今日は大枝下ろしのセッティングだけの予定だったのに、実際に1本の大枝を下ろして跡片付けも済ませて、おまけに別のクヌギの大木の下見までやってしまった。
 ま、慣れた頃が一番あびない。 自戒していこう。

« TAA熊選手権(?) | トップページ | 里山の隅で »

木を伐る」カテゴリの記事

樹に登る」カテゴリの記事

コメント

慣れた頃が一番あびない。・・・私の友人(山師で森林組合)は、昨年暮れに丸太が足にあたり少し痛い・・・骨折ならもっと腫上がるよな~なんて話していたら骨折でギブス・・・代わりに本所から応援に来て貰ったら、伐採した枝が隣の孟宗竹で跳ね返り・・・腕を複雑骨折と散々な年末とまったみたいです、気を付けていても事故は起こります、会社でしたら「KY」をやってからですが・・・成瀬さんも、ストレッチ×2を充分行い「ご安全に!」・・・実は~私も怪我で入院の前歴があるのでした。

 新年おめでとうございます。ご無沙汰です。
年始めから「納屋の上の怪人(仙人?)」でご活躍の様子、本文記載の通り危険と隣合せ、決して「赤ミソ作業」で手順をショートカットされぬよう祈念します。
慎重な木挽屋さんの事、充分承知で、釈迦に説法となりますが、私の生産技術屋時代の経験で、設備に絡んだ災害より、「高所作業」「落果事故(物の落果も含み)」が一番怖い「重大災害」でした。
 と言う輩(ヤツガレ)も、素人の「門前の小僧」で気分に任せアチコチ手を出し、自戒の新年とします。
 天気が心配で、(日)(月)は「雪の予報」ですが、13日を楽しみにしてます。

江村~!さん、コメントさんくすです。 そうなんですよね、気をつけていてもおきるのが事故です。
 そういう状況が起きたとして、その状況下でどのようにダメージを最小限に抑制するか というのがリスクマネージメントって訳ですから、根幹に置いているロープ、アンカーポイントに対する信頼性の確保が本当に重要になります。
 間違っても3つ打ちロープに命を託することはない訳ですけど、ダブル・ブレードのスタティックロープについても常時そのコンディションを確認する作業では手を抜かないようにしています。
 一番神経を使うのが樹上での退避スペースですね。
 とにかく切断作業終了直後に、その位置からすばやく移動するのは難しいです。
 極力ツルを利かせて、枝の引きちぎれる音がちゃんと繋がるよう丁寧に切断して、すべての事態の展開にゆっくり時間がかかるように工夫しています。 元口に掛けるロープにもそういう意味があるわけです。
 一番怖いのが善意で協力してくれる施主さんの不用意な動きです。 地上から見上げていると鉛直線をよく読み間違えるので、テープを張って結界を結ぶのですが、なかなかその辺りの怖さがわかって貰えないようです。

おー 仙人さん!
久しぶりです(^^)
 江村~!さんへのレスでも書いたのですが、地上の車、人の動きに本当に神経を使います。
 ご本人が安全だと思っておられても、樹上から見て確信が持てない場合は作業を中断して通過するのを待つんですが、案外にこれに時間がかかったりします。
 間違っても他人さまを巻き添えにはできない。
気をつける・気をつけろ と言うのはどうにもならないくらいに簡単なのですが、何にどう気をつけるのかがいつも問題です。
 樹に登るようになって、そういう発想が以前よりずっと具体的になってきました。
 そういう目でみるようになると、専門家くらい怖いものは無いと思うようになったりします(汗

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/102810/17631887

この記事へのトラックバック一覧です: 納屋の上の怪人:

« TAA熊選手権(?) | トップページ | 里山の隅で »