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2007年10月18日 (木)

二ヶ月ぶりのSRTタイ・イン

ブラックスネークロープを使ってのSRT登高はTCJのツリークライミング講習を終えてからまだ3度目。 ヒッチやらノットやらのロープ技術を色々使ったDRT登高より、アセンダーとストップを使うだけのSRT登高のほうが実はずっと早くて楽で簡単だ。  無論、フットアセンダーを併用すればDRTもずっと楽な登高が可能になることは確かなのだが。

 しかし、DRTが本質的にネバー・オフ・ザ・ロープの体系になっているのに対し、SRTでは登りと降下とがキッチリ断絶していて、可能性としてオフ・ザ・ロープの時間が存在し得る。 従って、SRT登高での樹上ワークではプルージックでの保安やフリップラインでの滑落回避策が欠かせなくなる。

 アセンダーからストップに切り替える作業では、保安のためのプルージックをHi側とLo側のアセンダーの中間に取り付けることになっているのだが、これらを取り付けた状態でHi側アセンダーを取り外すとき、ロープ上のプルージックをフリーになりかけたHi側アセンダーで押し下げてしまうことがある。 無論、この状況ではプルージックでの保安目的は無意味になってしまう。

 文字図解すると

    | ← ロープ
    |
    ◎ Hi側アセンダー   (ハーネス)
    |
    □ プルージック     (ハーネス)
    |
    ● Lo側アセンダー   (両足鐙)
    |
    □ ストップディセンダー (ハーネス)
    |

 今日の登高はこの点の確認が最大の目的だった。

 当然、Hi側アセンダーをはずす時はLoアセンダー・鐙に完全に乗った状態でHi側を無負荷にしておく。
 この状態では、基本的にプルージックにはテンションがかかっていない。
 外したアセンダーの在った位置あたりにプルージックをスライドさせ、体重がLo側アセンダーとプルージックとの両方に同時にかかるように一旦、調整する。
 引き続き、プルージック位置を上方に修正。
 全体重がプルージックで吊られるよう、幾度かLo側アセンダ(鐙)に乗ったりプルージックにぶら下がったりして適切なポジションを探したのち、ストップのロープを引いてテンション調整を行う。
 この段階の作業で、鐙足の力を緩めてぶら下がれば、プルージックとストップとの両方で吊られることになる。
 まだこの段階では、体重はストップに支えられるのでなく、主にプルージックによって吊られるようにする。
 Lo(鐙)側アセンダーは鐙を緩めることで無負荷となり容易に外すことができるが、この切り替えの工程では最終的にストップに全体重がかかるようプルージックを緩めてゆく慎重さが必要なので、鐙を踏んでLo側アセンダーに乗り、負荷を緩めたプルージックを手で引き下げ、ストップにかかるテンションを確認する細かい作業が必要となる。

二M程の高さで二度繰り返して手順の確かさをチェック。 カラビナの向きによってストップのレバー位置が扱いにくい方向に半固定されてしまうので冷静に最適の方向を確認。

 ストップをホールド状態にセットしておいて全てのアセンダとプルージックを取りはずしてようやく右手でビレイしながら降下開始になる。

 このやっかいな用具切り替わりの段階で、適正作業のため上下位置を調整する場合、このSRTセッティングのままで調整する方法が有効なのか、あるいは別途フリップ・ラインを併用してこまかい調整をするべきなのか、かなり工夫の余地がありそうに思う。

 もしかしたら、SRT登高と同時に、同じ木の別アンカーでDRTタイ・インを併用しておくほうが良いのかもしんない。

ん。

 今日のノートはここまで。

 明日は安曇野で超能力カービングの猛者たちと会う。  あー、なんて忙しい隠居生活だろ(笑)

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樹に登る」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
ご無沙汰してます。
今、DdRTでフットロッキングして労しながら登っています。(汗だくだく)
フットアッセンダーの購入を検討(CMI,ペツル、コング)しているのですが
フットアッセンダーは楽だけど、ロープにダメージを与えるみたいな
話を聞きます。

実際は、どんなもんなのか?

ロープへのダメージや実は使用しない方が良いのかなど!?
情報があれば教えて下さい。

宜しくお願いします。

げっ! 5年前の日記にコメントがつくとは・・・ sweat01 なんか、こう、不意打ちを喰ったような気分です coldsweats01 が、ひさしぶりっ happy01

 私はフットアセンダー問題ないっ! って考えでいます。
 ブレークスつかったDdRTでのフットロッキングが体にきついんだったら、即行でVtとかとフットアセンダーの組み合わせでしょう。
 ただし、Vtやミーチョカンなどスプリットテール+スラックテンダーの取り扱いに十分慣れるまではセーフティ必須!の習慣をつけたほうがいいかな と思いますが、どうでしょう。

 ペツルは簡単に外せるメリットがあるんで、登り切ったあとのリムウォークなどへの切り替えが頻繁であれば(あると思います)好みのギアです。
 CMIはしっかりとロープを保持するので逆に外れにくいという安心感がありますね。
 
 ロープにツメをたてるギアを極端に嫌う人はロープを一生ものとでも考えているんかな。
 気分はわかるけれど・・・
 ちゃんと使い始め使い終わりに健全性をチェックし、捨てるべきタイミングにちゃんとロープを捨てる! という事を徹底するようにするほうが大切ぢゃないかと思います。

こんばんは。
アドバイスありがとうございます。
ペツルやコングのフットアセンダーを見るとハイテク感があるように感じます。
CMIは確実性ですかね~。
自分の場合はどちらかと言うとアナログ的なので安定性や確実性の部分を取って CMIのフットアセンダーを購入しようかと気持ちが固まりつつあります。
また何かと色々 教えて頂く事があると思いますが、その時は宜しくお願いします!!

樹緑さん、言い忘れていたんだけど、最近、あるアーボチームの作業をみていまして 自分がすっかり初心忘れるべからずの警句を忘れていたことに思い至ったことがあります。
 いろいろとあるんですが、たとえば自分のロープ、何時使い始めたか記憶に頼っていると間違いが起き易いですよね。 テープ巻きしてスプライスした日付とかを書いておくとか むかし教わったそういう細かいことをいつのまにか疎かにしていたなぁ って反省がありました。

 そろそろ樹緑さんも危ない時期にさしかかってcoldsweats02 いるんぢゃないかと思います。
 安全は全ての基本基礎ですからして、何があってもせいぜい「痛い!」程度で hospital 済むよう、お互いにしっかりと締めるところ締めて think いきましょうね。

こんにちは。
とても大切なアドバイスありがとうございます◎
少しづつ出来るようになって来ると、新しい知識や技術を得ようとして、前へ前へと進もうとする気持ちばかりが先行して、基本的な大事な部分が疎かになってしまっていたなと感じます。
仕事をしていると予算や時間、段取りなどの関係で、なるべく効率良く短時間で作業を完了していと思う気持ちが「焦り」や「急ぎ」、「イライラ」につながっている事に気が付きます。事故や怪我の元ですね!!
冷静に安全に・・・・これからもさらに慎重に、丁寧に、気を引き締めていきたいと思います。

また色々ヨロシクお願いします。

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