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2007年9月14日 (金)

必要は発明の母?

まあ、余りRiggingについて詳しい訓練を受けた訳ぢゃないし、テキストでも詳細を記述しているものは少ない。
 ましてや、ソロで枝降ろしを企むような人間は最初からあまり相手にされていないような雰囲気のあるアーボリストの世界だが、毎回応援をお願いしても何も挨拶できない懐具合って情けない現実がある。 やっぱし単独で何かできるようになっておかにゃあならん。

 重い枝を降ろすやり方には少なくても3つのコースがありそうだ。 そのうちの2つ(◎ロープ3点支持で全体を横に振ってから下へ降ろす ◎無支持の枝でツルを利用し、重力に従って枝をお辞儀をさせてから降ろす)はこれまでに実際に試してきたが、3つ目の方法として、ターゲットになる枝(幹)を本幹に抱かせてしまうという考え方もある。
 この目的は、切除した枝をその樹の根元に一旦着地させ、地面で重量を解決しておき、抱かせた本幹から開放する過程をゆっくりと管理してやるという発想であって前例を見たことも聞いたこともない。
 まあ、自分の非力さを滑車やチルで補強するにしても、本当の筋肉の実力でカバーしなければならない局面を可能な限り潰してからかかるのが私の戦略ということになる。

 で、今日のブログは第4の方法。
 つまり、以前から気になっていたスピードライン。
 これは枝降ろしなどの作業で切除したブロックをワイヤー伝いに目的の集材点に搬送する手法それ自体を指して言う言葉のようだ。

 確かに太い重い枝であればテキスト通りに数人の協調作業でスピードライン上の材をコントロールする必要があるが、人間の体重程度のものであれば、枝上からその搬送作業を一人きりでコントロールできてもよさそうなものだ。

 無い知恵を絞って自分なりに考え出した方法は名付けて回収式スピードライン。 

 里山の広葉樹で枝を降ろすとき、同一の枝上作業位置に居たまま、切除したい複数の枝へアクセスできる事例が多い。 テキストに紹介されているスピードラインでは、それらのタマの1つ1つにカラビナをつけてスリング掛けして集材点に切り出したタマを送り込む。
 そういうやり方は年金生活者のさびしい懐に高価なカラビナのコストを突きつける血も涙もないやりかただろう・・・ って、マジぢゃないよ。 冗談だからね、あくまで冗談・・・ う~ん、 本当に 冗談なのは 顔だけぢゃないってぱ。

Photo

 思いついたのはカラビナ+スリング法でなくって、カラビナ+ロープ法。 ロープを使って集材の終わったカラビナを再び樹上に回収すれば、1個4000円以上するカラビナは最初から最後まで1つで済む(筈)。

ロープは切断点から集材点までの距離(L)に余裕を持った長さが必要。
端から1ヒロ半のあたりでダブルエイトノットを結んでカラビナをかける。
これでロープは2つのセクションに分割されるわけだが、短い部分のロープ(繋留部)は一時的に材を切断位置に静止させておくためのもので、作業時には引き解けクラブヒッチで安定幹に繋いでおく。
長い部分のロープ(搬送部)が本法のポイントになる部分。
 カラビナから2束程度の位置で切除する枝に引き解けクラブヒッチを結び、ロープの端を安定幹にしっかりと繋いでおく。
 枝を切除したとき、枝は重力に従ってスピードラインにカラビナを介してぶら下がり、これを制止する力は繋留部の引き解けクラブヒッチが受け持つことになる。
 繋留側を解いて材をスピードラインに乗せれば、枝は搬送部の長さだけ滑り降りて安定幹からの制動で集材点の上に停止する。
 このとき、引き解けクラブヒッチに強い力がかかれば、材は自動的に開放され集材点に落下する。 落下しなければ搬送側ロープを引いて枝の結びを解く。
 以後、再び樹上位置で搬送側ロープを手繰り寄せ、カラビナを回収して次の枝の切除作業を開始する。

うーん。 実際にはノートに漫画を書いて小さな模型でテストし納得しているのだが、これを言葉だけで説明するのは一種の苦行みたいなもんだ。

Dscf0002  

 

最初の写真が樹上セット状態。

 

 

 

 

 

Dscf0003  

 2枚目の写真:枝が切り落とされ、繋留ロープで制止されカラビナでぶら下がっている状態。 

 

 

 

 

Dscf0004  

3枚目: 繋留を外し、スペードラインに材をのせる。

 

 

Dscf0005 最後の写真:搬送距離で引き解け側のロープに張力をかけ、材を落下させる。 ロープを手繰り寄せればカラビナを回収できる。

 

 

明日、実際の樹でこれを試してみることにする。 無論、公道上でのテストは実験確認の後のことだが、以前、八王子の樵のSさんが言っていた「自分なりの新機軸を出す」という世界に、すでに一歩踏み込んでいるという実感がある。

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