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2007年9月 9日 (日)

入間の風倒杉

9月8日 朝イチで入間の宮司さんから電話があり、台風9号が裏山の杉を倒したとのこと。 詳しく聞くまでもないので本日の大枝下ろしの予定を即時変更、片道20kほどの入間糀谷の宮司さん宅を訪ねた。

 由緒ある神官の家系らしく広い栗林では下刈りの跡が奇麗に片付いている。 年に5回の下刈りをするのだと聞いたが、草刈機を潰したので買い替えなきゃならないと言う話でなんか変な流れになった。

 私なんかの感覚では草刈機といえば刈払い機のことで肩にかけるエンジン付丸鋸という頭しかないのだが、なんと宮司の奥様の言うことにゃ~最低でも5馬力は必要なんだと・・・・

 う~ん、それってもしかしてハンマーモアのこと?

 確かに広いことは広いのだが、ハンマーモアを個人用に使うって、それも私よっか年上の小柄な女性が自分で運転するの?

 いやあ・・・ 参った。

 去年の暮れに頼まれてサルスベリの高枝を切り落とした御庭では腐れもなく無事に今年もサルスベリの新枝が形良く伸びている。 あのときは癒合剤などは無用でエンジンオイルでも塗っておけと言われて面食らったものだが、こうして無事に経過し、ちゃんとコブをつくって切除痕を自己修復している木の姿をみると、内心つくづくホッとする。

 さて台風の痕の裏山だけれど、ここはゴン太の紅葉と白木蓮が数本あってそれぞれが家一軒分くらいの空間を占有している。 その合間に杉が植林されているのだが、どれもあまり生育がよくない。  その中にほんの7~8本、目通りで30cm径程度の杉があるのだけれど、そのうちの公道沿いの1本が根元のところで腐れが入っていて台風9号に耐え切れなかったものらしい。

Ca390001  

 

 

 Ca390002

 

 

 

 写真では判りにくいのだが、後ろの白い建物の手前に3m(?)幅の公道があって、照明灯が設置されている。 

やばいなあ・・・ この掛かり木を元玉で落としたらセオリーどおり木が直立してきて最後には今掛かっている傾きと逆方向に倒れこむことが見え見えだ。 つまり、素直に処理すれば公費で設置された照明灯を壊してしまうことになりそうだ・・・ うみゅ~。

 土は軟らかいから元玉を落とすたびにこの幹は土に深く突き刺さる筈だ。 木の下側を曳いて全体を引きずって下ろすのは1t程度のチルではとても無理だ。
 どうしてもその方法をやるなら杉の根元にトンネルをあけて適当なレールを突っ込み、トンネルの両側を刻んで滑り落とすハスクのフォレストデモと似た方法をやることになる。 そこまでするにはちょっと公道までの安全距離が足りない。

 已むを得ず、ロープ2本掛けで倒す方向を抑え、安全確保しといた上で、細かい元玉落としを繰り返すことにした。

 実際にロープ掛けをした人ならわかると思うが、最初の写真のロープはどうやって掛けたか。

 ヒントは同じ写真の右に写っているデカいパチンコ。 (← ビッグショットと呼んでくれぇ~い)

 これで枝の隙間を狙って鉛入りの皮袋を飛ばし、樹冠の茂みを突き抜ける。 その皮袋にはリングがついていて、そのリングにはジンギットラインがついている。
 そして思惑どおりにラインを設定したら、皮袋をはずしてロープをクラブヒッチ+ハーフヒッチ3点でひっかけてロープを手繰り上げ、写真のようにセットして末端のエイトノットをチルで曳く段取りになる。

Ca390006  

このほかに2本の細い病み杉を伐倒し枝を奇麗に払って土地境界ライン上に積んで整理した。

 無論、平地での杉が相手だから伐採方向は先端で1mと狂わない。 洒落っ気をだして2本とも根株に載るように倒しておいたのだが、その切り口が牡丹滲みで貧弱に痩せていたのが印象的だった。

 全部の掃除が終わった時にはもう3時。 持参した2Lの水は午前中に全部汗になってしまった。 めっきりぶり返した暑さが堪えるので意気地なしを決め込みギブアップ。 掛かり木になっている杉は片付いているので、あとは来週と約束をして今日は引き上げることにした。

 ボランティアの心算で行ったのだが、宮司さんはそれではいけないという。 本当はそういう気持ちだけで私は十分なのだが、色々と気配りをしていただいたものを無理に押し返すのも角が立つだろう。 今回は有難く頂いておいて、次回はこっそりと(笑)処分して帰り際に挨拶するだけにしておこうか。

 なんといっても、掛かり木の怖さを知っている地主さんはヤマの仲間みたいなもんだし。

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コメント

FEWSの書き込みを見ました。AAWのメンバーでないので、記事を見ることが出来ません。早速AAWのサイトでメンバーの登録をしてしまいました。相変わらず森でご活躍のようですね。小生は在庫の丸太が減ってきたので、調達に乗り出したいと考えています。どこかに良いところがあれば教えて下さい。

おー、久し振りです上田さん。

 私んとこだと入間の某墓地の上に掛かっている紅葉の太い枝(径が16cmくらい)を木に登って下ろす作業があります。これは量としてはたいしたことがなさそう。 時期はまだ先になります。
 先日倒れていたコナラはかなり腐食が進んでいるので、使える部分が思ったより少ないみたいです。 それでも乗用車に積める限度程度は確保できるかも知れません。 あとはやっぱしリョウブ(令法)ですね。
 やっぱし今の季節に丸太を調達するんだと八王子の樵のSさんあたりに相当な風倒木処理が来ているんぢゃないかと思いますけど、どうでしょう。

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