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2007年5月27日 (日)

気分は樹医さん?

って、面白半分にタイトルにしただけで、本気ぢゃない。
 今日はかねてからの課題と考えていた公道上に伸びたソロの枝降ろしに挑戦。 ツリークライマー講習の受講要件にある9回以上の経験というところにはガッチリ合致するんだけれど、3種以上の樹種という点でいくと、またソロかよ・・ ダ~メね って事になりそうだ。
 そうは言っても、比較的低いソロの腐れ枝をじっくりノンビリ下ろすんだから、木登りクラブのモットーである「ロウアンドスロウ Low and Slow」には実にピッタンコの条件。 ただ問題なのはこれが公道の上での作業って点。
 まあ、公道と言ってもほとんど人通りのない2m幅の道。 活き枝ならばちゃんとお辞儀をさせて位置のエネルギーを最小にしてから切り落とす方法もそれなりに確認してある。 まして今日はかぁちゃんの撮影協力約束も気分よく取り付けられたんだから、地主のIさんに話した腐れ枝の処理をいつまでも先送りしているようでは根性が疑われる。

んな訳で(どんな訳だ?)、今日も同じIさんのヤマ。 ただし今回は大規模墓地との境界ではなくって地元の共同墓地に道を介して向かい合っているヤマ。
 そのヤマで育ちすぎたソロやコナラがどんな具合になっているかってえと・・・
Dscf0004_1

こういう具合。

 まあ、写真でみるとおりのすごい枝ぶりだけれど、別の地主さんの伸び放題のヤマよりはよほどマシ。
 マシとは言っても、散歩の人の頭の上に腐れ茸が生えた太い枝がニョっ木ニョっ木ってのはあまり気分がいいもんじゃない。

スローラインを架けてからかぁちゃんを携帯で呼び出し、撮影の依頼をしてイソイソとラインをロープに架け替えてシステムを組み始める。 ダブルエイトノット、エイトノット、ブレークスヒッチ、またエイトノット、そしてダブルフィッシャーマンでループにした6mmロープの輪でプルージックを組む。

 やがてノンビリと錆びかけた銀輪でカメラウーマン到着。 すでに準備はすべて整っている。 誰も応えないけれど、オンロープコールをかけて定石どおりのBARKチェック。
 B:バックル、A:アンカー、R:ロープ、K:カラビナ うん、すべて良し! 地際すれすれの高さでロープにぶら下がってブレークスヒッチの効きを確認。  オッケー、これでいける。

Dscf0008_5

今日の樹登りの目的は道路上に張り出した2つの大きな横枝。 チェンソーを樹の上で使えるほど安定した動作ができるわけではないので、またしても道具は手鋸。 

 1本は枯れ枝でもう1本は低い活きてる枝だが、こいつは道路を越えて反対側の墓地の上にまで張り出ししている。

Dscf0014_3 

狙いどおりにノッチカットを入れて枝を降ろし、周囲に車や人が居ないことを確認して切り落とす。

今回はかぁちゃんも見とれていないでちゃんとシャッターを押してくれた。

 一人きりなら、この枝の付け根と切り離す枝との間にロープをかけ、別の樹の根元にプーリーを仕掛けておいて、樹の上からそのロープを操作して地面に切り降ろす途中で林地に引き擦り込むようにできそうだ。 こういう作業をリグ(Rigging)って言うんだけれど、TCJでも今のところ、そこまで教えてくれるカリキュラムはまだ公開していない。

 今回は5年前に私をこの世界に引き擦り込んだ家内が折角きてくれているんだから、彼女を使わないって手はない。 大体、たっている者は親でも使えっていうくらいだから、遠慮も気兼ねもまったく無く(!)、切り落とした大枝の処分を樹上から大声で頼んだ。

 ま、予想どおり、コキ使われた家内は 「私が居なかったらどうするつもりだったの」 と不満を口にする。 そうだな、かーちゃんが居なかったら私も樹に登るような事にはならなかったかもしんない と、心の中では応えているけど口にゃあ出さね。

Dscf0020_1

低い枝を切り降ろして更にクライミングアップ。 茸をとるんぢゃなくて、茸の生えた枝を下ろしにかかる。

 この枝はお辞儀をさせて・・・なんて悠長な手順にはなじまない枯れて乾いた腐れ枝だ。  切れば即、バッサリ落ちるだけってえ短気なあぶなっかしい枝だ。

 慎重に、本当に慎重に周囲をみて、人も車もまったく来ない状況で・・・とおもっていたのだが、アニハカランや弟図って、散歩中の人が目についた。 ほよぉ~と思って通り過ぎるのを待とうとしたら相手も作業に気がついて 大丈夫ですよ、どうぞ と言う。 

 なまじ人が居ない時にと思うより、こういう状況のほうがよほど安全といえなくもない。 ありがたくお受けしてバッサリ落としたら、道路に落ちた枝は自重の衝撃で4つに砕けて飛び散った。
  ん~ まんだむ。
  順番を譲ってくれた通行人に挨拶してかあちゃんに破片を片付けてもらう。 ん~ ようやく少しだけスッキリした森の中の道。
 でも、通行人はまずこういう頭上の変化には気づかないものだ。 これまで頭の上にあった危険にだって気づいては居なかっただろうし。

Dscf0025_2

登ったままで指さして何か言ってるのは、この枝がずうっと気になっていたという達成感のアピール。

 

写真撮影のかぁちゃんに感謝して昼飯時にヤマで解散。 私はひきつづき杉の短コロでチェンソー彫刻。 ミミヅクの作り方になかなか納得できない点がある。 まして30分で仕上げる方策なんか、とても立つような状態ではないので、その為の研修に時間を充てることにした。

 しかし、やはり間伐杉の悲しさだね。 ようやく彫り上げたかなと思ったところに小さなシミを見つけてヤな予感がした。 少し削って予感は確信に変わる。 ニシマさんに教わった例のトビ腐れだ。

Dscf0030_1  

ミミズクの土台に開いた穴は、そのトビ腐れに蟻が入っていた痕。  これはもともとはカミキリムシが媒介するという話だが、つい昨日に購入した「図解 樹木の診断と手当て」という樹医さん手ほどきもどき本では触れられていなかったような気がする。 

それにしても、やればやるほど樹にかかわる世界ってのは面白い。

 だんだん底なしの深みにはまり込んでいくような不安もあるけれど、どうせ人間の寿命には限りがある。 行き着くところまで行って転んだところが終点ってのは一茶の句だったか良寛の作だったか(*1)。  もともと自分の人生、土台からしてそこまで大袈裟なもんぢゃないし(笑)

5月28日 文言一部訂正
(*1 芭蕉に「いざさらば雪見にころぶところまで」とあった。 物忘れが激しくなった。)

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コメント

 ヤマのフクロウさんこんばんわ
相変わらず精力的ですね!!!。やること、なすこと、ブログすること、書くこと、そして奉仕すること・・・大したものです。
 森サポのHPの件、了解ですが・・・私は未熟・・・申し訳有りませんが、道筋を付けて頂かないと、私には手が出せそうにありません。
 私に相談など・・・答えられる筈も有りません。6月1日~10日頃までまた山ごもりします。勝手で申し訳有りませんが、6月10日過ぎに、例の如く、私のHPをメンテがてら連絡を致します。宜しく御指導願います

あ、メール受け取ってくれましたか(汗)
 基本的には今までどおりのやり方でも構わないと思うんですが、折角の新ISP契約ですから、心機一転したHPづくりを目指すのも悪くはないと思います。
 アイデアだけの提案みたいなもんでも構わないわけで、参加することに大きな価値があると思います。
 6月10日ごろまで道筋をつける作業をやっておきます。 時期をみてマイペースで参戦してください。
 よろしく!

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