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15年も前の事など

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2007年2月

2007年2月25日 (日)

高倉緑の景観地

参加しているNPOでこの2ヘクタールの曖昧林の手入れをしてきて6年、私も世話役の一人としてこの地域に関わってきたが、今回のサポートでNPOとしては最終回とすることにした。 理由はすでに充分に「サポート」役は果たしてきたこと、それ以上に、地元の屋敷林所有者さんたちが機械力を使いたがり、私たちが手鋸にこだわりをもつ(大所帯アマチュアクラブでの安全管理のありかた)関係がすれ違いを産んで居た為だと感じている。

 相棒世話役が直前まで病気療養中だったので私ひとりで諸手配段取りを組んだのだが、幸い親切な仲間に恵まれ、資材の応援もとりつけることができた。  最終日である今回は、地元8名、クラブ15名、役所1名の所帯を3班+1デモ班として地元NPO混合班編成で怪我なく終結することができた。 
0014_3  0025_1
 特に退避方法のイロハからロープ掛け伐採手順の全てをNPOメンバーと地元メンバーとの混合で和気藹々とやることが出来たのは良い思いでになりそうだ。

 クラブとしての活動が全て終わったあと、地主さんの依頼をうけて道路に枝を張っている中径の椋、半割れ20cm径の檜、そして樹種不明(多分ソロ?)34cm径の広葉樹の腐れ斜幹を伐採した。

 住宅地環境に残ったヤマの事ゆへ伐採の目的は安全対策。 近隣の子供達が勝手にヤマに入り込んでいるので、落とせる枝は出来る限り落としておくのだが、2へクタールと言っても放置30年のヤマのこと、まだ200本は倒しておかなければならない感じが残る、 しかし出来ることには限界がある 当たり前だけど。
 

 広葉樹の腐れ幹は30年生密集檜林(!)の事ゆへどのように倒してもどれかの檜に必ず掛かる状況。 腰の高さでの分れ幹が分かれた直ぐその先から腐りはじめているのだが、まだまだ枯れる前のしぶとい樹質なのでツルはちゃんと効くだろうと予測をたてる。 予め13ミリワイヤーでチル直引きを仕掛けておき、ワイヤーを緩めたまま伐採処理に入る。
 通常より広く受けを開き追いツルで切る。 5cm幅のツルを設定し、スチールのフェレンギレバーを挿し込んでおいてから周囲を再確認、追いツルを切る。 樹はミシリと音をたてる。 差し込んだレバー先端をテコ状に持ち上げると幹はゆっくりと15度くらい倒れて予測以上にしっかりと隣の檜の枝と絡み合った。

 ワイヤーにテンションを掛け、残りのツルを切って元株から落とすと、自由になった腐れ幹は30cmほど地面深くに突き刺さって動かなくなった。
 突き刺さっている幹の地際に受け口状のカットを入れてその中心にトンネルを開け、近くに切り捨てておいた10cm径のバカ棒をトンネルにとおしてからトンネルの両サイドを慎重に切除。 トンネルの両脇部分を充分に切ってからチルで思い切り曳いてもらう。 予想図に描いたとおり、34cm径の広葉樹はバカ棒レールの上をゆっくり滑って地響きを立てた。

0044  3本の危険木処理で合計2時間。 今回のハスク・フォレストデモと似たやり方での掛かり木処理は自分としてはまだ3例目。 まだ自重で滑らせるという経験はなく、チルで曳いてレールの上を滑らせるという手間のかかる遣り方ばかり。

今日の与作さんのBLOGで赤松の伐採記録を拝見した。 なるほど、本物の遣り方は綺麗で正確で無駄無理がないのだな、と改めて感じた。 う~ん、やはり、凄い。

2007年2月23日 (金)

おふくろさんよ

おふくろさん と言っても、これは三浦大根の品種名の話しぢゃない。
 最近、演歌の森進一が歌う「おふくろさん」で騒動が持ち上がっているらしい。 そのことにからんで、ついまた偉そうなボヤキ心がうずいてくる(苦)
  まあ、普通には、歌ってぇのは作曲家と作詞家がつくるもので歌手は色々代わって同じ歌をうたうのだから、歌手が勝手に中味をいじくって歌いたいならそういう依頼を最初にやっておくってのが良識とか常識ってものなんだろう。
 無論、美空ひばりくらいの大物になって、テーマ・イメージを歌手サイドから出しておいて作詞作曲を依頼するってパターンは話しが別だ。

 

続きを読む "おふくろさんよ" »

2007年2月22日 (木)

枯れ松は哀しからずや

 二昨日(!?)、八王子の元本職の木樵さんとウッドターナーが4人も川越へ来てくださった。  実際に伐採したいと思っていたのはクヌギやシデの大木だったが、大枝を落としてからでないとリスク予測が難しくなるとのことで諦め、別の地主さんのヤマをあちこち案内して最後にチェンソー練習場に借りているヤマの樫と令布を伐採することで落ち着いた。
 西多摩SフォーラムのYさんが御歳をも顧みずさっさと樫の木に登って大枝をほよっと落としてしまったのには参ったが、その後の樫本体の伐倒処理の豪快さは初めて見るもので実に面白かった。
 手順は幹の5m程の高さにワイヤー掛けをし、15m程度はなれた木株で滑車ならぬシャックルでワイヤーを折り返した。 てっきり近くの大きな木にチルを台づけするものと思い込んでいたその肝心のチルの姿が陰も形もない・・・ あれえ?と思っていたら、伸ばした13ミリのワイヤーをなんと四駆ジムニーのリアフックに直に台付けしてスタンバイ ってえわけだ。 なんと豪快。 
 Yさんが使うMS230がセオリーどおりに受け口を切り、即座に追い口を切る手順は なるほどプロでもなかなかここまで華麗で無駄ないチェンソー捌きはできないもんなぁと感心してばかりいた。
 S師とYさんの呼吸があったところでジムニーが動く、樫が轟音をたてて倒れる。 即座にわらわらと全員が群がって大枝を払い、これまで目通り30cmほどの存在感の大きかった樫の木はすぐに木工加工の素材に転身を遂げた。

 次の素材、令布(リョウブ)、は中折れして他の木に掛かっていたもの。 その折れた下の部分は腐れが進んでいたので利用を諦め、比較的無傷にみえた上の部分を元玉落しで引き下ろして参加者の車につんだら 3台ともそろそろサスに余裕がなくなってきた。

 やはり今年はあたたかい。 2月だというのにもう水が上がってきて材が重くなっているのかな。

 御3方には拙宅までお越しいただいて改造途中の吾が工房を見ていただく。 まだ100Vのブレーカーが飛ぶので使い辛いことまで正直に公開してしまったのだが、1.5馬力のモーターを使った集塵機とエアコンプレッサの回線を同じブレーカーから取っていることまでは、とてもぢゃないが恥ずかしくて口にはだせなかった(汗)
 多分そのあたりは見抜かれていて、どっちかってえと呆れられていたんぢゃなかろうかと思う。

 ま、それはおいといて っと。

 中堅サイズの樫を伐採したあと、気がつくと、その近くに立つ枯損松に揺れが目立つようになっていた。 重心は明らかに農用林農道直撃コース上にあり、かつ、私が使っているチェンソーカービング練習場の中央をとおっている。 これはヤバイ。 相当に ヤバイ。

 これまで脇の樫が一緒になって受けていた風も、すでにこの枯れ赤松が一手に受けるようになった訳だ。

 いつまでもいい気になって彫刻にばかり熱中していると、気づかぬうちに何処からともなくカラスが一羽飛んできてこの赤松に留まる。
 僅かにギリギリ持ち堪えていた枯れ松は、留まったカラスのアホーという鳴き声にプライドを傷つけられ辛抱たまらずプッツリと切れてしまうに違いない。
 神よ悪魔よ。 その時である。 夢中でリスさんを彫っている私の頭上に、ゆっくりと枯れ赤松の巨大な幹が ああ、スローモーション映画を見るようにゆっくりと倒れかかってくる・・・

んな訳ないだろうとあらぬ思念を振り払うと、今度はまた別の妄想が頭をもたげてくる。

 農用林と言っても昔とちがって人里のほうがヤマに近づいてきている今という時代だ。 この場所には、彫りかけのリスを面白がってヒマを持て余したロートルが見物にくる。 ただの通行人なら別に気にしないのだが、幾度も見物にきては作り置いたベンチに腰かけて日向ボッコする人もいるらしい。  こ、これはヤバイ。 かなり 相当に たっぷりとヤバイ。

 もしも、もしも である。 もしも1羽のカラスがやってきてあの揺れている枯れ赤松のテッペンにとまったりしたら・・・ 日向ぼっこしているおばあさんの運命は?・・・ もしかしたら私の彫刻リスが悲劇の誘因になるよーな事は? ああ、そこまで妄想を逞しくしなくても(汗)   とはあれカラスよ、暫くは鳴くな。 たのむから。

 んな事を本当に考えたわけではないのだが(ちょっとは考えたけど)、多少無理をしても今日中にあの赤松は決着をつけておこう。 そうおもって山でフル装備で出かけたのが10時ごろだった。 

以下、毎度のフォレストワークの写真類。 詳細は別サイトで。
(追記訂正 2月23日)
 → http://kobikiya.web.fc2.com/forestwork070221.htm

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結論をいうと、チル曳きで狙い通り誤差ほぼゼロで(チル曳き・クサビ打ちでの伐採だから当たり前だが)赤松の伐倒は成功した。
 中折れも予測の範囲内。 事前に農道に危険表示・迂回表示をしておき、立入り禁止のテープを引き回しておく作業に時間を食ったが、毎度の単独処理で枯損木始末をつけた時はやはり柏手(カシワデ)を打って杜の奥に響かせたくなる。 おー、やはり日本人は何かにつけてカシワデを打つんだよね。

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 予め倒しておいたチェンソー彫刻の用材を建て直し、伐倒した赤松はそのままにして時間ギリギリで自宅へ戻りNHK総合TVでの伐採生中継番組をチェック!

う~ん。 ま、向こうはプロだし、環境も設定もまるで違う別の世界の話だからコメントも何もない。

 ただ、みんな頑張れの一言くらいは言ってみても特にバチがあたるという事もないだろう。 ヤマを守る。 だが常に安全第一。 祈る無事。 それだけ。 

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最後にツルの写真を掲載したのは枯損木の怖さを記録強調しておくため。 健康な木に通用するツルと枯損木のツルとでは、その感覚からして違うのだが、ゆっくりと倒れるその倒れ方にだけ本当の答えを読み取れる。

明日はどうやら雨になるらしい。

2007年2月19日 (月)

明日の原稿

なんだかなー という行きがかりで明日ピンチヒッターとして中学生たちに話しをすることになった。

 その原稿案。

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樹のはなし (目的:木を切ることの意味を伝え、実習で気づいてもらいたい点の種を播いておく)

1(導入)  ---1分---
 みなさん、こんにちわ。
 きょうは簡単に人と木とのおつきあいについてお話ししたいとおもいます。
 ○○森林○○ータークラブのおじさんたちを紹介します。
 ○○さん、○○さん、○○さん、○○さん、○○さん、そして私○○です。
 よろしくお願いします。
 あとでグループに分かれて2年生の皆さんには安全に木を切ってもらいます。
 他のグループのみなさんはゴミ掃除をしながら自然観察を楽しんでいただきます。
 この引率のおじさんたちが班長さんになります。
 よろしくお願いします。
 
2(みまわす) ---1分---
 こういうふうに木がいっぱい生えている場所を「ヤマ」と呼ぶって、知ってました? 
 平らでもヤマ、人の住んでいる所にあるヤマはサトヤマです。 
 人があまり行かない高い所にあるヤマは奥山とか深山とかいいます。
 昔話に「おじいさんはヤマへシバ刈りに」という出だしがあります。
 おじいさんが毎日登山して山に登ったという意味ではないって事、わかりますね?
 シバ刈りに のシは枝、バは葉ですね。
 枝や葉を、ちかくの木の生えている所にいって集めたという事です。
 ヤマというのはいっぱい木のある場所のことですが、
  漢字の山(サン)という言葉をヤマにも当てはめてつかったので
  高い場所という意味にも使われるようになりました。

3(モリ)---1分---
 木がいっぱいで思い出しました。
  木という字を2つ並べて林(はやし)といいますね。
  「林」は人が木を「生やした」ヤマでもあるということです。
 林にもう1つ木の字を足してモリですね。 
 実は森と言う字は林という字の上に大きな木が飛び出したカタチをしています。
 ハヤシの中に古い大きな木があるんですね。
 古い大きな木があるというと、神社のモリがそうなるのかな?
  人々を見守る・マモル・護りという事なのかもしれませんね。
 このヤマは人が木を植えてつくったハヤシですけど、この奥に飛びぬけて大きな杉の木が2本あります。
 知ってました?
 すると、このハヤシだったヤマは、モリでもあることになるのかな?
 英語だとどちらもフォレストですね。

4(広さ)---1分---
 この広場の広さは? どのくらいなのかな?
 そこにロープを張って囲んでおいたのですが、10m四方の四角が1アールという広さです。
 あれがだいたい30坪。
 100m四方の四角だと100倍になりますね。1ヘクタールと呼びます。
 このヤマ全体で約2ヘクタールの広さがあるということです。
足元をみてみましょう
  落ち葉があるね
  葉っぱがなくなった木がこの広場にかたまっていますね。
  冬になると葉を落とす樹を落葉樹といいます。
  奥のほうはまだ緑の樹がかたまっていますね
  あのように、いつも緑の葉がついている木を常緑樹といいます

5(落葉樹 と 常緑樹) ---1分---
  落葉樹の落ち葉は畑の土を作物に優しくするという事はしっていますね? 
  田んぼでは養分がシルトというカタチで水に溶けて稲のもとに運ばれます。
  畑では人が手で耕して肥料をまきます。
  落ち葉でつくった堆肥っていうのは、昔からとても大切な畑の肥料でした。

  落ち葉がつもる季節は・・・実は、冬の、畑の仕事がヒマになる時期なんです。
   常緑樹も落ち葉は出すんです。
   けれどそれは5月の農業が忙しい時期です。
   この意味は・・・わかりますか?

  落葉樹では冬に葉が落ちるのでゆっくりと堆肥を作る時間がとれるけれど、
  常緑樹が出す落ち葉は忙しい時期に出るのであまり便利ではありません。

 ですから、常緑樹でも落ち葉がとれるけどそれで堆肥はあまりつくりません。
 色々な種類の樹が、他にももっといっぱいあるけれど
 生活に役に立つ・便利な、そういう種類の樹、落葉樹を選んで植えたのが里山です。

6(年輪)---1分---
 多くの針葉樹の年輪は1年で1つの輪をつくります。
 春に成長する柔らかい白い部分を春目とよびます。
 夏に樹が成長し、いっぱい栄養を運んで濃い色がついた硬い部分は夏目です。
 冬には木はほとんど成長しません。
 ちかくの伐り株の年輪を勘定してみると君たちと同じ歳の樹がみつかるかもしれません。 
 どのくらいの太さの木なのかな。 あとで探してみましょう。
 広葉樹には年輪があいまいだったりみつからないものもあります。

7(樹の名前)---1分---
 家を建てるときに、立派な太いケヤキのような広葉樹をつかうこともあります。
 でも、そういう立派な木は育てるときに場所をいっぱい使います。
 杉や檜よりもずっとたくさんの土地が必要になります。
 常緑樹の中で杉・檜のようなまっすぐに伸びる特徴がある針葉樹は家を作るときの柱にすると便利です。

 広葉樹はすぐにキノコが生えるけれど針葉樹はあまり簡単には腐りません。
 ですから椎茸のホダギは、広葉樹。 道の土を留めたりする杭には針葉樹。
 それぞれ役割を見つけることができるんです。

8(樹を生やす)---1分--
 サトヤマに植えるように選んだ落葉樹は、殆どが伐ったあと元からまた新しく芽が生えてくる強い木です。
 生やす時に、特別に種を播いて育てるという事はあまり多くはありませんでした。 
 種から育てると、ずうっといっぱい時間がかかるんです。
 伐った根元からまた芽が生えてくる事を利用する方法を萌芽更新といいます。
 生えてきた芽の中の強いものを選んで残して30年くらいで太くなったところをまた伐ってマキや炭に使いました。

9(樹は育てる作物)---1分--
 針葉樹では、母樹と呼ばれる良い木を残し、その木の種から苗を育てる実生という方法も使われます。
 針葉樹は狭い場所にいっぱい植えて早くまっすぐに育つように工夫します。
 木が小さいときは草に負けてしまうので「下刈り」といって、木にからみついた草や蔓を取り除く作業もします。
 木が生長して隣の木と葉がぶつかるようになると、間伐といって、弱ったり病気になったり細すぎたりする木を減らします。
 残された木は日当たりが良くなってまたぐんぐん成長します。

10(樹は燃料)---1分--
 ヤマから燃料・マキを得ていた時代は、枯れた枝や折れた木を拾ったりして集めて人の手で運びました。
 マキがいっぱい必要なときは生やして育てた木を切ってマキにして運びました。 二宮金次郎って銅像を見たことがありますか? マキを背負っていますが、あの重さはどのくらいだったでしょうね。 
 マキにできる木がいっぱいあるのは人があまり居ない遠くのヤマってことが多いですね。 遠いヤマから重い木を運ぶのは大変です。
 針葉樹も広葉樹も、切ったばかりのときは水を含んでいてとても重いんです。
 ちゃんと乾燥させると樹の重さは伐ったばかりの時の1/7くらいに軽くなります。  とても運びやすくなります。

 それを炭にするともっと軽くなるんだけれど・・・ あ、みなさん、炭ってご存知ですね? 
 炭は木を蒸し焼きにして作ります。

11(ヤマのモノノケ)---1分--
 炭にはいっぱい細かい孔が開いているので、外から空気を吹き込んで温度を高く熱くすることができます。
 マキではうまく隙間をつくってやらないと空気がとおらないのでうまく燃やすことが難しいんです。
 だからマキではなくて炭を使うと鉄を溶かすこともできます。
 いっぱい空気を送り込むと1200度を超えることもできます。
 特別に強く空気を送らなければ、炭は長い時間ゆっくりと燃えることもできます。
 モノノケ姫の話にでてくるタタラ製鉄では炭と砂鉄を混ぜて風を吹き込んで融かして鉄にしました。
 タタラっていうのは「フイゴ」、風を送る道具のことです。
 ん~ あの映画にでてくるダイダラボッチっていう神は暴風神なんだってこと知ってました?
 炭にして軽くすれば遠いヤマから人間の手で運ぶことができます。 

12(まとめ)
 進んだタタラ製鉄では1ヘクタールの楢山を全部炭にしたとき1トンの鉄をつくることができたということです。

 あ、1ヘクタールってどのくらいの広さだったか覚えていますか? 
 このヤマ全部で約2ヘクタールだって、最初に言いましたね。

 1トンの鉄って、1台の小さな自動車の重さかな?

 技術がなかった時代には同じ量の鉄をつくるのに、その50倍の炭が必要だったということです。

13(最後に)
 落葉樹とよばれる木は冬に落ち葉を出してくれます。
 農作業がヒマな冬、落ち葉で堆肥をつくり次の年に畑に播いて作物を育てました。
 枯れ枝は炊きつけとしたり、マキにして火を焚いたり、炭にして鉄をつくったり、椎茸などのキノコを生やす用途にも使いました。
 木を切って家をつくったりしますが、食器や家具も木でつくります。
 セトモノのお茶碗も、考えてみればマキをつかって焼いてつくった道具ですね。

 それぞれの目的にあった木の使い方をしていたのです。
 今度山にきたら、人々は、ヤマの樹のそれぞれの特徴をくみあわせて里の生活に役立ててきた ということを思い出してください。
 もしもサトヤマに生えている木の名前を少し覚えてみると、楽しみが増えるかもしれません。

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今日はこれからこの案を推敲して寝ているヒマがないかもしんない。
 そんなモチベーションを持てるほどの行きがかりがあったわけではないのだが・・・

2007年2月 5日 (月)

バカと風船は・・・

高いところに上がりたがる・・・ってのは学生の頃山男の友人をからかって使った台詞だった。 オリジナルを誰が何時言ったのかは知らないが、そういえばあの男、新学期には毎年口のまわり鼻の下に凍傷の痕をつくって自慢げに登校していたっけ。

 別に本当にバカだった訳ではなく(←当たり前だ)自分などが知らない岩登りの遊びを彼は若い頃から楽しんでいたという事だ。  正直いえばヤッカミ半分、尊敬の気分も半分の戯言。  季節はずれの暖かい陽差しの日曜、午後から参加したツリークライミングの体験講習でコナラの木にダブルロープで登ってみたら、樹上の風が山男だった旧友を突然に思い出させてくれた。

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んな殊勝に聞こえそうな事を口にしてみたけど、実際にツリークライミングクラブの昨日の講習で婦女子でも誰でも簡単に樹の上に登らせてしまうのには驚いた。

 それも、難しい金具を使う訳ではなく(エイト環も使わず)、「ブレーク」と呼ばれる「結び」を仕掛けたロープをカラビナでハーネスに着け、樹枝頂から折り返したロープの半分にフットループと呼ぶ補助ロープをセットした後はそのフットループを足で踏むように使って自分自身を持ち上げてゆく。

 数ステップ登る度に「セーフティ」と言う、引き解け結びの輪を登ってきたロープに作る。
 目で見ても口で言ってもなんとも簡単な仕掛けなのだが、実際には空中で真横になった自分の体はなかなか言うことを聞かない。 
 特に、フットループを緩めて上方にセットしなおし、そこに全体重をかけ、結果的に緩んだブレーク結びを手で上に押し上げる作業を繰り返す時に、本当に邪魔になるのは内蔵脂肪をタップリと貯えたこの腹だ・・・
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 ふと気がついてみれば、全く写真を撮る余裕がない。 これでは与作さんにレポートするにも材料が何もないではないか! 焦って指導員にサポートを要求、引き解け結びのセーフティを解除してもらい、地上でロープを固定して貰いつつ自分で「ブレーク」を下げると、指導員が繰り出すロープの長さの半分づつゆっくりと降下する。 自分でエイト環を緩めて降下する面白さは全くない。

地上に降りてみれば、やはり怖かった為か、ずっと腕でロープにしがみついていた疲労がチェンソーとは無関係な筋肉(スジ?)に溜まっている。 まじーなぁ・・・ もっとリスのようにスルスルと樹を登るつもりでいたのだが、すっかり子供達に負けている。 いや、体験講習に参加した子供だけぢゃなくって、ご婦人方にも完全に負けているんぢゃないのか?

 別に勝負に来たわけではないのだが、このままぢゃイカン(どういう字のイカンだろ)。 カメラを持って再度コナラに挑戦する。

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ん~ 少しは慣れて来たかな・・・ と思っていたら、他の初参加の老夫婦は余裕で樹上のターフに遊んでいるではないか。

これは一体なんっちゅう世界だ!

 それにしても、何にしても、なんちゅう邪魔でメタボリックな我が腹だ!

結局都合3回、樹に登り降りしてDscf0011_1 予定の講習時間が切れてしまった。

 これで4000円というのは、遊びとしてはかなり安い・・・かもしんない。 

林業用具のビデオで、樹に登るときはステップ金具、降りるときにはエイト環という先入観があったのだが、そう都合のつく樹ばかりを登るわけではない。

 できればこのツリークライミングの技の中で、ロープ主体で登高しつつ幹に足を届かせて姿勢を保てるような設定の実用的な技を吸収したいものだ。

 特にロープにぶら下がりながら大枝を落とす作業で、チェンソーのエンジンをどうやって掛けるのかというS師の言葉が耳に残る。 なるほど、電池式のチェンソーってのに意味がある訳だ・・・と初めて理解が及んだ。

 ・・・とここまでは昨日の講習の話し、今日は正統派(?)のロッククライミングの技の講習を受けたので、またしても2連荘で別々の技法のクライミング講習を受けた訳だ。 

 考えてみればここまででまだ半分しかツリークライミングの体験講習のレポを書いていない事になるのだが、ちょっと疲れ果てて散漫になってしまったのでここで打ち切る。

 普段ならもうとっくに寝てしまっている時間だし・・・  あー ほんとに ねむひ

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2007年2月 1日 (木)

四匹目のリスの打ち止め

どうにも納得がゆかないまま昨日のリス修正も半端な気分で終わったのだが、全体のバランスもさることながら、肝心の頭部のイメージが安定していない悔しさが残る。

 しかし、どこをどう直せば納得できるカタチに収まるのか・・・ このストレスが堪らないファイトを掻き立てる なんていうと格好がつく(汗) かも知れないが、単なる欲求不満という噂もアリだ。

結局、この四匹目のリス君、樹の股にまたがっている構図なので足の下を透かし彫りにする修正を加えながら、頭部を少しづつ手直ししてその限界あたりに近づいたように感じてギブアップした。

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明日は千葉のUさんがスタビー旋盤チェックで来訪される予定。 3日は森林サポータークラブから変な召集・・・がある。 4日にはツリークライマー体験教習に横浜へでかけるので、数日は予定がたて混み、まったりと時間を楽しみながらチェンソーに触るって贅沢ができなくなる訳だ。

「備忘」 1つのヒヤリハット経験のメモ。

 昨日の伐採作業では目通り26cm程度の林辺部に育ったヒノキの伐採で偏重心とツル幅見当に大きなミスをしてしまった。

 ロープ掛けして受け口並行に2cm幅の追いツルを切ったのだが、2cm幅ではこの偏重心のヒノキの重量を支えきれなかった。
 最後に追いツルを切ったとき、倒壊方向が受け口角に誘導される前に、林辺部に育った枝の偏重心方向に傾いたヒノキは、ツルを横手方向に押しつぶして本来倒壊するはずの方向と90度異なった方向、つまりロープ掛けサポートしていたKさんの方向に倒れて行ってしまった。
 幸い、経験豊富なKさんがとっさの判断であらかじめ想定していた「防護」木の陰に退避したので事なきを得た。 杉と違っていかにもヒノキらしい枝の強さ・重さ。 かかり木になったヒノキはチルでひきずり倒して玉切りしたが、Kさんには申し訳ないことをしてしまった。 この場合、追いツル切りで2cmのツルを残すという伐採の想定自体が根本的に間違っていたということになる。
 コナラでも先月の経験で想定外の裂けがおきていたし、枯れコナラではまったく効かない枯れツルの経験もしていた。

 ヒヤリハットの法則を考えると、もっと慎重的確な状況判断を行う訓練をしておかねばならないことを痛感する。  もっと勉強しなくては。

追記: 
 今回のミスでは追いツル切りを発想したことに傲慢さがあったと反省。 通常の追い口切りをしていれば、木が頑張れる限度の幅まで切った段階で有効ツル幅が決まって倒壊が始まるのだから問題は起きない。 追いツル切りでは有効なツルの幅を自分で決めてしまうので、実際の木が本当に耐えられるツル幅であるか否か即試されてしまう。 追いツル作業で最後の追いツルを切る前に設定ツル幅が狭すぎると判断されたとき、そのやり直しはどのようにするべきだろうか という事も考えておく必要がありそうだ。 
 法則に従えば300回目には死ぬことになる訳だし・・・。

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