2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
フォト
無料ブログはココログ

ブログの起点

15年も前の事など

« 今年最初のフクロウ | トップページ | 初めてのカエル »

2007年1月17日 (水)

枯損松の伐倒

以前から気になっていた下松原の里山の枯損松、すっかり風に揺れるようになっていよいよイケナイ状況になっていた。 口頭ではすでに地主さん了解済みの伐倒処理だが、大部日が経っていることもあって本当に実施して良いものかどうか、悩んでいた。
 廃業した会社の清算決了の手続きをするため法務局へ行く途中に寄り道した里山では地主さんが一家総出の落葉掃きしている様子だった。
 帰宅後再度ヤマにでかけ、道路にかかる枯損松の伐倒処理の了解を確認してからひとりで伐倒作業を行った。

Dscf0002_2

 枯れたといっても堂々とした赤松、地名の「松原」の名の由来を思えば里山での野焼を禁止するが如き所沢ダイオキシン騒動後の自然保護風潮が加速させたマツノザイセンチュウの蔓延とその威力を思う。 枯損松は焼却処分にしておけば、まだ少しは地名に恥じぬ赤松が温存できていたのではないか。
 私が東京から川越に移り住んだ頃、このヤマは高い松の木の茂る深い杜だった。 今生き残っている松は、ほんの数えるほどになってしまった。

 持ち込んだ脚立を立てかけて4mの直梯子とし、ワイヤーを5mちょいの高さにかけてチル引きするように鋼索をセットしたのは、この松が余りに道路に近すぎることと、不意の中折れへの備えのつもり。

 毎回だが、受け口を切ってその中心から突っ込み切りをいれて追い口側にクサビを打ち込む。 安全のため再度受け口の方向を確認し補正を入れる。 受け口に並行するように突っ込み切りを入れてツルを確保しながら追い口側にチェンソーを挽く。 よーするに追いツル切りの基本処理を行って一息いれて周囲の人影を確認。 幸い、この日は落葉掃きの農家だけで互いに了解済みの人ばかりだ。 万一の事を考えて地面に何か引っかかりそうな枝などが無いかをチェック。 チルホールで隣のアオハダから掛けている張力をいっぱいに上げて置く。 一人での作業はこの辺りが不便だ。

 周囲を確認したあと、一気に追いツルを切る気合をこめてホイッスルを吹く。  あとは既定の作業手順どおり。 ゆっくりと松が倒れ始め、ほんの数秒後、凄まじい地響きが里山全体に響き渡る。

 松の先端部で狙いから1m程度道路から遠い方向に倒れたが、先日の横沢入の伐採処理ではその1mが懸かり木になるか否かの境目だったのだから余り自慢できるような正確さではない。 まあ、癖曲がりの杉の難しさも蔦のからみも含めれば、重心判断のやっかいな里山の松の難しさと良い勝負になっているような気がしないでもないでもない。

 この日は更に、Iさんのヤマに隣接する別の地主さん一家の作業現場にも出会わした。 厚かましく杉檜の伐採許可をお願いをしてみたところOKをもらえたので、結構太い杉材が手に入ることになった。
 そうは言っても殆ど枝打ちもやらなくなって30年は経っている木ばかりだから、おそらく「飛び腐れ」や芯腐れのある材ばかりだろう。 しかし、この里山の木でフクロウやベンチを置きたいというかねてからの念願が今年は随所で叶うことになる。 ありがたい。Dscf0010_3

→ http://kobikiya.web.fc2.com/forestwork070116.htm

« 今年最初のフクロウ | トップページ | 初めてのカエル »

木を刻む」カテゴリの記事

コメント

枯損松の処理お疲れ様でした!
スチール026がカッコいい!大きな薪割り槌はクサビ打ち込み用かな?私は伐採知らないのでとても興味深く見ました。

しかし、与作さんじゃないけど本当に何者?って誰でも思うんじゃないでしょうか(笑)、私も切らなくちゃいけない木があるのですがなかなかです。

成瀬さんのボランティア精神に敬服します。

佐藤さんに言われて勘定してみたら、私のボランティアの切っ掛けは95年の雲仙普賢岳の火砕流だったみたいです。 ようやくそのころ、パブロと名づけた犬への喪があけかけていた時期だったと思います。
 ボランティアというものが至極気楽で身近な営為であることを知ったのはAKCのニューファウンドランド部会に日本人として参加してからでした。
 火砕流の報道があった年、自営業の身としては珍しく「夏休み」をとり、飼い主に見放された犬達を保護していた団体に息子と一緒に応援、川越から島原までの長距離ドライブで参加しました。 週刊誌ではやたらに悪口ばかり言われる団体でしたが、彼らは単に純情すぎただけだったと信じています。
 爾後数年、羽田空港に届く犬達を関東一円の里親さんへ宅配する勝手便をやりましたが、今では手許に28通の空港の動物受取証が残っているだけです。
 でも、この受取証にはいっぱい思い出が詰まっているんですよ。 辛すぎて未だに書けないような記憶ものこっていますけれど(笑)

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 今年最初のフクロウ | トップページ | 初めてのカエル »