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2006年2月16日 (木)

ケヤキ

鶴ヶ島の大規模郊外店舗開発現場で伐採・抜根作業が行われていた。
 知人からのネットワークで状況が伝えられ、更に手回しの良いことに「地権者・作業現場責任者の了解を取り付けたついては材木として無償でいただけることになっている」と言う。
 樹種は山桜3割、欅3割、小楢3割、その他1割であるのだと。  当然、こういう時はフットワークが軽くなる(笑)
 まあ、そういう種類のネットワークに入っているので、こういう良いこともある反面、勤労奉仕に狩り出され自前のガソリンでチェンソーをブンまわし無償の薪作りのお手伝いをするという事もあるわけだ。
 今月は19日が該当。  がんばらなくっちゃ(汗)

 さて、ヤマ桜は既に処理しきれないほど一杯ある。 シデもまあまあの在庫水準だ。 小楢は自分の力量ではまだ巧く挽けない。 でも、欅っての、どーよ?
 おー 思わず若者言葉が口にでてしまう。 うん。 そのくらいの気分で鶴ヶ島の現場に行った。 それも3回も(!)

 こまかい事は気がむいたときにまた書くつもりなのだが、今はこの欅の「材」としての活用のことで頭が一杯になっている。 尺〜2尺長の丸太状態にしたものが12本。 根株としてかなり小ぶりのもの(それでも直径50cmはある)を縦に2つ割したものが1対。 この積載材の重量でエスティマのサスが、毎度の事だが、ギリギリにしなった。

 いちばん手頃な細い丸太を、それでも径30cm程度あるか、チェンソーで3つ割りとし、その中央部柾目材をバンドソー15mmブレードで細かく挽いてカンザシ台にする。
 かつ、未乾燥状態からの狂いを嫌って人工乾燥処理を試みる。
 なんせ今回はちゃんと注文を受けての作例になるので、いつものように暢気な自然乾燥を待っていられる状況と違うのだ むふっ(笑)。

手軽な人工乾燥といえば電子レンジだ。
 最初はいつものようにレンジ500wで5分間の加熱・送風冷却の繰り返しを試みる。 ただし、あまり大量に一括処理をすると中心部で材に焦げが入ることがあるし、容易に炭をつくることもできてしまうので適当なころあいを見つけるのが季節と材ごとの課題になる。
 案の定、最初の挽き割り材(1.5cm角20cm長)では大量の炭を作ってしまった。
 このときは何を間違えたものか、加熱前と加熱後の材の重量を計測していたのが飛んでもないデータが残っている。 重量計測のとき、テーブルのどこかに負荷が分散してしまったものらしく、当初717Gだったものが 最初の加熱で 717G→507G→469G→次になんと572G(!) これは一体なんなんだぁ〜
 このときは中心部をすっかりコガしてしまったので再挑戦。 今度は材の挽き割りを4cm角20cm長にして試すことにした。
 3本単位で処理。 加熱単位は500w5分。 休止冷却時間はTV番組の都合でいつものようにいい加減な設定。
 最初の重量は740G→728G→676G(667G:割れが入ってしまったため3時間放置後再計測)→626G→610G→562G→546G→514G→508G
エクセルでグラフにしたらいつもの飽和曲線がえられた。 まあ、このあたりが1つの目途だろう。
 最初に割れが出てきたのは500w5分加熱で内部に発生した膨張エネルギーによるものだ。 3本の素材が揃ってほぼ中心線上の木理に沿った割れを発生しており、かつ、後で挽き割ってみたら中心の裂け目にコゲが見受けられた。
 この割れ・焦げの回避方法は低電力化と短時間加熱・長時間冷却となるわけだが、1年自然乾燥途中の山桜での経験と今回のグリーンフレッシュな欅での経験は余り通じ合うデータにはならなかった。 まあ、たまにこういう悪戯をしてみるのも悪くはないだろう。

keyaki  
 コゲた欅でカンザシ台を1つ挽いてみた。 繊維が脆くなっているので霧吹きで加水しながらガウジをあてる。 3〜2mm径の軸にサンディングをするとき粉塵防止のためにオレンジオイルを吹き掛けてみた。 まあまあ我慢できる仕上がりになりそうだ。 柿渋は明日、暇をみて塗っておこう。

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