2008年5月 9日 (金)

入間の5月は

3月に伐倒した杉の後始末の確認に入間の八幡神社宮司さん宅を再訪したのが昨日の木曜。

  いつものとおりの「木」曜日だから、ついでに緑の森博物館の事務所も訪問。

 顔見知りの気安さから、ツリークライミングの有料イベント開催について事務所の職員にそれとなく段取り手順などを打診してみるつもりだったのだが、なんとも指定管理者のかなり偉い人が偶然に事務所に来ているタイミングでの訪問になってしまった。
 生来のおっちょこちょいを自認している自分だが、まさかTCJのカタログも自分の名刺も何も持たずにいきなし偉い人とサシで話しをすることになろうとは思ってなかったんで、ちょっくらシドロモドロの説明になっちまった。 
 正直、後から考えれば失敗のカタマリ。 今でもまだ自己嫌悪気味だけど、概要、意味は通じたんぢゃないかと思っている。 

 展望広場には名物の榎の巨木(?)があるのだが、あの根元周りをロープで囲ってオオムラサキ蝶の繁殖に資する活きた展示になっていることは、この博物館のおおきな存在理由でもあるとの事。

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 いきなりその木に子供たちを登らせろという話しを持ち込んでしまった形になっているのだが・・・(汗) まあ、去年もこの博物館主催の里山伐採体験の講師を承ってきた経緯があるので、多少の欠礼には寛容に応対していただけている様子だった。

 少なくとも、イベントそれ自体に否定的なスタンスで博物館を運用しているわけではないので、後日、県担当部局と相談の上で連絡をくれるとか。 
 埼玉県ではTCJとは別の団体がクライミングイベントを行っている実例があるので、もしかしたらその関係もあるかな・・・ なんて事が頭の隅っこをチロっとかすめたりした。

 実例として紹介したイベントは自分が実際にスタッフ参加して実情を知っている公園での事例2件。 オリセンや日比谷公園でのイベントについては触れなかったけれど、もしホントウに確認作業をしてくれるのであればおのずと明らかになる部分もあるだろう。
 まあ、県の意向を確認してから という段取りなら、答えはノーって感触で理解しておくのが常識かもしんない。

Dscf0027  返す刀で というと語弊があるけれど、宮司さんのヤマでの有料ツリークライミング体験会開催を奥様に相談してみたところ極く明快にOKという返事を貰った。

←写真は宮司さん裏庭のカエデと木蓮の木。 

 ただ、例年だと地域の子供会を通してどんぐりを植える会とか色々なイベントの告知ができていたのだが、今年は宮司さんの健康状況が思わしくないので、別途告知の工夫が必要になるとのこと。

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 このフィールドの下見にTCJのスタッフを呼ぶにせよ、もう少し危険杉の伐採を進めておく必要があるかもしれない。

←写真は宮司さん裏庭のコナラの木。 

 んな訳で、って、どこにも繋がらない接続詞を口にする悪い癖がついてしまってるけど、とにかくそんなわけで、今日は地元川越のOさん墓地上のソロの大枝下ろしのつづきで遊んだ。
 同じ里山清掃ボランティア仲間の宮澤さんが応援してくれているので地上作業をお任せし、私は専ら樹上でのロープ作業に専念。 10時開始してスローラインでのロープセットの格闘なんと2時間! たかだかクライミング用1本とワーク作業用2本なのだが、掛かり方が難しく、なかなかロープやハウススリーブが木の股を通らない・・・・
 やっぱしビッグショットのお世話にならざるを得ない ってのが現状だけど、なるべくはマニュアルスローイングで始末できるようにならんといかんなー。

樹上で使うチェンソーはいつものゼノアG3200の12インチ25APサムライカービングバー仕様。 とにかく始動が確実、軽量、ノーキックバック、切断感覚鋭敏と文句の付けようがない愛機だが、スリングでセットしたアブミがちょっと長すぎてポジション確定にかなりの試行錯誤を繰り返した。
スッタモンダがあって、隣のアカメガシワの枝に掛からせてから下ろすように計算。 ようやく切り下ろしたツルの効いた切断面をもつ大枝は、手で持ったら確実に腰にきそうな重量があった。 これを事前の計算説明どおりに処理ができたので、セッティング中ずっと散々に待たせてしまった宮澤さんも、この結果には十分満足して貰えたような気がする。
 
 地上に置いてじっくりと見れば、シデの名の由来のとおり、神社注連縄でおなじみの紙切り幣のカタチに似たシデの花の房が枝ごとに実に見事に開いている。 あー、自然ってのはこんなにも正直で繊細な面も持っているんだね~。

 夢中になって遊んでいるうちに、農作業で傍までやってきた軽トラの隣接地主の奥様とご挨拶する機会を得た。
 宮さんも一緒に自己紹介。
 お互い、またひとつ人の輪が広がったわけだけれど、歳とってから人の輪が広がるってのは、ホントウにとっても素敵な事なんぢゃないかと思ったりもする。 

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2008年5月 7日 (水)

さて、今日は・・・

何をすべえか・・・と言うか、それとも、何をしないでおくべえか と言うべきだったか。

 優先したい課題はいっぱいあるけれど、入間の杉山の手入れもさることながら、やりかかったOさんの墓地上のソロや、その奥のウロが入った椋の木の始末も、Iさんのヤマの墓地脇残りヒノキの件も気になる。 すべて、今年の台風シーズン前に片付けておきたいものばかり。

 そろそろツリークライミングがかなり自由に出来るようになって、いわゆる「慣れてきた頃」になる。  単独行作業ばかりの日々では、時々自分自身をチェックする機会を意識して作らないと、単なる自分自身の慢心で片付けきれないような大きな問題を見逃すことになるような気がする。 

ほら、昔から言うぢゃんか 自慢高慢バカになる って。

 自営の設計業やってたころには、多層基板にせよFPGAにせよ、自分の設計の良否確認は実機製作で本番勝負するしかないという厳しい世界で胃に潰瘍痕を幾つもつくって喜んでいた・・・訳ぢゃないんだけど、本番勝負ではいつも多額の費用が発生するので、ひとコケ500万なんて事態に備えて会社規模からみれば無理・無茶なシミュレーター投資に励んだものだ。
 そんな無理をして購入した高価なシミュレータが教えてくれるものは、なんともごく簡単なチェックに過ぎないことが多かったような気がする。 
 んな訳で、最近ブログには書かないけれど、機会をみつけて公園でのイベントにスタッフ参加させてもらい、資格取得後のCEUぢゃないけれど、なるべく厳しいチェックを受けるように心がけてみた。 

 目的は バカ化防止・・・ って書いた瞬間、今更手遅れ! って突っ込まれたような殺気が走ったね。  ホントウに誰か言った?

 ま、それはおいといて。

 特に今回感じたのはビレイヤーとしてスタッフ参加する場合の基本的な能力と責任感だった。
 どんなに用具に万全を期し、事前のセッティングを周到に確認しておいても、仕掛けるイベント当日に肝心のスタッフが「ほんの些細な」不注意からその能力を発揮できないようであれば、全ての確信の根拠が崩壊する。
 なぁ~んちって オドロオドロシイ表現をつかっちまったけど、要するに手元作業は基本的にブラインドで行い、目線は常に樹上の客の動きを確認しながら次の行動を予測する ってのは、口で言うほど易しくはない。
 でも、それはイベントに対するツリークライミングジャパンの基本スタンスなんだ って教わって、今更だけど、感心することしきりだった。

 こういうイベントでチェックされる安全への取り組み意識は、自分のソロ作業においても必ず役に立つ形になって反映されてくるんだと思う。
 半導体チップならひとコケ500万で済んだけれど、自分の命とか、与った人様に骨折させちゃう・・・とかいうこと意味の重さから考えれば、そんなものはちっちゃな話しってことになるんだよね。
 
 あー 又しても意味のない長口舌。 

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 とにかく今日は朝からOさんのヤマで写真をとりまくってきた。 目的は作業の組み立て演習。

以下は、それらの写真のうち、ウロの空いた椋の木についてのチェック事項。

Image_muku05    毎度 自分用の記録ばかりおっぴろげて申し訳ないけれど、もしかしたら親切で意地悪などっかの誰かさんが厳しく問題点のチェックを入れてくれるかもしんないし~。

  

 ・・・って、言ってる本人も実はそれほどWEBでの交流だけをアテにしてる訳ぢゃないんだけどね。

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 とりあえず、アンカーを2段階に設定し16m位置でのソロ作業という基本的な枠組みは見えている。

  

  

Image_muku07  もしかしたら里山仲間の誰かがたまたま偶然閑になって見物かたがた応援してくれる というような、これまで同様 なんとも都合のいいシッチュエーションになるかも知んないけれど、それはまたその時の話し。

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2008年5月 6日 (火)

今年もまた巡ってきた季節

♪さくらんぼの実る頃~

 去年だったか一昨年だったか、鳥に狙われるサクランボのガードマンに雇った栗鼠と梟。 今年も頑張ってくれぃ と気合をかけて目玉に黒マーカーペンを入れておいた。

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春先に家内がティッシュペーパーのボンボンでハタハタと叩いた桜の花。

 今年は少し叩きが足りなかったのか、去年より実が少なめになった。  もっと厳しくビシィバシィと叩いておけば・・・ って、そーゆー話しぢゃなくって。

そうは言っても我が家産の貴重なサクランボ。 色づいてくるにしたがって集まる鳥たちの鳴き声が大きくなってくるのがわかる。 焦るよね、あましノンビリまったりしてばかりいると、先に全部鳥さんに食べられちゃう。

 様子をみていたら、鳥さんも案外にだらしなくて、味見でつついて甘さが足りないと・・・思ったかどーかは知らないけれど、突っついただけで捨ててしまっている実が随分いっぱいころがっている。

 うーん。 やっぱ、栗鼠さんと梟さんだけだと間に合わないのかな?

 ならば、これでどーだ。  Dscf0006 

 

ソアリングしている川越のフクロウで3Dに桜の木を囲んでしまふ。

 これで2日ほどはグッドだったんだけど・・・・

いよいよサクランボに赤味が増した段階で家内がとうとう我慢しきれなくなってしまった。

 とにかく、落とされる実のなんとまあ・・・多いこと。

 それでも去年の半分くらいの収穫はあったんだから、豆の代役で餡蜜の中にゴソっと投げ込めるだけのサクランボの実はとれたんだから、 まあ、栗鼠フクロウ混成部隊での見守り成果はOKだったことにしておこうよ。

 餡蜜で思い出した。 サクランボの実る頃というアンニュイなあの唄へのリンク。 今年もまだちゃんと活きていた。

 それがいつの時代の出来事だったか という経緯に関わらぬ、時間を、時代を超えてひとびとの心に響く愛惜とその疼きを唄うシャンソン。 
 ときどき、ゆるくなった涙腺の言い訳に花粉症を装ってみたりする。

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2008年5月 3日 (土)

欽ちゃんの・・・

仮装大賞が元々はNHK紅白歌合戦への対抗番組だったってこと、今日の今日まで知らなかった。

 もしチェンソー仲間のノリで応募してみたらどーなるか・・・なんて、家内といつものバカ話をしているうちに、なんだか妙な気分になっちまうから、自分達のことながら 実に変な夫婦だと言うか、ハタ迷惑な夫婦だと言うか。 

 昔から参加してみたかった欽ちゃん番組だけど、自信が無いのを理由にあんまし先延ばしなかりしていると、そのうちに ア~タの人生 時間切れ♪ って事になっちゃいそうな気がするしぃ~

基本的なアイデアは ですね
 ダンボールで作った丸太とチェンソーで本物のチェンソーアートのMCみたいなノリの解説をつけて3人くらいのカーバーが彫りまくる。
 実はダンボール丸太のカバーをちょこっとずつ取り外してゆく。 
 んでもって、終わりに3つの訳のわかんない彫像が完成する。
 この3つは、合体して1つの羽を広げたイーグル(フクロウでもいいけど)に組みあがる。

 最後のMCでは 力をあわせた人の力と森の保全とを ハイテンションに謳歌する。

う~ん。
 気分だけなら乗ってくれそうな人が幾人も居そうな気がするけど、気楽な隠居の身でまだ現役バリバリの連中を引きずり込むのは 広げよう 迷惑の輪♪ ってなことになりかねない。

何とか優勝を狙えそうな組み立てを考えてから誘ってみるべぇか。 
 結局のところ、一体どーゆー事になるか 責任とれないんだけどねー (^^;

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2008年5月 1日 (木)

し、知らなかった・・・

 昨日の里山定例清掃日の午後の部で、先日(1ヶ月前)切り出した孟宗竹6m材を手で運んで境界柵の修復作業を行った。 折からの暑さもあり、宮さんの応援を貰っていてもたった5本を運ぶだけでかなり体力を消耗した。

 運んだ場所はよく犬の散歩人が縦横無尽に踏み荒らす里山の中の交差点付近。 
 塀用に使える結び紐で、いま手元にあるのはビニール(プラスチック)製の滑りやすい頑丈なもの。  本来は竹を生木に縛り付ける目的には整合しない。
 とりあえずの仮止めということで後日、生木部分については棕櫚縄での結柵方法に置き換えなければならない。

この結柵方法の事なんだけど、これまでずぅっと、簡単に杭にロープを結ぶ方法は徳利結び(クローブ・ヒッチ)で決まりだとばかり思い込んでいた。

 ロープに2つの輪っかをつくって、そのワッかの重なる順番を上下入れ替えるだけという簡単至極な方法なのだが、その結びをロープの端っこに作るか中央に作るか の状況で便利なやり方が変ってくる。
 どちらの方法にせよ、正しく結べたクローブヒッチでは緩み止め処理を併用することが多い。

 んでもって、重みのある竹柵をプラ縄で縛る作業っては、ちょっとしたテンションの隙間にすぐに付けこんで来る縄の緩みとの駆け引きになる。 とにかく やっとこ 5本の竹で境界柵を作ってはみたものの、この方法は今後は変えないといけないなーと 思うことしきり。

 帰宅後、ロープの結びならこのサイトと決めてあるHPにアクセスして、この目的に一番適当と思われる方法を探してみた。

→ http://www.animatedknots.com/

あったよ・・・ コンストリクター結びってのが
 Scoutingのページに → The Constrictor Knot
 写真への直リンクを置いてみたけど、歓迎されても無さそうなので削除しておいた。

 結びについては色々なHPがあるけれど、丁寧さではこのサイトがイチオシね。

ほんの僅かクローブヒッチと違っているだけなんだけど、実際に試してみると、その違いってのはかなり大きい。  名前についている引っ掛けの(ヒッチ)と結びの(ノット)との違いってのは、やっぱしダテぢゃあないんだなー。

 ま、プラ縄使っているから必要になる工夫 って面も無いわけぢゃないんだけど、使っているロープをそれ自身の結びで押さえつけるように設定する考え方が実に面白い。

 あー 知らなかったなー こんな事も。

 このサイトコンテンツはCD化して販売されているので、(来月、年金の余りがでたら)申し込んでみるつもり。

  なんて素敵な贅沢だろー (^^;)

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2008年4月25日 (金)

忘れてた・・・

 おとつい ちゃんとブログを更新したものとばかり思っていたが、ボランティア活動の掲示板に写真をUPしたことでブログ更新完了と勘違いしていた。  いかんなー 最近、勘違いすることが随分増えてしまった。

 23日の水曜、定例の里山清掃日がよい天気だったので、その午後、メンバーのNさんの親戚のヤマの榊の大木の下見にでかけた。 大きな枝を下ろしたいのだと言うことで、伐採というハナシではないから応援するのも気楽だった。

 毛呂山の現地へはNさんに同乗してもらって迷わずに到着。 昼にぶっかけウドンで腹ごしらえをしてからのんびりと検分。 直ぐ傍に祠があって後ろにカヤの大木がある。
 2本の大きな榊(本榊)は背が伸びすぎて後ろのカヤのゴン太枝にアタマがつっかえるという状況になっていた由。
 向かって左の榊は傍の作業小屋の屋根を足がかりにして長い梯子をかけたものらしく、すでにアタマが詰められていた。
 で、右側の榊。
 これも相当に無理をしてギリギリ梯子の届く範囲の枝が落とされている。
 ホントウは下見の目的で訪問したのだが、こういう無理をした形跡のある現場をみると、のんびりまったりしているわけにも行かないという気分になる。
 作業所要時間を2時間とみてNさんの都合を確認。 問題なしという事だったので手鋸での作業を実施することにした。
 祠に2礼2拍手1礼してから榊の木に挨拶。 よく見ると左の榊のてっぺんには大分昔に幹芯を止められた痕らしく、大きなウロができて天に向かって開いていることが見て取れた。

 登る上の問題は何もなく、後ろのカヤの太い枝にSRTシステムをセットし、手製の4m長フリップライン(ランヤード)をぶら下げてイッキに登る。 DRTとちがってSRTでのリダイレクトは難しい。 あ、リダイレクトというのは自分をぶら下げているロープのアンカーポイントを別の場所に増設したり移動したりする作業のこと。
 DRTシステムなら、ランニングエンドを手繰り上げて別のポイントに掛け、2つ目のシステムを組むだけで懸吊り状況を簡単にV字型に修正できる。 SRTでのロープのランニングエンドを有効に活用する方法はまだよく判らない。

Dscf0008  んな訳でフリップラインを使って別のポイントに体を強引に引き寄せ、手ごろな場所にスリングをチョーク掛けして足場にして作業を行う。

 実はこのフリップラインでの作業ポイントの変更が、榊の樹冠の複雑な枝組の中では結構手間取る仕事になってしまう。

 細かいことを抜いても都合4回の掛け直しをしてようやく自分の作業ポジションを確定できた。

 ここまでが30分。

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 実際に全部の枝を落としてしまわず、樹冠部に少しは葉のある枝を残して萌芽状態を確認したかったので地上のNさんに同意を求め・・・っちゅうか、かなり自分勝手に枝を残してしまって全作業を済ませてオープンロープ。

 所要時間は1時間45分前後。 まずまずは思い通りの作業内容となった。
Dscf0013 帰る間際に少し太めの榊の枝を頂戴することにして1尺ほど切り取ったが、艶のあるちょっと赤色かかった樹皮が印象的。 

 とにかく神のヨリシロである榊の枝なんだから何かにつくって飾っておけば、いつかよい事が起きるかもしれないぢゃん♪

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Nさんに撮って貰った写真で、どれだけ立派な榊の木だったかわかる。

 あれ? よく見たら、この一連の写真に写っている枝の切り口、これは私の仕事ぢゃないからね。 Nさんの親戚が無理な梯子作業でようやく切った枝の痕だと思うけれど、かなり無理して作業してるなー と改めて思う。 私だって梯子で木に登って鋸つかうってのは怖くてできないし。

 記念にブログに残しておこう・・・ って言っても、ヒトの山の木のハナシなんだけどね(笑)

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2008年4月21日 (月)

安曇野、二度あることは・・・?

安曇野といえば去年の長峰山チェンソー大会の記憶があるけど、昨年の大会は前日の篠衝く雨の中の設営が思い出に鮮やか。
 その冷たい雨の夜のテント泊りがあっただけに、明けた大会当日の見事な快晴の空、初冠雪の穂高、陽光に払われ薄れゆく雲海の底に眠る安曇野市の美し過ぎる情景記憶がある。

そして今回、安曇野チェンソー学校開校前日の4月18日(金)、同じような篠衝く雨の中で材料の松の木丸太を常念岳麓の土場から積み出し、安曇野平野を横切り2往復して長峰山に運び込む作業を雨に濡れながら行った翌日は・・・Dscf0004

昨年の大会と同じくまたしても好天気に恵まれたのだった♪


 うーん、2度あることは3度あるっていうけど、こーゆー事で変なジンクスを抱えたくはないなー

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ま、最悪は3悪爺が揃って自腹切って材料代かぶってしまうことになっても構わない程度の覚悟は決めてあった。

Dscf0022  だから、年間通して講習料を払い込んだ生徒さんが後期を含めて6名も居た事を知って、ちょっとはホッとしたりしたよね。

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 自己紹介を終え早速の救急講習、続いて販売店さんが教えるチェンソーの基本、目立ての方法など、第一日目午前の時間割はタイムテーブルに計画したとおり順調に終了。
まったりとした昼食の後から少し太めの松の木丸太を相手に伴フクロウ(民話風の味付け)の講習がはじまった。

 ま、とにかくこの調子で書いていたら明日になっても記事を書ききれないくらい面白い事が一杯♪、楽しい出会いがまたまた一杯♪ の安曇野学校の第一回が無事に終了し、次回に向けて好発進をきった。

詳細は多分、伴さん餐場さんのHPかブログで紹介されると思う。

 あたしゃ遊びまくって疲れ果てた体での帰路、小諸の餐場さん駐車場に置かせてもらってあったエスティマのタイヤが実は太いビスを踏んでパンクしていた・・・というJAF騒ぎまで楽しんでしまったので、暫くはちょっと立ち直れないかなー なんて思ってた。
ま、たまにはシオラシクそんな殊勝な思いに首までドップリ漬かることだってあるんだよね・・・・
 不幸中の幸いってか、駐車しておいたのが餐場さんの所でおもいきり助かったけれど、保険会社の相談窓口の若い男の使う日本語がまったく意味不明で爆発寸前になってしまったことも今日のブログには書いておこう。
だいたい何だい? あの、「~してもらっていいですかぁ~」って言葉。 してあげるのは嫌だ とおもったら イヤです~っ! って答えていいってことなの? レッカーする場所はどこですか? って、どーゆー意味さ? レッカーするのは道路の上に決まっているぢゃないか。

ま、それはそれとして、とにかく今回は3日間連荘の肉体労働で疲れが膝に来てしまった。
 考えてみたら普段は1日遊んだら1日は休むようないい加減な体の使い方をしてきていたんで・・・ やっぱし歳には勝てないのかなーなんて餐場さんの前で弱音を吐いたりしたけどね。

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無事帰宅してかあちゃんの顔をみて一晩明けた今朝にはしっかり元気回復(^^)なんかしちゃったり~♪ して、早速安曇野の松で彫った少女像の訂正と墓地の桜追加大枝おろしで今日も一日遊びまくり。

まあ、彫刻ってのはやればやるほど下手になる時期ってのもあるんだよねー  そういう時期ってのは、ちょっと辛いなぁ~

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でもさ、こどもの頃以来忘れていたけれど、自分の事にかまけていられる時間って、こんなに楽しかったんだよね。

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2008年4月17日 (木)

ヤマに置いて来た道具・・・

って、要するに昨年冬の説明場に置き忘れ、冬期閉山で探しにいけなくなっていた・・・ という情けない事情のあった道具。
 15日に餐場さんの運転で安曇野へスクール直前の諸事項確認目的で訪問したとき、行きがけに長峰山へ回っていただき、無事に木の根元の枯葉の下に見つけることができた。

モノはポートアラップ。 外人さん流の発音だとポータラップ。 なんのこっちゃ?という向きに手短に説明しようとすると・・・ あー・・・ うー・・ どーしても短くなんなひ(涙)

基本的に、ヤマでロープを使って重量物を吊り降ろすとき、その降下速度やら停止やらを操作する原理は摩擦(フリクション)ってことになるんだけれど、通常は手近な木の幹にロープを巻きつけて荷重先端(ワーキングエンド)の様子をみながら手元のロープ端(ランニングエンド)にかけるテンションで吊り下ろしの手加減をする。
 これが実は結構経験を必要とする部分があって、樹種によって大きく異なる幹肌の摩擦効果と荷重やロープの質との関係で色々と迷ったりする事が多い。
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 でっ

ようやくポータラップの出番ってことになるんだけど、これは金属の筒に奇妙な金具を熔接したもので、これを樹の根元にフーピーとかルーピーとか呼ばれるアンカー用に特化したロープ環をつかって固定し、吊り下げ用ロープをこの金属の筒に巻きつけ、安定に発生する摩擦を利用しようという道具。

 実物はこんな感じ。 フーピー/ルーピーは下の緑色のロープのように樹の根元に巻き結びで安定につないでおく。

荷重は上の赤白黒ダンダラ模様のロープの上の先っちょでシャックルなどを介して吊り下がる。  逆に重量物を吊り上げる場合にも、これを安全用具として利用することがある。
 荷重用のロープの上方とポータラップとの間に人間の力を倍力化する複合滑車をセットし、滑車の効果を使って荷重ロープを引き下ろしては、その結果で緩んだ分をこのポータに引き巻きつけ吸収させ、不測のイザという事態での落下事故に備えながら、重量物を吊り上げるってわけ。
 上の説明で「滑車をセット」するって書いたけど、これは6コイルプルーシック(ジックと呼ぶ人もいるけれど、私はDVDの中の説明のとおりシックと言ってる。 同じことなので余り気にしないけど)を荷重用ロープに巻いてカラビナなどで滑車を繋ぐことを意味する。

 まあ、ほかにも色んなやり方がある訳だけれど、ポータラップが全荷重を引き受けたときには上の説明のプルーシック結節が簡単に移動できるようになるので、滑車荷重を緩め結合点を移動してどんどん牽引長を継ぎ足すことができる点が実に便利。
 だから、ポータと滑車とプルーシックはいつも組み合わせて使うことになる。

あ、この図解をしたやつ、今年の初めにこのブログにUPしてあったの、忘れてた・・・

 まぁったく毎度の老人呆けで ここまで判りにくい説明を苦労して読んでくださった皆様(←そんな人居るのかどうか ^^? )しゅまんこってす。

ヤマに置いて来た期間、ずっと昔ながらの樹の幹摩擦を使って居た訳で、そういう意味では不便な作業を続けてきたってことになる。

それにしても長峰山。
 枯葉の下に、よくぞこのポータを残しておいてくれました~♪
  ほとんど諦めかけていたんだけれど、ありがとう!
    つぎ込んだ年金がちょっとだけ、戻ってきた(笑)

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2008年4月13日 (日)

定格逓減率

大昔、と言っても、まだ恐竜がその辺りを闊歩していたころ とまでは遡らない程度の昔、専攻が重電系でありながら専門の本道を踏み外し、NFB理論の延長線上のはなしで家電系の企業にお世話になった事があった。
 その会社で、製品設計にあたって 時代の新常識として「MTBF」なる言葉がしきりに議論された時代があった。  たしか、単位はフィットFIT。 
 つまり、平均故障間時間 MeanTimeBetweenFailure=MTBF で MTBF = 稼働時間の総和 / 故障回数だった。
 FITっちゅうのは確か10億時間に1発故障するような部品の信頼性を1フィットとする ってのが定義だったよーな記憶があるけど、・・・細かいことはみな忘れてたことを忘れて思いつくままにKB叩いていたら、どんどんつまんない話の展開になってしまった(汗)

 ただ覚えているのは、例えば1ワット定格の抵抗器に1ワットの電力を食わせる設計をしたら上司からぶん殴られるか 昼食の食堂で工程の女の子たちからクスクス笑いをされちまう・・・ という程度のこと。
 信頼性とか安全率とかいうのは全て確率の世界の話、つまり空想世界の話なんだけど、それが現実に適用されると色々な実体を持つようになる。
 就職したてで独りっきり、いきなり当時の最先端、日本橋室町に設置されてたIBM360-J75でモンテカルロなどの確率計算をFortranIV(!)で組むような、仕事を任されたりもした。 これも全ては製品品質の向上のため。 
 無論、部品はその製法によって性格が違うから、なんでもかんでも逓減して使えば信頼性が上がるかというと、逆に却って問題を起こしてしまうコンデンサーのようなものもある。
 当時は国産のTVの寿命がやたらに長くなって売り上げが伸び悩み、過剰品質論なども取りざたされ、全商品の信頼性設計を見直すという動きもあった。
 だが、印象に残っているのは、そうした見直しの結果、MTBFを厳密に計算した新規設計の製品が世に出たとたんに故障修理の大波が押し寄せ、ラインが稼動できなくなりそうになってしまうという結末もあったってこと。

  あ、これはオイラの仕事とは無関係、別の事業部でおきた事の事例研究でのハナシだかんね。 誤解しないよー そこんとこ、よろしく。

って、なんでこんな事を書いているかってえと、今日は雨だから。  本当につまんない話に付き合って貰って、つくづく、申し訳ない ・・・って、これも毎度の事だけどねー。

やる事がないんで、ロープワークの本をバラパラと読んだりネットでペッツルのアセンダーの定格などをチェックしていたのだが、 やはりこのロープの世界でも定格逓減という考えはついてまわっていることに目線が行ってしまった。
 たとえばプーリー(滑車)でロープを曲げるとき、滑車の直径が使用ロープ径の4倍(BendRatio=4)あることを前提にするというルールを教えているテキストがあるが、強く制止されているのはBendRatioが3以下になるような用法。  
 細かいことを言えば、ロープにアイをスプライスした時とか、モヤイ結びをした時とか、堅結びをした時とかでロープの強度計算はそれぞれ10%、40%、50%を逓減して考えることになっているが、破断強度の10%を運用負荷限界(WLL)として考えるようにすれば基本的に大きく間違えることはないということになりそうだ。 
 つまり、面倒な細かいハナシにこだわって強度を10%減らして評価するんぢゃなく、10%程度の負荷で使うようにする。

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現実のロープの破断は、アイの場所や結びやヒッチなどで起きることは先ず無く、殆ど全てがロープが切れかけたまま使われていたとか、熱変形が発生するような使い方をしたとかの理由が契機となって起きるもんだそうだ。

ま、実際の木登りはアタマで登る部分も相当にあるから、たまに理屈を勉強するのも悪くはないかもしんない。

 あまり定格逓減ばかりを勉強しても、実際の問題に対応する能力が向上するとは限らないってことだけ ちゃんと覚悟しておけばいい訳だし。
 本当に難しいのは、そういう計算の話なんかぢゃなくて、現実に目の前にあるロープの寿命をちゃんと見極め、財布の事情に影響されずちゃんと対応することなんだし。

 写真の中のアイを組んだロープのキレッパシは暇つぶしの掃除で見つけた半年前の最初のスプライス練習結果。
 この頃に比べれば大分腕が上がったよーな気がするけど、下手に木に登るより体力を消耗する作業であることは間違いない。
 今日の午後は、久しぶりにスプライシングで汗を流してみようか・・・ (汗)

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2008年4月11日 (金)

墓地ボランティア

川越のIさんのヤマで作業をしているうちに言葉を交わすようになった大規模墓地の管理人さんの頼みで、車で10分ほど離れた別の霊園で桜の大枝を切ることになっていた。
 依頼されたのは随分前なのだが、一度現地を訪問したとき、隣接地主さんの許諾を得ているか否かの確認があやふやだったのでお断りした経緯がある。
(文言一部補筆 08.4.12)
 今日、ようやく晴れたのでIさんのヤマでまた伐採処理をやっつけべえ と思って出かけたら、件(くだん)の管理人さん代理が手招きしながら駆け寄ってきた。 何事かと思って運転席の窓を開けたら、いままでどこ行ってたの、ずっと探していたんだYOとの事。
 ハナシを聞けばなるほど、花が終わった山桜は桜の実をつけるのだが、その実が未熟なままに墓石の上に落ちて時間がたつと石材にシミ痕を深く残してふき取れなくなってしまうのだそうだ。
 だから一日でも早く承諾を得た樹の枝を下ろして欲しいとのこと。
 合点がいったのでIさんヤマの伐採は延期して、すぐに別ロケーションにある霊園に向かった。

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 問題の桜は墓地の奥のほうにあって、思い切り墓地側に枝を伸ばしている。 桜にしてみれば陽のあたるほうに枝を伸ばして生きるアタリマエの生存方法、それが不都合だという事情で根元から伐られてしまう ってのはちょと辛いよね。

今回は時間をまったりとかけていられない事情なので、下ろす枝の数に応じてロープの数がやたらに増える。

困るのは、全部同じ白いクレモナ・ビニロンSの12mm3つ打ちロープばかりなので区別がつきにくくなるということ。 それと、自分のクライミングロープとからがってしまうと始末に負えない事態に陥りかねない。

 丁寧にお祭り騒ぎにならんよーに注意はするのだが、できるかぎり頻繁に登高・降下を繰り返してロープの整理整頓をくりかえすのが良策。

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そうは言いながら、これだけのロープですからねー ・・・

なんでこんなにロープが増えているかってえと、下ろす枝の元とアタマとの2箇所を吊り上げているから。

 決して桜の樹に亀甲縛りを仕掛けた・・・ 訳ではないんで、そこんとこ誤解のないよーにお願いしますね。

 とにかくアレヤコレヤ手鋸で処理して最後に地上で整理したら こんな具合になった。

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でもって、肝心の桜の樹はどーなったかってえと・・・ 

 

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一番最初の写真と比べると、大分風通しが良くなったように思うんだけど、 墓石の上に落ちる山桜のサクランボという事を考えると、これでは不十分なのかなぁ~ (--? と却って悩みが深くなってしまう。

この時期にあんまり大きく枝を切ると、しまいには樹が死んでしまうんぢゃないか。

悩んでいるうちに5時過ぎになったので撤収。

 撤収前の反省時間の間にふと気がついたのだが、オオタカに追われたキジバトが羽音を異様に高くたてながら墓地脇の林の中を低く飛んでいた。

 その上の松の梢あたりを、ハンターのオオタカが上空を制圧しながら余裕で追い込んできている。

羽音たかく林床すれすれにキジバトが逃げ込む。 オオタカが先回りして林の中に突入する。

 あー 嫌なものを見てしまった・・・ と、やはり正直に、そう思った。

 知った被りにそれが自然の掟だなんて、口にしたくもないやね。

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 CODIT流の切断はまだやってないし、癒合剤塗布もまだやってない。

 とりあえずの所、これで今日はオシマイにした。 あとは又、墓地管理人さんの考えを聞いてからのこと。

 

 ところで、枝下ろしを上から見るとこうなるという写真を撮っておいた。

 ちょっとだけ だけど、みて見る~(^^?

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信じるかどうか知らないけれど、樹って本当はとても饒舌なんだよ。

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2008年4月 7日 (月)

相模原公園イベント

先週の土日曜、ツリークライミングジャパンの体験イベントにスタッフ参加。 相模原公園での会場設営と撤収を勉強させてもらった。
 おりから公園を埋め尽くす満開の桜模様。 イベント当日の日曜は時折の風にのって散り来る桜の花吹雪のなか、親子づれのツリークライミング参加者へのサポートの基本を教わり、やはりこのグループに参加して良かったと実感した。

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 イベント当日に印象に残ったポイントは初めてのツリークライミングに挑戦する人へのこころくばり。   聞いていて、おさえるべきポイントとその順番とに磨かれた経験の裏打ちを感じた。  なるほど、こういう言い方があるんだと驚いたことの数々。
 前日の下見段階から検討を重ねた安全確保の確認も納得できた大きなポイントの1つ。

 自分ひとりで登るのであれば何と言うことのないアンカー設定も、イベントでの設営では必ず上からの視点で設定し確認する つまり倍以上の手間を惜しまない。
 その為に前日から下見を行い、体験者用のロープのアンカーポイントとそのサポートをするスタッフ用のロープの位置を検討する作業 などを含めれば、実際にかけている手間は倍以上というレベルではなく、4倍以上と評価し直しておかにゃ~ならんかも知んない。

 なるほど、だから日本で5万人以上のツリークライミングイベントを行いながら軽い擦り傷以上の怪我はゼロ!という実績を残すことができたのだろう。
 むろん、手間を掛けた・・という単純な論理だけから導かれるような実績ではなく、あくまでスタッフのココロの中に安全への強い意志が組み込まれているからこそ得られる実績なんだと思う。
 実をいうと、自分がお客さんとして参加したときの視点と、スタッフとして参加した時の視点とに大きな落差があることに気づき目からウロコが何枚も落ちたような気がしている。

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 人様のお子さんを預かり、地上10mを超える木の上に遊ばせるイベントを仕掛けるということは、机上の理屈やアタマで考える程度に生易しいものではない事も実感。

 実際の経験を通してしか把握できない人さまざまの心理の実例や、ロープワークの上におきる力学の応用変化の経験を積み重ねることでしか担保できないのが安全というものだった。

Dscf0011  それら全ての基礎に、成功体験としての、樹に抱かれる素晴らしさを、多くの人々に伝えたいという強い意志があるってわけだよね。  

なんでこんな抽象的な事をくどくど言っているかというと、今という、里山や森にかかわるイベントを仕掛ける団体グループがどんどん増えている時代、このような安全に関する配慮に欠けた(或いは、その意味を)理解していない「オトナ」が多く混じってきているような気がするから。
 引退後の市民参加活動の平場にも前職のプライドを持ち込むような人たちとは常に一定の距離を置いておきたい。 必要なのはプライドではなく愛なんだと思うからね。

P.S

 最初は怖がるような事を言っていた初体験のお子さんたちが、すぐにロープに慣れ、空中回転(コウモリさん)をキャッキャとたのしみ、ツリーボートの上に幾度も繰り返し登高し乗り移り、途中、姉妹仲良く声を掛け合う景色は、還暦過ぎでありながらいまだ孫に恵まれない身にとって、かなり感動的で眩しいものだった。
 素敵でかわいい写真は撮ってあるのだけれど、事前に了承を得ていたわけではないので、個人的にその写真を利用することは憚られる。 
 んだからして、そのお子さんたちの笑顔は、いつもの私流に、チェンソー彫刻で表現するつもり。 来週は安曇野スクール開校予定だし(^^) 楽しみの種はこれからもいっぱい蒔いていくつもりなので、そこんとこ、よろしくっ!(←汗)

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2008年4月 3日 (木)

木挽作業

今日は木曜。

 木曜・木の曜日って、考えてみれば今日は木の日みたいなもんだ・・・って、だんだんオヤジギャグのこじ付けが荒っぽくなってきた(笑)

木挽き遊びの原点の板挽き。 3月はじめ、墓地脇で伐採した桧を板挽きしたのだが、地主さんと顔見知りの大工という方が現場にやってきて趣味の手鉋でこれをテーブルに作るという話だったので少し厚めに挽いた板を桟積みしておいた。
 今日、その積んだ材がなくなっていたので、打ち合わせどおりに鉋加工に持っていったものと勝手に了解。 

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 まだ余っている丸太の太めのものを3本、ハスク264xp・アラスカンMkIIIで再び板挽き在庫を作り足した。

今回の厚さは7cm <+/- 1cm>(← ^^;)
 前回は基準面が気持ちよじれ気味だったので、今回は市販の板材の残りを持参して基準面にした。

途中、ハスク264の調子が狂ってエンストを繰り返す。 なんとかキャブレターのLとTの調整で誤魔化そうとしたのだが、息をつくような脈のある回転数の波と、エンスト後の始動不良にかなり悩まされた。 だが、この264を入手したころ、エンジンの始動をするだけで結構体力を使ったような記憶がある。 60を過ぎてから随分と筋トレの成果があがったものだと感心することしきり。

 もし、作り置いた材を持ち去ったのが約束した大工氏でなく不心得別人の仕業であったなら・・・ と心配になり、挽き割った板の木口に地主のIさんの名をマジックで書き込んでおいた。 無論、帰路途上でIさんの家に立ち寄り、一言挨拶をして状況を説明。
 一部根元近くの腐れのはいった40cm径短コロを挽いて10cm厚の正方形の板にしたものを2枚持ち帰り、懲りないグリーンウッドターニング。

 多少乾燥の進んだ桧の板は欅やソロと違って軽くて柔らかい。 挽くのもやたらに簡単だったが逆目での毛羽立ちと年輪間組織の挫屈が目立つ。 刃物の研ぎを改めて修正する。 
 今回の器は捏ね鉢もどき。 狙いはグリーンウッドターニングで桧や杉を挽いたときのPEG1000含浸の効果実験。 とりあへずは80cc塗布し、90mmリングフェースプレートで旋盤に取り付けたままゆっくり回転させ乾燥させてみた。

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写真は大騒ぎして掃除したあとの状態。 今回の桧のターニングで、切削屑が部屋中に溢れ、透明70Lゴミ袋2本が満杯になった。

さて、これが乾燥実験でどれだけ歪むか。

楽しみというか、不安というか。 ま、やってみなくちゃわかんないってことなんだよね・・・・

ところで今日の板挽きと、こね鉢挽きと、いったいどちらが本来の木挽きなんだろう(笑)

あんまし虚しいことは考えないほうが善いだろうけど、木挽屋ってタイトルを自分で担いでいるもんで、ちょっとだけ考えることがあるんだよね。

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2008年4月 1日 (火)

明日の木登りの下見(補追)

 花の咲くときゃ風が吹くとはよく言ったものだ。 今日は桜の花を吹き飛ばすほどの強い風の一日だった。  昼ごろむっくり出かけ、中断していたOさんの竹藪址で今月処理するつもりの椋の木の下見。 あ~、これって、ムっくりおきてムクの木ってえ駄洒落だからね。  そこんとこ、よろしく(^^;

今日みたいな日に高い木に登るときっと酔って二日酔いになるんぢゃないか・・・そう思えるほどに梢がゆれていてちょっと焦った。 明日は風も治まるらしいので、とりあえず、墓石にかかっているソロの大枝の処理、第一段階ロープ掛けの下見をしてきた。

Dscf0027 大きな幹が2つに別れ、それぞれの幹が2つの大枝で構成されている という判り易い樹だが、問題なのは真下にある墓石。

 幸い後ろに背の高い桧があるので、そこにトップアンカーをセットし、チョークしたクリップ点を桧の上のトップ点に吊っておく。 このロープの終端は最後に緩めるので、桧の幹にフリクションラップをかけてから半固定しておく。

 切断点はこれまで同様のロープ掛けの予定。
 つまり、切り離す枝の元にクローブヒッチ&ボーラインで12mmクレモナをかける。
 その切断点直下の幹側にスリング・シャックルを設定。 そのシャックルを中継しフリクションラップをまわして固定端のスリングにシャックルをセットしビレイをかける。

 設定終了後にオンロープ。 切断終了後、オープンロープしてからボトムアンカー側のロープを緩め、切り放した枝をできるだけ垂直に立てる。 クリップ点が十分に高くないと枝がお辞儀をしてしまうので墓石に触れないよう、ボトム点を牽引できるように5倍力フィドラを用意しておく。

大騒ぎしたあげくに2つの幹の片側を処理しただけで終わってしまいそうな一日。

 さあ、具体的にはどんな展開になるんだろう。

樹ってのはひとつとして同じ条件の樹はないからねー。 登ってみて見込み違いの腐れをみつけたり、色々な事情にでっくわす。
 臨機応変の月光仮面♪  な~んちって。

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2008年3月31日 (月)

コーヒーカップ?

ソロの1年乾燥材で粗挽いた器に木固めエースを含浸させてから5日が経過した。

 ようやく匂いが気にならなくなったので仕上げ挽きをしてみた。

Solo104mm

壁の厚さは中央部で1.04mm、縁では0.8mm。 正直、これではコーヒーを呑む時にヒゲも剃れてしまいそう(笑)

底の厚さは5mm。 もっと薄くしても良いかもしれない。

これで実際に使って色々と苛めて酷使に耐えれば、そろそろ「作品」づくり という段階に入ってもよさそうな気がしてくる。

八王子の須田さんがその一部を執筆した本格木工本が出版されたという事をテックさんのHPで知った。  夢工房のHPで、その辺りの機微が紹介されている。

  「手作り木工大図鑑」 ¥6,900円

 う~ん、どうすべえか。 買ってもあまり読んでいる閑ないし・・・ 積んでおくだけにしてはちょっと高めの価格設定だし(汗) でも、須田さんが書いた記事が載っているんだから、持っていないと仲間の仁義に外れそうだって事もあるわなぁ~。

 月曜だというのに、なんともプチで優雅(?)な悩みを楽しんでいたりする (^o^)

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2008年3月28日 (金)

ようやく一区切り

長いこと借用していた少し広目の家庭菜園、地主さんの相続・物納・競売という筋で使用貸借の関係を清算することになり、白菜大根葱類を全て処分、ビニール撤去して耕運機を引き揚げてきた。

 結構な作業量だったけれど、約束の締め切りが迫っていたので已むを得ない連日の畑。 同じ事情の畑仲間もやってきていて、久しぶりに見る顔と交わす挨拶にあまり力が入らない。  ま、最初からそういう約束なのだからしょうがないのだが、やっぱし丁寧に石を拾い整理して天地返しまでやった畑には若干の思い出が残る。

 すこしずつ買い足したトンネル用のアーチとか、ビニール被覆のイボ竹とか が、かなりの量になっていて車1回で積みきれなかったのには参ってしまった。 
 今年の大根は「おふくろ」一本やり。 農薬も何もやらんかった割りにはよく育ち、大きいものでは75cm高のテーブルに首を寄りかからせるほどの長さ。 太さも自分の太股より太い。  ためしに畑で切ってみたら、スも入らずシミもなく、奇麗な出来だったのには感動したね。

 でも、こんな大根は人間の一人二人三人四人程度ではとても食べきれない。 大根干しにも限界があるし、だいたい我が家で大根を育てるってのは大根の花を咲かせる楽しみもあってのことだったからねー。

 そんな三浦大根のをぶっといのをごろごろ抜いて積み上げ、畑主の親戚のオヤジさんのトラクターに御願いして穴に埋めてもらう。 疲れ果てているから特に感慨なんてないんだけど、ま、約束の期日を無事に守れたという満足感だけがのこったような気がする。

 またどっかに畑を借りるかな・・・ それとも、暫くは木登りと伐採、木工旋盤、チェンソーアートだけに絞ってみるか って、これだけで4項目もあるぢゃん(^^; いままでの見方では 「木」にかかる趣味だから全部で1つなんだ って事しか考えていなかったけどなー

やっぱし、歳には敵わない。 少しずつ身辺も整理していかなきゃなんないんだろうな~。

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2008年3月26日 (水)

ソロの器

昨日はココログのメンテナンス日で投稿しそびれたが、旋盤で挽いた乾燥ソロの器の、木固めエース染みの面白さに暫く興じた日だった。

 今回は余り手抜きをせず、チャックにプラスチックの15mm厚俎板を挽いて作った切り欠け付のリングをかませ、高台も丁寧に保護して挽いたものなんだけど、壁が薄くなるにつれてガウジが立てる切削音が金属的になってくるのは俎板クッションが入った事とは無関係のことらしい。 

 普段はチャッキング部分を異様に高くとっておき、仕上げ研磨後に高台の下を削り取ってしまうやりかたをしているのだけれど、削り取る部分があまりに多いので無駄になっている2x4材を接着し台をかさ上げしてから木取りをしてみたりもするけど・・・。  高台の下面は単に削っただけの仕上げになっちまうことが多いので、やっぱしケースバイケースでテクを使い分けできないとなー。

 今回は俎板製の柔らかチャックでこの無駄を避けてみた・・・って、この世界では何を今更? のはなしだけど。

 シューシューと静かな回転音を楽しみながら薄いキシメン状の鉋屑を削っているときは、これで十分以上に薄い器を挽いたと思ってしまうのだが、仕上げてからじっくり眺めるとまだまだイケルというか、まだまだイケテナイというか(笑)。

 まあ、本当に鏡面の磨きができ、平気で2mm以下の薄い器を仕立てられるようになったら旋盤仲間でもそ~こそこのデカイ面ができるようになるのかもしれない。

 しかし、今の段階では木固め樹脂の含浸過程でうまれる木肌の薄茶色の濃淡模様の理由を面白がっているところ。  そのうちいつかは作家先生にでもなってやろうか なんていう危険な企みの先はかな~り 長いなぁ(汗)

 なんでそんなに薄い器作りにこだわるのかってえと・・・ 夢工房の佐野オーナーが器の価値のメジャーの1つが器の薄さにあるような事を言っておられたから という事情もあるんだけれど、実はもうひとつの理由があるんだよね。

 高い「木固めエース」は材が吸い込む限り吸い込ませるというのが使い方の基本。 薄く挽かないと、それだけ高い素材の使用量が増える・・・

 なんだか醒めたような事を言ったかもしれないけれど、そういうスノッブな理由だけで器を挽くことは、本当は無いんだよね(笑)

写真が無くてさびしかったので、28日のリョウブの器を補追しておいた。 木取りをすこし斜めに、木肌と蕊とにかけてのグラデーションを強調したもの。

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 木固めエース含浸。 この後で仕上げ研磨とクリア塗装をかけるつもり。 かなり品のよい模様になっている。

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2008年3月23日 (日)

入間の杉始末

 今日は春のお彼岸の日曜日。 色々と予定外の作業が入り延び延びになっていた入間の